和歌山県へ移住したい方へおすすめの地域6選と支援制度を解説
目次
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子育てや転職などさまざまなライフステージの変化で和歌山県へ移住したい!
でも、実際に住むところを探すとなると生活環境や家賃の相場、仕事事情など、調べておくべき情報はたくさんありますよね。
和歌山県は都市圏から移住すると最大100万円を支援する移住支援金制度を設けていたりと、特に移住者を積極的に受け入れている県です!
特徴としては、山地の多さが挙げられます。面積の80%ほどを占めるのは、紀伊山脈を中心とする山岳地帯。
南北に長いため、地域によって気候に差があるのも和歌山らしいところ。
山だけでなく海もあり、海岸線の距離はおよそ650㎞にも及びます。
この記事では、和歌山県の特徴や暮らしやすさおすすめの移住先6選、移住支援制度について説明していくので、移住を検討している方はぜひチェックしてみてくださいね。
和歌山県のおすすめ移住先6選
では、さっそく和歌山県のおすすめ移住先6選を紹介します。支援制度についても触れていますが、特に補助額が大きいものや、自治体独自のものを抜粋して記載しています。また、対象者などの条件について詳細は自治体のHPでご確認ください!
1人暮らしにもおすすめ!利便性の高いまち
和歌山県のおすすめ移住先 上富田町
上富田町は、約1.5万人が暮らす小さなまち。
ですが若い人が多く白浜町や田辺市といった自然豊かなまちと都市的な利便性があるまちに近いため、人口も増えてきています。町内には、有名な熊野古道「中辺路街道」の入口があるなど、歴史と自然が豊かで年間を通して温暖な環境です。
生活環境は、車で10分以内にスーパーやショッピングモール、コンビニ、飲食店があり不便さは感じないでしょう。そのほか病院が1院、診療所などは多数あり薬局、日用品や食料品がいつでも近くで購入できます。
教育環境は、保育園などが5園、小学校5校、中学校1校、高校も1校あるので、町内で高校まで進学できますが、進路の選択肢は少ないためお子さんの希望もよく聞いておきましょう。
交通利便性は、上富田ICが数年前に開設され車で県内外へ気軽にアクセスできます。また、白浜空港が近く、東京まで1時間、京都・大阪・兵庫といった関西圏まで1時間で移動することができます。また、JR新大阪駅から特急でJR紀伊田辺駅まで約2時間と、町内の紀伊田辺駅からも関西都市圏へアクセスも可能です。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業まで医療費の助成が受けられます。また、子供一時預かり、病児・病後児保育、チャイルドシート購入費の助成、児童手当、延長保育、第二子以降の保育料無償などの支援があります。
移住支援金の対象であるため、条件に合う方(東京圏から移住し就業・起業した方等)は最大100万円の支援を受けることができます。
上富田町の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
和歌山県のおすすめ移住先 和歌山市
和歌山市は、約35万人が暮らす中核市です。
2020年には駅ビルが建て替えられ、「キーノ和歌山」としてオープン。商業施設、飲食店、オフィス、ホテルのほか図書館などの公共施設が集まる一大複合型施設として生まれ変わり、駅周辺には活気があります。
生活環境は、県庁所在地でもある和歌山市では日常生活に必要なスーパーやコンビニなどなど一通り揃います。また、和歌山駅には駅直結の「WAKAYAMA MIO(和歌山ミオ)」のほか、「近鉄百貨店 」など百貨店や商業施設もあり駅周辺は大変利便性が高いです。医療面も、病院37院、診療所650か所と不便なことは少ないでしょう。市内の周辺は街灯も沢山あり、0時以降に犬の散歩やウォーキングしている方も多く治安の良さも魅力です。
教育環境は、保育園などが81園、小学校54校、中学校25校、高校16校と大学もあります。関西の方も通学圏なので進学面も安心できるでしょう。
交通利便性は、JR西日本の紀勢本線をはじめ、計4路線が乗り入れています。和歌山駅を中心に東西南北に路線が伸びるターミナル駅なので、電車での移動も便利です。また、JR新大阪駅から特急でJR和歌山駅まで約1時間と大阪府もぎりぎり通勤が可能です。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業まで医療費の助成が受けらるほか子供一時預かり、病児・病後児保育、児童手当などがあります。
