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福島県浪江町が移住におすすめな理由|震災から復興し、3分の1が移住者のまち

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福島県浪江町が移住におすすめな理由|震災から復興し、3分の1が移住者のまち | 二拠点生活

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浪江町はどんなまち?

福島県浜通り地方のほぼ中央に位置する浪江町は、太平洋に面した東側と阿武隈山系に囲まれた西側という恵まれた立地環境を有しています。温暖な気候が特徴で、年間平均気温は約13℃と比較的高く、冬でも積雪がほとんどない一方、夏は涼しく過ごしやすいのが魅力です。周辺の村との合併や分離を経て、1960年に、現在の浪江町が誕生しました。近年は、「福島ロボットテストフィールド」や「福島水素エネルギー研究フィールド」といった先端産業の拠点としても注目を集めており、新しい技術の発信地として期待されています。

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、東日本全体に甚大な被害をもたらし、福島県では原子力発電所の事故により住民が避難を余儀なくされました。震災前の浪江町の人口は約21,500人でしたが、現在は約15,100人まで減少しています。現在の町内人口の内訳は、約3分の2が帰還した元の住民で、3分の1が移住者という、全国的にも珍しい比率となっています。

宝島社が発行する「田舎暮らしの本」(2024年2月号)の「2024年版 第12回 住みたい田舎ベストランキング」において、浪江町は「人口1万人未満の町」の2部門で堂々の1位を獲得しています!

参考記事:『浪江町が2部門で1位!2024年版「住みたい田舎ベストランキング(人口1万人未満の町)」浪江町役場ホームページ

浪江町が住みやすい理由

浪江町の魅力は、温暖な気候による過ごしやすさと、請戸漁港で水揚げされる豊富な海の幸にあります。また、移住者同士の交流が活発であることや、水素エネルギーの地産地消への取り組み、福島国際研究教育機構(F―REI)の立地など、新たな技術へのチャレンジ精神があることも魅力として挙げられています。

浪江町の住民は、移住者を歓迎し、彼らの力で町を活性化してほしいと考えています。もともとこの地には飲食店が多く、町外からの来訪者を受け入れる雰囲気が根付いているため、移住者にとっては地元のしがらみを感じにくいといわれていることも、住みやすさの理由です。

子育て環境について

浪江町では、移住者に限らず、第2子までの出産祝い金を1人当たり5万円、第3子には20万円を支給する制度を設けています。

また、小中学校の制服代や学用品代なども町が補助しており、子育て世帯の経済的負担を軽減しています。

現在、町内の浪江高校は休校中のため、高校生は周辺の広野町や南相馬市まで通学する必要がありますが、公共交通機関の利用料金を補助することで、その負担も和らげられています。

家賃相場・土地相場

浪江町の家賃相場は、直近3年間で平均3.39%上昇しました。築10年で専有面積70m²の賃貸マンションの標準的な賃料は、月額約9.8万円から約12.2万円の範囲で推移しています。

移住者向けには、2年間にわたり月額最大4万円の家賃補助制度が用意されており、新たな住民に住みやすい環境が提供されています。

どんな仕事がある?

福島12市町村では、有効求人倍率が全国平均を上回る高い水準で推移しており、仕事を見つけることに関しては選択肢が豊富な状況です。

医療や保育などの専門職をはじめ、飲食店や小売など、町を支える様々な職種で人材が求められています。また、ドローンやロボット関連などの先端的な事業を展開する企業の進出も見られ、新たな雇用の創出が期待されています。

交通利便性は?

浪江町へのアクセスは、首都圏からは常磐線の特急を利用して約3時間、車で3時間弱で到着可能で、仙台からは常磐線の特急で約1時間10分、車で約1時間30分の距離にあります。

町内には、常磐自動車道をはじめ、東京と仙台を結ぶ国道6号、福島市と浪江町を結ぶ国道114号、いわき市から山形県へと続く国道399号、新潟県から浪江町へ通じる国道459号などの主要道路が整備されています。

お買い物しやすい?

浪江町内にはイオン浪江店があり、食料品や日用品、医薬品などを購入することができます。営業時間は午前6時から午後8時までと長く、通勤前の立ち寄りにも便利です(日曜・祝日は午前9時から営業)。

また、「道の駅なみえ」では地元の野菜が販売されているほか、無印良品の衣料品や雑貨なども取り扱っています。週末には車で30分ほどの南相馬市原町区へ出向き、まとめ買いをする人も多いようです。

浪江町には移住支援制度がある?

