東京と軽井沢で二拠点生活(デュアルライフ)をしている宮川さんのライフスタイル
目次
「自分にあった二拠点生活・移住先が分からない…」
「知らないだけで、もっと自分にぴったりなまちがあるのでは…」
そんな方には「住みたいまち検索」がおすすめ!
政府機関が発表する中立・公平なデータをもとに、
全国1,741すべての自治体から
本当にぴったりなまちが探せるのは、
二拠点・移住ライフ大学の「住みたいまち検索」だけです。
理想の生活は人によってさまざま。
この記事を読んでいるあなたは、漠然と「二拠点生活にトライしてみたい!」といった気持ちを抱いているのではないでしょうか。
今回の記事では、東京と軽井沢を中心に貸別荘やホテル、キャンピングカー泊等で二拠点生活をされている宮川さんご夫婦を取材してきました。
宮川さんの二拠点ライフから、あなた自身の理想のライフスタイルを叶えるヒントが見つかると思います。ぜひ、最後までお読みください!
宮川さんご夫婦のプロフィール
ご夫婦ともに仕事の関係で東京での生活が続くも、2020年末に放送されていたNHKドラマ「ノースライト」をきっかけに軽井沢という町に強く興味を持ち、2021年4月より東京と軽井沢で毎月4~5日過ごす二拠点生活を開始。そこから2022年春には軽井沢への移住を決断。現在は2023年春の軽井沢住宅建設進行中のため長野県佐久市に移住。日々のデュアルライフでの滞在先やレストラン等の情報、リアルなコストなどをYouTubeチャンネルで発信中!
チャンネルはこちらから!
50代夫婦のデュアルライフ
奥様
群馬県生まれで自然が身近な環境で育つ。ファイナンシャルプランナーとしても活動されており相続税調査、不動産相談、保険営業などを経験し、現在は海外投資サポート、個人資産の相談業務をされていらっしゃいます。
旦那様
千葉県生まれ。都会と田舎の環境が適度に入り混じった生活を送り、幼少時代から自然や生き物に魅了される。現在は、大手財閥系の商業施設管理をされていた会社を離れ、野鳥カメラマン&クリエイターとして活動されています。
撮影された野鳥の写真はこちらにアップされています!
Instagram
では、さっそくインタビューしていきます!
二拠点生活をスタートした背景
ーさっそくですが、二拠点生活に興味を持たれた背景は何だったのでしょうか?
旦那様 もともと僕は、小さいころから身近に自然を感じることが好きでした。だけど、仕事の関係もあったので東京のマンションに住んでいて、なんとなくですが息苦しさは実はあったんですよね。便利で快適で引っ越すほどの不平や不満は無かったんですけど、なんとなくそういう思いはありました。
旦那様 なので、2人で出かけるところは自然が多いところ。山が多かったかな。
奥様 2人とも山が好きで、東京にいても月に1度どこかの山へ行くくらいでちょうどよいなって、当時はそう思っていたんですよね。
━そういった、趣味嗜好があったからなのですね。東京での暮らしはどのようなものだったのでしょうか
奥様 東京では豊洲の分譲マンションに住んでいて、駅も近くとっても便利でした。
旦那様 車を豊洲時代に所有していたが、使わないしもったいないので売却しちゃったんですけど、何も不自由がなかったです。
奥様 駅の近くにスーパーがあったり、成城石井があったりスタバも4つ、5つあり…。とても便利なので、一生ここに住むなって思っていました。2022年7月に佐久市へ引っ越したんですけど、2021年1月に豊洲の自宅の水回りをすべてリフォームしたばかりだった。東京での生活が気に入っていたので、全然引っ越す気もなく、豊洲の家をもっと住みやすくしようと思っていました。そのぐらい、東京の家を引き払おうなんて思っていなかった。
━東京で仕事をされていたとなると、二拠点生活での仕事への影響は無かったですか?