お試し移住に関して、移住を検討中の方に向けて和歌山市での暮らしを体験できる「トライアル和歌山市」というプロジェクトを実施しています。住民票を異動せずに和歌山市内のの小中学校に転校し、通学できるトライアルスクールもあります。
移住支援金の対象であるため、条件に合う方(東京圏から移住し就業・起業した方等)は最大100万円の支援を受けることができます。
和歌山市の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
子育て世帯におすすめ!教育環境充実なまち
和歌山県のおすすめ移住先 かつらぎ町
かつらぎ町は、約1.6万人が暮らしています。
町を横断するように紀の川が流れる自然豊かな一方、大阪府と奈良県に接しており、東西南北に国道が走っているためどこへ行くにも車での移動が大変便利です。
また、温暖な気候と丘陵地帯を活かして、柿や桃・ぶどうなどフルーツ栽培が盛んな自然豊かなまちです。
生活環境は、スーパーやドラッグストアが幹線道路沿いに複数あり、車で移動すれば日常生活に必要なものに困りません。また、和歌山市まで車で約30分で移動できるため、休日のショッピングや通勤も可能です。医療面は、病院1院、診療所23か所ありまずまずでしょう。
教育環境は、保育園2園、小学校5校、中学校2校、高校2校と人口の割に学校数が多く教育環境は良好です。待機児童数はゼロで、夜8時まで対応してくれているこども園が町内に2園あるため、共働き世帯も安心してお子さんを預けることができます。
交通利便性は、大阪都市圏へ車で1時間半とたまにショッピングを楽しみたいときにも嬉しい距離感です。町内に笠田駅をはじめいくつか駅はありますが、本数はそこまで多く無く、大阪駅まで移動するには2回ほど乗り換えが必要で2時間弱かかります。
支援制度
子育てに関して、18歳までのお子さんの医療費の助成が受けられます。その他、一時預かり、延長保育、保育料の軽減、給食費の無償化、児童手当、不妊治療費の助成などがあります。
お試し移住に関して、田舎暮らし体験住宅が町内に3施設あり移住を検討している方が利用できます。
仕事に関して、町内に定住し起業する方に、最大550万円の起業支援補助金が出ます。
移住支援金の対象であるため、条件に合う方(東京圏から移住し就業・起業した方等)は最大100万円の支援を受けることができます。
かつらぎ町の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
和歌山県のおすすめ移住先 岩出市
岩出市は、大阪府や和歌山市のベッドタウンで人口約5万人の市です。
緑豊かな和泉山脈が連なり、市内には紀の川が流れています。新義真言宗 総本山 根來寺は、国宝大塔をはじめ文化財の宝庫ですが、近年道路が大幅に整備されておりアクセス面やロードサイドのお店の充実度が増しています。
生活環境は、岩出駅周辺には「岩出市立駅前ライブラリー」「岩出市役所」、銀行や郵便局などがあり、日常でよく利用する施設が揃っています。ただ大型の商業施設などは無いことと車が無ければ生活は厳しいでしょう。車があれば幹線道路沿いにスーパー、コンビニ、ドラッグストア、書店などあります。医療面は、病院4院、診療所45か所と急な体調不良も安心です。
教育環境は、保育園などが10か所、小学校6校、中学校2校、高校1校と市内で高校まで進学できます。待機児童は0です。また、放課後児童クラブ(学童保育)、ファミリーサポートセンター、放課後こども教室など整備されており、共働き世帯の子育てをサポートする環境があります。
交通利便性は、市内にはJR和歌山線が乗り入れており岩出駅があります。和歌山駅まで岩出駅から約20分と市街地へのお出かけも便利です。大阪までは、JR和歌山駅で乗り換えたのちJR大阪駅までは約1時間で計1時間20分でアクセスできます。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費の助成が受けられます。その他、一時預かり、延長保育、保育料の軽減、給食費の無償化、不妊治療費の助成などがあります。
住まいに関して、新婚世帯に対しては、家賃や引っ越し費用など最大30万円を補助してくれます。
移住支援金の対象であるため、条件に合う方(東京圏から移住し就業・起業した方等)は最大100万円の支援を受けることができます。
