【5/17開催レポート】理想のローカル・ライフを叶えるためのお金と暮らしのデザイン戦略|アクサ生命×2拠点・移住ライフ大学
目次
「自分にあった二拠点生活・移住先が分からない…」
「知らないだけで、もっと自分にぴったりなまちがあるのでは…」
そんな方には「住みたいまち検索」がおすすめ!
政府機関が発表する中立・公平なデータをもとに、
全国1,741すべての自治体から
本当にぴったりなまちが探せるのは、
二拠点・移住ライフ大学の「住みたいまち検索」だけです。
「移住したい」を諦めない。お金から始まる、もうひとつの暮らしの設計図
─ アクサ生命×2拠点・移住ライフ大学|泰生ポーチFRONT 開催レポート(2026年5月17日)
日曜の昼下がり、横浜・関内の泰生ポーチFRONTに、二拠点生活や移住を「いつかやりたい」と考える人たちが集まりました。
会場の入り口で配られた資料には、「失敗しない移住のお金のルール」「資産形成術」といった、夢を語る前にまず数字と向き合うキーワードが並びます。情緒や憧れではなく、現実的なお金の設計から「もうひとつの暮らし」をどう手に入れるか。それが、この日のテーマでした。
主催はアクサ生命保険。集客と運営を担うのは、二拠点・移住ライフ大学を運営する株式会社地域創発機構。会場提供は、横浜の関内・関外エリアでまちづくりを担うNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボです。生命保険会社、移住メディア、地域コミュニティが手を組んだ、少し珍しい組み合わせ。その意味は、2時間の会のなかで自然と浮かび上がってきました。
開催概要
| 項目 | 内容 |
| タイトル | 「移住したい」を諦めない!理想のローカル・ライフを叶えるためのお金と暮らしのデザイン戦略 |
| 日時 | 2026年5月17日(日)14:00〜16:00 |
| 会場 | 泰生ポーチFRONT(横浜市中区相生町2-52) |
| 主催 | アクサ生命保険株式会社 |
| 集客・運営 | 株式会社地域創発機構(2拠点・移住ライフ大学) |
| 協力 | NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ |
第1部|失敗しない移住のお金のルール(仲西 康至 氏)

最初に登壇したのは、国内初の移住専門ファイナンシャルプランナーとして知られる仲西康至さん。一般社団法人移る夢の代表であり、北海道と大阪の二拠点で暮らしながら、約18年間で2,500組以上の移住・二拠点居住の相談に伴走してきた、文字通り「移住×お金」の第一人者です。
仲西さんが冒頭で強調したのは、シンプルな前提でした。
「移住はお金がかかります。気軽に来た人は、気軽に帰っていく」
ふらりと田舎暮らしを始めて、半年から1年で「お金が足りない」と戻ってきてしまう人を、長年たくさん見てきたといいます。だからこそ、夢を語る前に、まず数字を見ようと。
「失敗しない移住の5ステップ」
仲西さんが提唱する5ステップは、次のような順番で構成されています。
- 家族・親族・周囲の了解を取る
- いつ・何のために移住するのか、目的を整理する
- 資金を準備する
- 移住先を探す
- 実際に引っ越す
意外なのは、「移住先選び」が4番目という点でしょう。多くの人が「どこに住むか」から始めてしまいがちですが、その前に配偶者やパートナーとの合意形成、そして目的の整理を済ませておかないと、途中で計画が頓挫する。長年の相談現場で繰り返し見てきたパターンだといいます。
キャッシュフロー表が「夢を可能にする」
第1部のクライマックスは、30代夫婦+3歳児という典型的なモデル家族のキャッシュフロー試算でした。3年後に移住するという前提で、現状の家計、見直し後の家計、移住時点での収支を一枚の表に並べていきます。
仲西さんが提示したケースでは、3年後の移住時点で1,500万円の費用がかかり、不足額は650万円。一見、絶望的な数字に見えます。
