移住イベントは情報の宝庫!上手に活用するコツや種類について解説
目次
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全国1,741すべての自治体から
本当にぴったりなまちが探せるのは、
二拠点・移住ライフ大学の「住みたいまち検索」だけです。
コロナ禍をきっかけに移住希望者が増加し、実際に田舎暮らしを始めた人の事例は多数あります。
しかし情報が不足していると、理想と現実のギャップに直面する可能性が高いのです。結果として、都市部にUターンするケースも少なくありません。
これから移住を検討しているなら、移住イベントに参加して情報を集めましょう。お試し移住と組み合わせるとより効果的です。
なかには日帰りで参加できるイベントもあるため、効率よくリサーチできるのではないでしょうか。
この記事では、移住イベントの概要と活用するコツなどについて解説します。
最後まで読めば、具体的な種類や注意点などがわかるようになります。
移住するなら体験イベントに参加しよう
移住希望者が増えた昨今では、さまざまなイベントが開催されています。
日帰りで田舎暮らしを体験できるもの、数日~数週間ほど現地に滞在するものなど、それぞれの都合に合わせて好きなイベントを選べるのがメリットです。
本気で移住を検討している人は、イベントに参加してみましょう。冒頭でもお伝えしたように、お試し移住と組み合わせるといいですね。
お試し移住だと1〜2回程度しか利用できませんが、イベントなら回数制限を気にする必要はありません。短い時間ではありますが、移住候補地の住民と交流できる絶好のチャンスです。
遠方へ行くのが難しい場合は、都市部で開催されているイベントに参加してはいかがでしょうか。東京や大阪などでも行われていますので、検索してみてください。
たとえば「ふるさと回帰支援センター」を通じて情報を入手可能です。その他にも、移住マッチングサイトで検索する手段もありますよ。
【参考記事】
お試し移住のメリットや注意点とは?種類や申請手続きについても解説 | 二拠点(デュアル)・移住ライフ大学 | 理想の暮らしを叶えるメディア
移住イベントの種類とは?
続いては、移住に関連するイベントの種類について解説します。
イベントの存在自体は知っていても、どんな内容なのかわからない人もいるでしょう。
これから参加する予定があれば、参考にしてください。
セミナー形式のイベント
会場にて行われる、もっとも一般的なタイプのイベントです。いわゆる就活のセミナーをイメージすれば理解しやすいでしょう。
自治体の担当者や移住経験者が登壇し、各市町村の魅力をPRします。セミナー終了後にちょっとした交流会が設けられている場合もあり、情報収集の場として有効活用できるかもしれません。
オンラインのイベント
社会情勢の変化により、自宅にいながらイベントに参加できる時代になりました。
ZOOMを使えば、場所を問わず全国各地のイベントに出席できます。会場に行くよりも気軽で、時間を確保しやすい点はありがたいですね。
ただし便利な反面、その場の空気を共有できないデメリットもあります。チャットや音声で質問できるとはいえ、画面越しだと臨場感に欠けてしまうのです。
現地体験型のイベント
田舎暮らしを肌で感じるには、その場所へ直接行くのが最善の方法です。
日帰りだったりショートステイだったりと期間の違いはありますが、プチ移住に近い感覚を味わえるのではないでしょうか。
ネットでは得られないリアルな情報を入手して、移住後の生活を想像しましょう。
移住イベントにはどんなものがある?