岩出市の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
どっぷり田舎暮らししたい人におすすめ!自然が豊かなまち
和歌山県のおすすめ移住先 那智勝浦町
那智勝浦町は、海・川・山など自然は何でもあるまち。
約1.4万人が暮らしておりこれまで紹介してきた都会的な要素はほとんどありません。都会と違って人混みや渋滞などとは無縁で、気候も夏は涼しく冬は暖かいため過ごしやすい環境です。
生活環境は、世界遺産や自然、温泉が豊富で多くの観光客が訪れる一方で、商業施設などの休日は家族で過ごせる施設がありません。スーパーやコンビニは最低限ありますが。車が無ければ生活は困難でしょう。医療面は、病院1院、診療所10か所ありまずまずです。
教育環境は、保育園が7園、小学校6校、中学校4校あり待機児童はゼロです。高校は近辺に公立が4校、私立が1校ありますが、四年制大学や短期大学はないため地元を離れるか、関西圏や和歌山市街地へ通学することになります。
交通利便性は、電車は各駅停車が1~2時間に1本ほど。バスも本数は多く無いため1人に1台車が必要でしょう。しかし、近年はインフラが整備されてきており、大阪や名古屋方面への足を伸ばしやすくなっていますが、車で都市部まで約2~3時間はかかります。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費の助成が受けられます。その他、一時預かり、延長保育、保育料の軽減、給食費の無償化、在宅で育児をする際に乳児一人あたり月額3万円が支給される制度などがあります。さらに、遠方の学校に通学するお子さんがいる家庭へ通学費の補助も!
仕事に関して、町内の空き店舗を活用して新たにお店を開業する際は補助金が出ます。
就農に関して、新たに農業を始めたい方への相談窓口や経営のノウハウなどを親身にサポートしてくれる体制があります。
移住支援金の対象であるため、条件に合う方(東京圏から移住し就業・起業した方等)は最大100万円の支援を受けることができます。
那智勝浦町の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
仕事も利便性もバランスよく!とかいなかなまち
和歌山県のおすすめ移住先 紀の川市
紀の川市は、約6万人が暮らす地方都市。
北は大阪府、西は和歌山市に隣接しています。
関西空港のある泉佐野市に隣接していることから、県内外へのアクセスも良好です。また、日本でも随一のフルーツの産地であり、四季折々の山林の風景を見せてくれます。
生活環境は、紀の川駅周辺徒歩圏内にスーパー2軒、コンビニ8軒あり、買い物環境は良好です。車があれば何も不便さを感じないでしょう。また、病院4院(うち救急病院1院)、診療所66か所と医療面も問題ありません。
教育環境は、保育所など19か所、小学校17校、中学校7校、高校も2校あり待機児童はゼロです。大学のキャンパスもあるので、幼少期から大学まで慣れ親しんだ地で教育を受けられる環境が整っています。
交通利便性は、和歌山駅までJR和歌山線で24分、大阪市街地までは車で約1時間、関西国際空港までは約30分と電車も車でも都市部へアクセスがしやすい環境です。また、数年前に京奈和自動車道の開通や、京奈和自動車道と阪和自動車道が直結したことで、奈良県や京都府へのアクセスが格段に上昇しました。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費の助成が受けられます。その他、一時預かり、延長保育、保育料の軽減などがあります。
就農に関して、新たに農業を始めたい方への相談窓口や経営のノウハウなどを親身にサポートしてくれる体制があります。
住まいに関して、住宅を新築や購入した場合、最大50万円の奨励金が出ます。また、空き家のリフォームなどには最大60万円。
移住支援金の対象であるため、条件に合う方(東京圏から移住し就業・起業した方等)は最大100万円の支援を受けることができます。
紀の川市の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
全国の人気移住スポットはこちら
和歌山県ではなければダメ!というこだわりがある方も多いと思います。
でも、全国色々な地域の情報収集をされたい方は、各エリアごとのランキング記事も参考にしてみて下さい!