しかし仲西さんは、ここからが本題だと続けます。
「不足額が見えれば、3年で準備のめどが立ちます。最初にこれをやらないから、いざという時に足りなくなる」
つまり、キャッシュフロー表は「諦めるための表」ではなく、「諦めなくていい根拠を作るための表」なのです。情緒的な議論ではなく、数字で語ることで、家族との対話も前に進む。これが仲西流の核心でした。
助成金は「使えるけれど、当てにしすぎない」
国の移住支援金(東京23区在住・通勤者対象、世帯100万円・単身60万円・子育て1人100万円)に始まり、自治体独自の支援、空き家購入の加算金、結婚新生活支援、ハローワーク経由の引越し助成まで、活用できる公的制度は数多くあります。
ただし仲西さんは釘を刺します。助成金は毎年見直され、しかも基本は後払い。「移住したから今すぐ100万円ください」とはいかない。500万円の空き家を購入し、転入届を出し、申請から数か月後にようやく振り込まれる。そういうものだと。
公的支援はあくまで補助線。自分たちのキャッシュフローを軸に据えることが、結局は移住成功の近道だというメッセージでした。
第2部|未来の備え(長谷 健二 氏)

続いて登壇したのは、アクサ生命保険 横浜FA支社マネージャーの長谷健二さん。FP歴12年以上、年間100名以上の相談に応じる現場感を持つ専門家です。
長谷さんが繰り返し語ったキーワードは、ひとつ。「ストレスなくお金を使えるようになる」ことの価値でした。
不安の正体は、未来が見えないこと
「預貯金が300万円ある。今欲しいもののために100万円を使えますか?――多くの方が、ちょっと不安です、と答えるんですよ」
長谷さんは会場に問いかけました。お金がもっとあれば不安は消えるのか。給与が上がれば、宝くじが当たれば? いいえ、それでは根本解決にならない。
不安の正体は、将来にいくらかかるのかわからないこと。だからこそ、ライフプランニングで未来を可視化することが、今を自由にする。「100万円を使っても、その後の人生が立ち行く」とわかれば、人はストレスなくお金を使えるようになる。
長期積立分散投資の3ルール
長谷さんが解説したのは、投資先・時間・期間の3つの分散。とりわけドルコスト平均法の説明はわかりやすく、毎月1万円×10年積立で、価格変動を経て元本120万円が272万円になるシミュレーションには、会場からも声が漏れていました。
過去データでは、毎月2万円の積立を20〜30年続けたケースのほぼ全期間でプラス。平均年6%程度の利回りが現実的に目指せる、というのが結論です。
三大資金と「時間軸の重なり」
住居(新築マンション全国平均約5,945万円)、教育(子1人あたり約1,325万円)、老後(月38万円のゆとりある生活で約1億1,500万円)。この三大資金が同じ時期に重なると、家計は一気に苦しくなります。
二拠点生活や移住を考える場合、ここに「住居が二重」「生活費が二重」という新たな重なりが加わる可能性がある。だからこそ、何年後にどんな課題が来るかを事前に把握することが、夢の実現を支えるとのこと。
第1部の仲西さんが「移住資金の足し算」を語ったとすれば、第2部の長谷さんは「人生全体のなかでの位置づけ」を語った―そんな相互補完の構造でした。
第3部|座談会で語られた「移住のリアル」

休憩を挟んだ第3部は、地域創発機構の代表である中嶋遼太さんも交えた4名の座談会。会場からの質問も飛び交う、密度の濃い40分となりました。
二拠点・移住検討者は「断トツで30代」
司会の杉浦裕樹さんが「最近ご相談に来られる方の年齢層は?」と尋ねると、仲西さんは即答。
「以前は60代が中心でした。今は断トツで30代です」
結婚や子育てのタイミングが後ろ倒しになり、ライフイベントごと地方に移ろうとする若い層が増えている。一方で意外なことに、50代は少ない。お金がかかる時期で、会社の役職も上がる――身動きが取りにくいのです。
増えている移住動機は「防災」と「婚活」