浪江町では、移住者の受け入れを促進するために、さまざまな支援制度を設けています。中でも注目したいのは、「移住者向け住宅支援補助金」です。この制度は、町内の不動産事業者が管理する賃貸物件に入居する移住者に対し、月額家賃が37,000円を超える部分について、最大で月額4万円を最長2年間にわたって補助します。

ただし、「5年以上の定住が条件」など、一定の要件を満たす必要があります。

また、県外から浪江町への移住を検討している方向けには、「町内滞在宿泊費補助金」という制度もあり、宿泊費の一部として一泊あたり2,500円が補助されます。

さらに、実際の浪江での生活を体験してみたい方のために、「いこいの村なみえ」内のコテージを月額2万円で借りられる「お試し暮らし」制度も用意されています。

この他にも、浪江町ではさまざまな移住・定住支援制度が充実しています。詳細については、浪江町移住ガイドをご確認ください。

浪江町の暮らしを楽しむには?

①:特産品

浪江町の魅力は、新鮮な海の幸や町のソウルフードなどの豊かな食文化にもあります。

なみえ焼そば

浪江町のご当地グルメとして知られる「なみえ焼そば」は、太めの麺に濃厚なソースをからめ、具材として豚肉ともやしのみを使用したシンプルな一品ですが、地元の人々に長年愛されてきました。

しらす

戸漁港では、ヒラメやしらす、ホッキ貝など、豊富な海の幸が水揚げされます。福島の海で獲れる魚介類は古くから「常磐もの」と呼ばれ、食通たちを魅了してきましたが、中でも浪江町の名物といえば「しらす」です。

大堀相馬焼

「大堀相馬焼」は、350年以上の歴史を持つ伝統工芸品です。器全体に広がる「青ひび」と呼ばれるひび割れ模様と、熱いお湯を注いでも持ちやすく、冷めにくい二重構造が特徴です。

②:人気の名所、観光スポット

道の駅なみえ 

2021年、復興のシンボルとして「道の駅なみえ」がオープンしました。地元食材を扱う直売所、なみえ焼そばなどが味わえるフードコートに加え、震災後も酒造りを続けていた浪江町唯一の酒蔵「鈴木酒造店」や、大堀相馬焼の陶芸体験施設なども併設されています。

請戸川リバーライン

浪江町一の桜の名所である「請戸川リバーライン」は、1.5kmに渡って約120本のソメイヨシノが咲き誇ります。桜のシーズンだけでなく、一年を通して川のせせらぎを楽しめる散策スポットとして人気があります。桜の開花時期には、夜間ライトアップも行われます。

ラッキー公園 in なみえまち 

2021年、「道の駅なみえ」の敷地内に、全国初のポケモンの遊具が設置され、オープンしました。ポケモン「ラッキー」をメインモチーフとしたこの公園には、連日多くの来園者が訪れています。

その他にも「ふれあいげんきパーク」「請戸漁港」では、地元の自然を満喫することができますし、「丈六公園」「コスモスガーデン」「立野地区のひまわり畑」などは、四季折々の花々を楽しむことができます。

さらに、「震災遺構・浪江町立請戸小学校」「大聖寺境内文化財群」など歴史的な場所も多く、教育的な観光や学習にも適しています。地元で開催される伝統行事、「相馬野馬追祭」「十日市祭」などは、地域の文化を感じられます。

浪江町への移住はどんな人におすすめ?

東日本大震災と原発事故による避難により、一時は活気を失った浪江町ですが、現在は商店や漁港、学校などが再開し、新たなまちづくりが進められています。2022年度からは、隈研吾氏の設計による「浪江駅周辺グランドデザイン基本計画」がスタートし、浪江駅を中心に交流・商業・住宅機能をコンパクトに集約した未来志向のデザインと、再生可能エネルギーを活用した環境配慮型のまちづくりが予定されています。

「足りないものがあれば自分で実現させる」という意欲的な住民が多く、町全体にわくわくするような雰囲気が漂っています。これから新しい生活を始めたいと考えている方にとって、浪江町は大変魅力的な移住先だと言えるでしょう。

 

 

福島県浪江町は【全国版】おすすめの移住先:どっぷり田舎ライフできるまち(人口1万人未満)、2位に選ばれています。

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