以下では、具体的な移住イベントの種類を紹介します。
大まかに分けて4つありますので、それぞれの特徴を押さえましょう。
移住フェア
複数の自治体が1つの会場に集まり、割り当てられたブースにて宣伝活動を行います。
セミナーの拡大版と考えればわかりやすいですね。
市町村ごとの個性が発揮されやすく、比較検討するのに最適な場といえるでしょう。
まだ移住候補地を絞り切れていない人は、フェアに参加して相性が良さそうな自治体を探してみることを推奨します。土日や祝日などに開催されるため、外出も兼ねてリサーチしましょう。
移住相談会
東京の有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」や、移住情報サイトなどに登録して予約します。
なお関西圏に住んでいる人なら「大阪ふるさと暮らし情報センター」が便利ですよ。
複数のサイトを使うと、幅広く情報収集できます。ブックマークしておくと便利でしょう。
移住体験ツアー
移住のきっかけを作るために自治体が開催するイベントです。
具体的にはパッケージ型とオーダーメイド型の2種類に分かれ、それぞれ違いがあります。
わかりやすく表にまとめました。
パッケージ型 | オーダーメイド型 |
・ツアーの内容は決まっている・申し込みから参加まで時間がかからない・気軽に移住体験してみたい人向け | ・ツアーの内容は担当者と相談して決める・申し込みから参加まで時間がかかる・じっくり移住体験してみたい人向け |
手っ取り早く田舎暮らしを体験したいならパッケージ型、やりたい事を盛り込むならオーダーメイド型を選びましょう。
仕事体験ツアー
移住体験ツアーに職業体験を取り入れたイベントです。実際の生活により近いため、参考になるのではないでしょうか。
農業・林業・水産業などの体験を通じて、現地の住民と交流できるでしょう。
調べてみたところ、過去には以下のようなイベントがありました。(すべて終了しています)
■農業体験イベント
「きて!みて!感じる!農業体験」(福島県田村市)
■林業体験イベント
「やまぐち森の仕事見学ツアー」(山口県)
■漁業体験ツアー
漁師のプチ体験ツアー(高知県室戸市)
上記でとりあげたイベントはごく一部であり、他にも多数あります。
探してみるといろいろ出てきますよ。気になる自治体の最新情報を常に確認しましょう。
長期で滞在するなら地域おこし協力隊がおすすめ
本格的な移住を検討している人は、地域おこし協力隊に参加してみてはいかがでしょうか。
ここではその概要について解説します。
さらに詳しく知りたい場合は、下記の記事をご覧ください。
【参考記事】
地域おこし協力隊とは?働き方や給料、メリット・デメリットについて現役地域おこし協力隊が解説します
地域おこし協力隊とは?
2009年に総務省が創設した制度で、都市部に住む若年層をターゲットにしています。
田舎暮らしと職業体験がセットになっており、任期は1年〜3年です。過疎化や少子高齢化に悩む自治体(条件不利地域)の住民となって生活するため、お試し移住よりも現地の生活をより深く理解できるでしょう。
活動内容や条件・待遇などは、市町村によってまちまちです。
国から1人あたり最大480万円が支給され、このうち200万円は活動経費として使えます。報酬額は280万円が上限ですが、必ずしも満額をもらえるとは限りません。
任期終了後、起業したい人向けに補助金が支給されます。派遣先に定住する意思があり、新たなビジネスを立ち上げたい場合は活用してみてください。
総務省がYouTubeにて動画を公開していますので、参考までに紹介します。
ショートステイ型の地域おこし協力隊制度もある
「地域おこし協力隊に挑戦したいけど、あまり長く滞在できない」という人もいるのではないでしょうか。最短でも1年くらいは移住する必要があるため、参加に踏み切れないかもしれません。
そこでおすすめなのが、短期の地域おこし協力隊に参加することです。
ここでは「おためし地域おこし協力隊」と「地域おこし協力隊インターン」の2つを紹介しましょう。
おためし地域おこし協力隊 | 地域おこし協力隊インターン | |
期間 | 2泊3日くらい | 2週間~3カ月 |
移住要件 | なし | なし |
活動内容 | ・担当者との顔合わせ・地域での交流・地域協力活動の実地体験 など | ・正規の地域おこし協力隊と同じ |
最短で2泊3日となっており、お試し移住のように気軽に参加しやすいメリットがあります。段階的に地域おこし協力隊の活動に携わり、移住したい地域が見つかったら正規の隊員として活動してみましょう。
移住イベントに参加する際の注意点
最後に、移住イベントの落とし穴について解説します。
移住希望者なら知っておくべき内容をまとめました。
表面上の情報に踊らされない
イベントのプログラムは、おおむね移住者が楽しめる内容になっています。
それ自体は問題ないのですが、本当に知るべき情報はプログラムの外側にあるかもしれません。
前提として、短期間で田舎暮らしの実態を把握できると考えるのは間違いです。