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和歌山県の移住支援制度
最後に和歌山県の移住支援について解説します。移住・定住を希望している人に役立つ情報をまとめました。
県の移住支援制度
ここでは2つの制度を紹介しましょう。
① 移住支援金
東京23区に住んでいる人、または東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)在住で23区に通勤している人が対象です。
・ 単身世帯なら60万円
・ 2人以上の世帯には100万円
② わかやま移住者継業支援事業
後継者不足に悩む事業主と移住者をマッチングさせることを目的とした制度。
事業の担い手を増やすとともに、過疎化が進む地域の活性化を推進します。
支援内容は2種類あります。
- わかやま移住者継業支援プロジェクト
県や市町村、商工会議所などが事業主と連携し、事業を継承する意欲のある移住者を結びつけます。
- 移住者継業補助金
事業の引き継ぎや活性化に伴う経費を対象として、最大100万円の補助金を支給します。
はじめての移住計画を立てる際の注意点
移住をして後悔しないために。ここからは、移住で失敗しないための注意点を解説します。事前に移住前に考えて注意ポイントをクリアして移住を進めて下さい。
こちらの記事では、ご自身の移住が「失敗だった!」と語る方のリアルなインタビューの内容を掲載していますので参考までにどうぞ!
家族にきちんと相談し勝手に決めない
家族に良く相談せずに移住という重要な決定をしてしまうと、移住後にお互い不満がたまってしまいます。きちんと、お互いに理解と納得をしたうえで、移住を決めましょう。
パートナーも、ご自身で決めた実感があれば不便や不満なことがあっても乗り切れるでしょう。
個人的には、経済的な支援のみならず行政が出産〜育児〜高校くらいまで、その時々で相談できる窓口や一貫したサポートがあると、子育て世帯に寄り添ってくれているなぁという印象を受けます。
特に子育て世帯の読者の方へチェックして欲しい自治体の支援や子育て環境のチェックポイントをまとめた記事はこちら!
仕事を見つけて移住すると失敗が少ない
移住にお金の問題はつきもの。
移住前に、仕事を見つけておくと安心して移住を決断できます。
理想は、リモートで業務ができる職種や会社の雇用が決まること。安定した給与や保障などもあるので、リスクを最小限に抑えることができます。
地方には都会と比べて企業も少ないので、求人もぐっと少なくなります。その場合は、起業やご自身で生計を立てる手段を考え無ければならず、その土地の暮らしを楽しむことができないかも・・・。
しかし、田舎には田舎特有の、1次産業(農業・林業・漁業)などで働く選択肢があります。人手が足りていない田舎では、歓迎されるとともに、経験としては面白いかもしれません。
参考記事:移住成功の秘訣は仕事探しにあり!地方で仕事の探し方や転職の方法など徹底解説
光熱費が地方によっては倍以上になることも
特に、ガス代が地方によっては大きな差があります。
理由は、インフラ面で都市ガスが普及しておらずプロパンガスを利用するケースが多い地域があるから。また、雪国で都市ガスが普及していない場合は、倍以上の費用がガス代だけでかかってくることもあります。
地域選び・物件選びの際は特に注意が必要です。
参考記事:地方移住のデメリット11選!先輩移住者の失敗事例から学び移住の現実を知ろう
お試し暮らし体験をしておく
そのまちで暮らすことを決めるうえで、お試しで移住体験をしておくことをおすすめします。
その街のイメージや理想、世に出ている情報だけではなくて、自分の足で確かめて感じたことがすべてです。
できれば、1ヵ月滞在すること、そして、夏と冬と2つの季節を体験しておくと失敗が少ないです。
例えば、夏は海沿いで趣味ややりたいことができるけど、冬は寒すぎて風も強いし、車もサビるし、洗濯物も潮風で干せない!そして、冬は暇!
といったことや、
想像以上に雪が降って、寒すぎで暖房も全然効かない!雪かきしなければ、車でどこにもいけない!
みたいなことが起こる確率をぐっと減らせますよ。
参考記事:お試し移住(暮らし体験)は必須!注意点や種類や申請手続きについても解説
和歌山県移住の魅力は、海・山・川の自然環境
和歌山県は、海も山もある自然豊かな環境でのどかな暮らしが送れる場所では無いでしょうか。
都会の喧騒から少し距離を置き、「いつかは和歌山へ」そう思っているなら、その気持ちを忘れないように持ち続けることも大事です。
・「はっきりしていない!」
・「現状の働き方では無理!」
そんな方に向けてライフスタイル診断ができるようになりました。LINEから簡単に診断できるのでぜひ使ってみてくださいね!
公的な機関ではなく、どこかの市町村に属しているわけでも無い
民間のサービスだからこそあなたの理想の暮らしの応援者として寄り添います。