【体験談】東京から静岡へ!失敗しない「Uターン移住」のためにやったこと3選!
目次
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今はリモートの時代。
好きな場所で仕事をしながら生きることが可能になってきています。
「どこでも仕事がでるなら、どこに住んでも問題ないのでは?」と考える人も多いでしょう。私は2020年の冬に、東京の片隅から生まれ故郷の浜松にUターン移住をしてきました。
コーヒーと車が好きな、28歳のフリーランスライターです。今はパートナーと2人、生まれ育った土地で好きなことを仕事にしながらの生活にとても満足しています。
本記事では、私のUターン移住のきっかけや移住してよかったこと、費用面などについて詳しくお話ししています。
移住をお考えの方に、少しでも参考になればと思います。
東京→浜松への移住を決めたきっかけ
リビングの窓から見える風景。毎朝ブラインドを開けるのが楽しみです。
2020年の冬は、ちょうどコロナ全盛期で人と会うこともできないような状態。
私は大学卒業後、そのまま関東の病院で看護師として働いており、何年も帰省することができていませんでした。コロナで増えた業務に終われ、連日残業続き。
人付き合いが苦手な私は、慣れない土地で職場の先輩との関わりにも疲弊している毎日でした。そんな中突然、仕事の帰り道で両親と電話をしていた時に、「帰ってくる気あったりする?」と言われました。
理由を聞きましたが、「なんだか疲れてそうだから」とのこと。声でわかってしまう母は、本当にすごいと思います。
次の日には転職サイトに登録し、地元での転職先を探していました。
移住するまでにやったこと
愛車のカローラスポーツ。一緒にいろいろなところへ出かけています。
まずは仕事の確保
移住を決めてまずやったことは、地元での仕事の確保です。
今はご縁があり、フリーランスライターとして活動していますが、移住すると決めた時はライタースキルはゼロ。看護師しかしてこなかったので、まずは転職先を探しました。
家は、祖父の家だったところ(一軒家)が空き家になっており、両親から使っていいよと言ってもらえたため、そこから通える場所で仕事を探しました。
面接のため1度帰省しついでに車を購入
候補の転職先から面接をしてもらえることになり、帰省しました。
2社面接を受け、次の日には車を購入。浜松は車がないと生きていけない土地なので、兼ねてからの夢だったマイカーを契約しました。
移住の理由の3割は、好きな車でたくさんドライブしたかったからなので、早々に車をゲットしました。
内定が決まり東京の職場を退職
面接からすぐに内定をいただけたため、即現職場に退職の意向を伝えました。移住を決めてからここまで1ヶ月。
3ヶ月後の退職を了承してもらい、それまでは必死に引越し資金を貯めるため節約生活をしていました。
無事移住!
無事退職して3日後に引越しをし、浜松に戻ってきました。
しかし、今後の家となる祖父の家はゴミ屋敷状態。2週間ほどかけて実家に泊まりながら、不用品を捨てたり掃除をしたりと家づくりをして、ようやく浜松ライフが本格的にスタートしました。
Uターン移住をしてよかったこと
先日開かれた浜松ローカルコーヒーフェス。駐車場が停められなくなるほどの大盛況でした。
心が穏やかになったこと
浜松に帰ってきてよかったと感じるのは、心の揺れ動き方が穏やかになったこと。浜松は森も海も湖もあり、ほどほどにお店もあって田舎すぎず都会すぎずな土地です。
個人的に東京にいたときは、なんだかみんな忙しそうで、すごく時間の流れが速いように感じていました。それと比べると、浜松は田舎だからなのか時間の流れ方がとてもゆったりしています。
また、私にとって大切なのは匂いです。
これは私だけかもしれませんが、地域や季節によって匂いがあると思っていて、特に私は浜松の冬の匂いが好きでした。
多分空気の匂いだと思いますが、どこかの畑で火を焚いている匂いや草木の匂いが風に乗ってくるのがとても好きなんです。
浜松は、生まれてから高校を卒業するまで過ごした場所です。嗅ぎ慣れている匂いの中にいるととても穏やかな気持ちになれますし、のんびり流れる時間の中で過ごす方が、私には合っていると感じています。
家族のそばにいられること
私にとって家族はとても大きな存在です。
今の家から1kmもない場所に実家があるため、度々一緒に食事をしたり草刈りをしたり、会える機会が多くなってとてもよかったと感じています。
また、今私が住んでいる家の持ち主である祖父は、私が移住してきて3ヶ月で亡くなりました。最後、家族と一緒にそばにいて見送ることができたので、本当に帰ってきてよかったと感じています。
大好きな車でドライブし放題なこと
私の移住の理由のひとつである車。週末になると、愛車でドライブを楽しんでいます。
浜松は、買い物したいと思ったら名古屋や静岡に行けばいいし、ドライブをとことん楽しみたい時は伊豆や山梨、長野まで、車を楽しむには立地が最高なんですよね。
週末にはパートナーと2人で、静岡のお茶の産地に摘みたてのお茶を飲みに行ったり、美味しいコーヒーを飲みに、ドライブがてら遠出をしたりするのが習慣になっています。
バイクの免許も持っているので、次はツーリングに手を出したい今日この頃です。
移住後の仕事は?