あくまで移住者を呼び込むためのイベントであり、浅い情報しか得られない可能性が高いのです。つまり本当の生活を知るには、現地の住民から聞き出すしかありません。
若者の定着率や不便な部分など、気になるところは積極的に質問してください。
他の参加者と積極的に交流する
イベントでは、自分以外の参加者がいる可能性が高いはずです。
その人たちとも交流し、第三者の視点から移住の可否を判断しましょう。逆にあなたの意見が誰かの参考になるかもしれません。
情報を補完しあうことで見えていなかったところが浮き彫りになり、視野が広くなると期待できます。
季節を変えて参加する
都市部から地方に移住する際は、夏と冬の2回に分けてイベントに参加しましょう。
夏の暑さと冬の寒さを体感しておくのに越したことはありません。
同じ場所であっても、温度や湿度が変化するだけで生活が一変するので要注意ですね。
田舎暮らしでは自然の恵みを享受できますが、自然の脅威とも隣り合わせの関係にあります。台風や大雪なども想定して引っ越しましょう。
必ず現地を訪れてみる
本気で移住を検討しているなら、必ずその場所へ行くべきです。ほんの短い期間でも、滞在しなければ見えてこない部分があるのです。
納得できる移住ライフを実現したいなら、手間を惜しまず足で情報を稼いでください。オンラインのイベントは便利ですが、移住の決め手にするのはおすすめしません。
移住イベントを賢く活用しよう
移住イベントと一口にまとめても、その内容は多岐にわたります。
相談会やフェアに行ってみたり、体験ツアーに参加してみたりと、考えられる選択肢はいくつかあるのです。
お試し移住とイベントを組み合わせれば、十分に情報を集められるでしょう。この記事を参考に、いろいろなイベントを探してみてはいかがでしょうか。
身近な場所で開催されていますので、気軽に参加してみてください。
移住計画を立てる際の注意点
移住をして後悔しないために。ここからは、移住で失敗しないための注意点を解説します。事前に移住前に考えておくことで、それぞれの注意ポイントをクリアして移住を進めて下さい。
こちらの記事では、ご自身の移住が「失敗だった!」と語る方のリアルなインタビューの内容を掲載していますので参考までにどうぞ!
家族にきちんと相談し勝手に決めない
家族に良く相談せずに移住という重要な決定をしてしまうと、移住後にお互い不満がたまってしまいます。きちんと、お互いに理解と納得をしたうえで、移住を決めましょう。
パートナーも、ご自身で決めた実感があれば不便や不満なことがあっても乗り切れるでしょう。
仕事を見つけて移住すると失敗が少ない
移住にお金の問題はつきもの。
移住前に、仕事を見つけておくと大変安心して移住を決断できます。
理想は、リモートで業務ができる職種や会社の雇用が決まること。安定した給与や保障などもあるので、リスクを最小限に抑えることができます。
地方には都会と比べて企業も少ないので、求人もぐっと少なくなります。その場合は、起業やご自身で生計を立てる手段を考え無ければならず、その土地の暮らしを楽しむことができないかも・・・。
しかし、田舎には田舎特有の、1次産業(農業・林業・漁業)などで働く選択肢があります。人手が足りていない田舎では、歓迎されるとともに、経験としては面白いかもしれません。
光熱費が地方によっては倍以上になることも
特に、ガス代が地方によっては大きな差があります。理由は、インフラ面で都市ガスが普及しておらずプロパンガスを利用するケースが多い地域があるから。また、雪国で都市ガスが普及していない場合は、倍以上の費用がガス代だけでかかってくることもあります。
地域選び・物件選びの際は特に注意が必要です。
お試し暮らし体験をしておく
そのまちで暮らすことを決めるうえで、お試しで移住体験をしておくことをおすすめします。その街のイメージや理想、世に出ている情報だけではなくて、自分の足で確かめて感じたことがすべてです。
できれば、1ヵ月滞在すること、そして、夏と冬と2つの季節を体験しておくと失敗が少ないです。
例えば、夏は海沿いで趣味ややりたいことができるけど、冬は寒すぎて風も強いし、車もサビるし、洗濯物も潮風で干せない!そして、冬は暇!
といったことや、
想像以上に雪が降って、寒すぎで暖房も全然効かない!雪かきしなければ、車でどこにもいけない!
みたいなことが起こる確率をぐっと減らせますよ。
あなただけの移住ノートを作り不安を減らそう!
このメディアでは、納得の行く移住をサポートするために、移住者の声をヒアリングした結果、移住ノートを作成しました。
読者の考えていることや、不安に思っていることがいったいなんなのかを具体的にしていく「問い」を用意しています。
あなたの気持ちを整理するため、理想のライフスタイルをスムーズに送るためにも「移住ノート」を活用してください。
無料でpdfのダウンロードができるので、印刷して書き込みながら使ってくださいね!
公的な機関ではなく、どこかの市町村に属しているわけでも無い
民間のサービスだからこそあなたの理想の暮らしの応援者として寄り添います。