奥様 コロナ渦ということもあって仕事をリモートでできるようになったのも大きかったかな。
旦那様 世の中がリモートでも良いという価値観も変わって、東京に住んでいる理由があんまりなくなってきた。
奥様 今も銀座に会社を構えていて、当時は銀座に通勤していました。だけど、お客様との会話もリモートで問題なく仕事ができる実感が持てました。
━でも、当時は月に1度くらいの頻度だったのですね。
奥様 そうですね。ですが、大きなきっかけは2020年12月に放送されていたNHKドラマでした。そのドラマでは、軽井沢で北向きの光を取り入れる設計の家を建てるシーンがあります。浅間山を美しく見るために北側の窓を中心に設計するんですね。その家をドラマの中で観たときにビビッときたんです。すぐに2人で「軽井沢に別荘なんて探してみないか。」と話をして軽井沢へ行きました。
旦那様 当時は「こんな暮らしができたらいいな、相場はどのくらいなんだろう。」と漠然としていましたからね。
奥様 軽井沢を訪れたその足で、駅前の不動産屋さんに飛び込んで、「浅間山を見れる物件を探しているんです。」と伝えていくつか物件を見させていただきました。その中の1つにここ(今回の取材地)オナーズヒルがあったんです。
レンタヴィラ軽井沢オナーズヒル 概要
軽井沢の別荘地「オナーズヒル軽井沢」内に佇む別荘を一般に貸し出しているスタイルの宿泊施設。 ナチュラル&モダンな洗練された貸別荘ならではの四季折々の非日常な時間を楽しめます。
旦那様 オナーズヒルには全部で約240戸の別荘があって、そのうちの30戸ほどが宿泊や滞在を目的とした方へ貸出されていて、それ以外の別荘はすべてオーナーさんが貸出しをせずに所有していらっしゃるんです。
奥様 そのオナーズヒル中の別荘を不動産屋さんに売買物件として紹介されたのですが、買うとなると億を超えるお金がやっぱりかかるんです。当時はそんな覚悟もなく不動産屋さんを訪れたので、ある程度予算を抑えるとなると、古くて断熱のされていない物件が多く・・・。
旦那様 これはオナーズヒルではないのですが、古い別荘地で管理されていない物件は、カビだらけだったり朽ちていたりしていました。軽井沢は「沢」といわれるだけあって、他のエリアと比べても湿度が高いんですよね。
奥様 リアルな軽井沢の物件を見て、ちょっと思ったのと違うなと感じました。所有ではなく今はシェアの時代とよく聞くし、シェアもありかなと。そこで、貸し別荘を探したら、ここオナーズヒルを見つけたんです。
旦那様 オナーズヒルは、レンタヴィラ軽井沢さんが物件の管理や貸出の手続等を請け負っていて、宿泊の予約が入っていたらタオルや歯ブラシ、スリッパ、清掃はもちろん暖房も入れてお客様を迎えてくれるようなシステムになっています。
━無理なく、理想のライフスタイルを送るためにも貸別荘という選択肢が出てきたのですね。
奥様 そうですね。そういうシステムを知って、2021年4月に5日間オナーズヒルへ滞在して、すっかり気に入りました。しかも、間取りや周囲の環境、窓から見える景色が異なるいろいろな別荘に宿泊する楽しみ方もできます。この楽しみ方は、購入では味わえなかったと思います。
旦那様 しかも、全部ではないですがペット可の物件も多いんですよ。
奥様 うちは犬がいるから、そこもありがたかったですね。初めてオナーズヒルを利用してから、コストを試算すると、月に1度5~6日間を軽井沢で過ごし、他の日を東京で過ごすという生活が叶うのではないかなって思ったんです。
旦那様 そして、ちょっとずつ軽井沢へ滞在する構成比を上げていき、月の10日間~半分くらいを軽井沢で過ごせると良いなって話し合いましたね。
━月の半分となると、宿泊費は結構高額ではないですか?別荘の購入という話も出てきそうですが・・・
奥様 オナーズヒルはシーズンによって安い時期と高い時期が上手に設定されていて、私たちの場合はオフシーズンを狙って来ています。
旦那様 あとは、土曜と祝前日はちょっと高い設定になっていますね。
奥様 動画でも細かく宿泊費を計算してアップしていますので是非ご覧になってくださいね(チャンネルはこちら!50代夫婦のデュアルライフ)。
旦那様 また、仮に軽井沢で安価な別荘を所有した場合の維持費などのコストと、オナーズヒルを利用して滞在した場合のコストを比較しましたが、結局維持費がものすごく高いんですよね。傷んだ箇所を、自分たちで修繕するのが趣味で楽しかったら良いのかもしれないですけど、そのために軽井沢へ来て、大工仕事をして東京へ帰るというのは、ちょっと私達には違うなと思いました。やっぱり、気軽に来て快適に過ごして帰るとなると、所有って割に合わないなと思いました。
奥様 そうですね。別荘というかたちでの所有は、私たちには合わないなと思いました。
旦那様 また、いくつか別荘地を見てきた中で、別荘を所有している方に話を聞くと、所有したとしても頻繁に来るのはせいぜい10年くらいらしいんです。10年以上経つとあんまり来なくなっちゃう。そして、子供たちへの代替わりがうまくいかないようです。
奥様 子供たちも古くなった物件は、要らないよって感じですよね。新築であればまだしも。代替わりはほんとに難しいでしょうね。
旦那様 何もしないからどんどん朽ちていくし、固定資産税や維持費ばっかりかかっちゃう。そして、売ろうとした頃には、ぼろ屋になっていて中々売れない。また、軽井沢では斜面に別荘が建てられているケースも多く、再建築できない土地もあり住宅地として一般的には好まれない土地もあります。それで困っている人も多いみたいです。不動産的な観点で別荘を所有するとなると、売却時についても考える必要が出てくるので…。所有はあまり好ましくないと僕らは判断しましたね。
奥様 オナーズヒルさんが安くてぴったりでした。いろいろな区画に泊まり、気に入ったらもう1回泊まるみたいな。ただ、人気なので計画的に数カ月先の予約をしておく必要があります。
いくつかの別荘地がある中で軽井沢を選択した理由
─複数のエリアもお試しで二拠点生活をされたということでしたが、その中でもなぜ軽井沢だったのでしょうか?