仲西さんが「最近、新しい流れがあります」と切り出したのは、防災移住と婚活移住。
津波が怖いから山あいへ、土砂災害が心配だから別の地形へ。災害への意識が高まるなかで、移住の動機として急速に浮上してきているといいます。婚活については、かつては民間任せだったものが、自治体主催の婚活イベントが地域戦略として本格化。地元の男性と東京の女性をマッチングする動きが、各地で生まれているそうです。
住民票はどこに置くか――最大の「成功要因」
会場から、東京と群馬・高崎で二拠点生活を実践中の参加者から質問が上がりました。「正社員として働きながら、個人事業も並行で行う複業のスタイル。住民票はどこに置くべきでしょうか?」
仲西さんの答えは明快でした。
「成功させたいなら、住民票は二拠点目に置くことです」
理由は、助成金の受給要件である以上に、地域からの感情的な受容にある。週に2日しかいなくても、住民票があり、町内会や回覧板に入っていれば、「うちの町の人」と認識される。これが田舎では決定的に違うのだといいます。
「何しに来たの?」と聞かれたとき
別の参加者は「最低ラインの移住費用」を尋ねました。「0円物件をもらえれば、いくらで移住できますか?」
仲西さんの答えは、現実的でした。「タダの物件をもらっても、リフォームに500万円程度はかかります。引越し代も別途必要です。本当に0円から住める例もあるにはありますが、稀です」
そして、こう続けました。
「地域の人は必ず聞きます。『何しに来たの?』と。そのとき、自分の目的をきちんと語れることが、受け入れられる条件です」
これは、お金の話ではなく、地域社会への参加の覚悟の話でした。
この夜から見えた、3つの示唆
2時間の会全体を通して、強く浮かび上がってきた示唆が3つあります。
1.「お金から入る移住設計」は、夢を諦めないための技術である
仲西さんも長谷さんも、決して「移住をやめましょう」とは言いませんでした。むしろその逆で、数字と向き合うことが、夢を実現するもっとも確実なルートだと、繰り返し語っていました。情緒や憧れを否定せず、それを支える基盤として、お金の設計が機能する―この順序を腹落ちさせることが、本イベントの最大の価値だったと感じます。
2. 二拠点・移住の成否を分けるのは「経済」ではなく「関係」
住民票の話、町内会の話、地域からの「何しに来たの?」という問い。仲西さんが座談会で繰り返し語ったのは、お金の問題をクリアした先に待っている「関係性の問題」でした。経済的な準備は前提条件にすぎず、本当の移住成功は、地域とどう関係を築くかにかかっている。これは、生命保険会社が移住をテーマに語ることの、もうひとつの含意かもしれません。
3. 「お金の不安を可視化する」こと自体が、選択肢を増やす
長谷さんが投げかけた「100万円を使えますか?」という問いは、本イベントの隠れた核心でした。ライフプランニングの本質は不安解消ではなく、自由な意思決定の基盤づくりである。未来が見えれば、今を自由に使える。移住という大きな選択も、この基盤の上に立つことで、現実的な選択肢として浮かび上がってくる―そんな視点の転換がありました。
おわりに
会の終了後も、参加者と登壇者が個別に話し込む光景が、会場のあちこちで見られました。「もう少し詳しく聞きたい」「私の場合はどうでしょうか」という声が自然に生まれる、温度のある時間でした。
二拠点・移住ライフ大学とアクサ生命の連携は、今後も実践スクールや勉強会として継続予定です。次の機会には、もう一歩踏み込んだ実践的な学びの場を準備していきたいと考えています。
「いつか移住したい」を、「来年から準備を始める」に変える。そのための一歩を、ご一緒できれば幸いです。
会場:泰生ポーチFRONT(横浜市中区相生町2-52)
AXA-C-260402/847-092
公的な機関ではなく、どこかの市町村に属しているわけでも無い
民間のサービスだからこそあなたの理想の暮らしの応援者として寄り添います。