仕事場の和室。押し入れをDIYしてデスクにしています。
看護師をリタイア
移住した際には看護師という仕事を選択し、移住してから1年半ほどは看護師としてそれなりに頑張って働いていました。
しかし、ある日突然胸が苦しさを感じて常に息切れがするようになり、結果ある種のうつ病だと診断されました。3ヶ月の休職後、退職に。
Webライターでフリーランスに
突然ニートになって絶望の縁ではあったのですが、ちょうど休職する3ヶ月ほど前からWebライターに興味を持ち、オンライン講座を受講していました。
講師の先生に事情を説明すると、「体調と相談しながらだけど、フリーランス目指してみる?」と優しい声をかけてくれました。
もちろんうつ病なので気分のムラが激しく、ライターの仕事ができない日もあります。
そんな中でも休職中から毎日ゆっくりではありましたが、記事を書き続けました。
今ではフリーランスとして、Webライターの仕事で生活しています。
家で作業する日もありますが、スターバックスやコメダ珈琲などで大好きなコーヒーを楽しみながら仕事ができており、とても充実しています。
移住後の住まい
リビングです。使う部屋が多いと掃除が大変になるため、ベッドもここに。
今はどんな家に住んでいますか?
私は祖父の家が空き家だったため、手入れをしっかりするという約束で、一軒家でパートナーと2人暮らしをしています。
家賃がかからないのはとてもありがたいこと。
しかし、移住してきた直後はゴミ屋敷状態だったので、業者さんに頼んで不用品を処分したり掃除したりと、住めるようになるまでとても大変な思いをしました。
不用品回収やその他諸々で50万円。掃除にも2週間ほどかかりました。
また、町内会費や下水が通っていないことでの浄化槽の清掃代など、都会では徴収されることのなかったお金が時々かかります。
しかし、浜松の賃貸は安くても3〜4万円なので、圧倒的に安く済んでいてとても助かっています。
戸建ならではの楽しみも
戸建の良いところは、庭があって景色を楽しめるところ。
朝ブラインドを開けたときに、空の色と街路樹のコントラストが綺麗に見えるところが気に入っています。
また、DIYが自由にできるところも魅力的です。
なんとなく気に入らなかった洗面所の壁に漆喰を塗ったり、押し入れを改造してミニ書斎を作ったり、生活に合わせてDIYを楽しんでいます。
移住前後の生活費の変化
浜松餃子。たまにする外食が楽しみです。
収入の変化はありましたか?
移住後看護師として働いていたときも、ライターとして働いている今もあまり収入は変わっていません。
東京にいたときはアパートを借りていたため、家賃補助や残業代も多くついていました。
浜松に戻ってきて初めの頃に勤めていた病院はほぼ残業はなく、家も持ち家なので残業代と家賃補助がなくなりました。
しかし面接のときに給料交渉をしっかりしたため、残業代と家賃補助の分は少なくなりましたが、あまり給料自体は変わりませんでした。
ライターになって最初はそれこそ月5万円程度で生活に苦労しましたが、今は看護師のときと同じぐらいの収入を得ることができています。
生活費の変化はありましたか?
物価が安いこと、外食も高級店が少ないためか生活費は安くなりました。
東京では卵10個入りが200円以上するのが当たり前でしたが、浜松だと安い時は90円で卵10個が買えます。
また基本車移動なので、外食の際にお酒を頼むことがなくなりました。お酒を飲みたい時はちょっと良いお酒を買って、家でちびちび楽しんでいます。
外で飲まないだけで、格段に食費も交際費も減りました。
ガソリン代も私はハイブリット車に乗っているため、月800kmほど走ってもガソリン代は5000円程度で収まっています。
家賃もかからなくなったため、生活費は大幅に削減できています。
これから移住を検討されている方に届けたいこと
浜松駅周辺の風景。駅の周りはお店も居酒屋もたくさんあり繁盛しています。
慣れない土地や雰囲気に馴染めない土地で一生懸命働いている人は、本当に頑張り屋さんだなと思います。しかし、私のようになんとなくもやもやを抱えながら都会で働いている方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
私は浜松に戻ってきて見慣れた景色や空気の匂いの中に身を置いたとき、すごくビビッときたというか、パズルがはまった時のような感覚がありました。
浜松の雰囲気や空気が、私には合っていたんだと思います。
私は相性の良い土地に行くことで、なんとなく抱えていたもやもやが晴れて、とても生きやすくなったと感じました。
いつも通りの空気の匂いや景色が、とても気持ちがいいんです。その土地との相性が良いかどうかは、生活する上でとても大切なことだと感じます。
旅行で行ってビビッときた場所でも良いでしょうし、私のように住み慣れている土地も良いでしょう。
これから皆様が、居心地の良い相性抜群の土地に出会えたら、その時が移住のグッドタイミングかもしれません。
ぜひ参考になれば嬉しいです。
静岡県や浜松市のおすすめ情報
静岡県浜松市には、子育て支援をはじめ経済的な負担を軽減してくれる支援制度があります。
都会的な便利さと田舎の自然を両方楽しむことができる”とかいなか”ライフに興味がある方は検討しても良いでしょう。
自治体によって移住者に対して特に力を入れているサポートは様々。
本サイトでほかの自治体に関する移住支援制度や、自治体ごとの特徴について情報収集して納得のいく移住・二拠点生活を実現してくださいね!
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