旦那様 とにかく軽井沢は面白いお店がたくさんあってネタが尽きないんです。
奥様 いくらでも行きたいお店がありますね。新しいお店が今もどんどん増えていて、例えばパン屋さんも閉店したお店があるわけではないのに、新しいパン屋さんが増えています。その分、需要も増えているのだと感じますね。
旦那様 カフェやケーキ屋さん、レストランなどバラエティーが豊富ですね。
奥様 パリで賞をとったシェフがいたり…。その面白さも、私たちに向いていました。自分たちが遊んだり、おいしいものを食べて、それをログとしてYouTubeの動画用に編集してアップして…もうキリがないです。
─いろいろなお店がありコンテンツが豊富なのですね。その他の面はいかがでしょう。
奥様 軽井沢の一角には、明治時代から続くような数10億もする別荘地もあって、見るだけでも楽しいですよ。私たちはどちらかというと庶民的な軽井沢が楽しいし、そういう意味では幅広いですよね。
旦那様 文化人が多く住んでいらっしゃるからか、アートや歴史に関することなど、軽井沢で何かをしたいという方も多いみたいですね。軽井沢から少し広がって御代田あたりにもアーティストさんが多く移住して来ています。
奥様 20代、30代の移住者が多いみたいです。
旦那様 あとは、有名な建築家が建築したホテルやレストランが森の中にあったりするんです。普段通っている道なんですけど。
奥様 本当に奥が深いです。リピートするとますます軽井沢を知りたくなる方が多いのではないですかね。
─軽井沢エリア以外でのお試し二拠点生活についても少し教えてください。
河口湖エリア
奥様 河口湖エリアは都心からも近くて、良いなと思ったんですけど…。
旦那様 湖岸を1周するとある程度お店も把握できた感じはしましたね。
奥様 私たちは食事をとても楽しみにしているので、少し物足りなかったのかな。
伊豆高原エリア
旦那様 伊豆高原エリアは、暑かったです。高原というものの、標高はあまり高くなくて軽井沢よりも気温はぐっと高いです。海も近いですし、海と山両方楽しめることは良いんでしょうけど、あまり海に興味がなかったんですよね(笑)
─他のエリアも軽井沢と同様に貸し別荘に滞在したのでしょうか。
奥様 他のエリアには軽井沢のオナーズヒルのような、長期滞在をお手頃な価格でできるようなところが無かったんですよ。
旦那様 軽井沢エリア以外にも、探せば貸し別荘もあるんですが、年間通して宿泊費用をあまり変えていないから、オフシーズンも高いんです。
奥様 だから軽井沢以外の場合、ホテルで2~3泊していました。
─他のエリアと比較してもやっぱり軽井沢だったのですね。
奥様 軽井沢は海が近くにないにも関わらず、スーパーにはとても新鮮でおいしいお刺身や生鮮食品が豊富にあるんです。新潟県に強いパイプがある「ツルヤスーパー」さんなので良質な海産物にも困らないです。
旦那様 また、軽井沢は朝どれ野菜も鮮度が高く、葉物野菜はパリパリでシャキシャキ。牧場もあるので乳製品もとてもおいしい。フランスで修行してきた方がチーズ作りをやっていたり、本格的なソーセージ屋さんがあったり。軽井沢は富裕層の方も多く住んでいるからこそ、高くて良いものが売れるんでしょうね。
奥様 そういう意味では、東京での暮らしと変わらない生活費になると思います。
奥様 気候の面でも、軽井沢は熱帯夜になったことが観測史上無いらしく、寝るときに窓を開けていたら寒いくらいです。夏場の夜に1度もエアコンをつけたことがないです。
※熱帯夜・・・最低気温が 25℃以上の夜
─食を楽しむことできる点や比較的涼しい気候も含めて軽井沢が気に入ったのですね。
旦那様 そうですね。その他の魅力として、別荘地の中でもやはり歴史が深いと感じました。明治時代に宣教師の方が来ていたり、日本の政治家や文豪がいたり。150年ぐらいの歴史を知るという楽しさもまた面白いですね。当時の建築物がそのままカフェに活かされていたり…。
奥様 明治時代の建物とかはすごく良い材料を使って建てられていますからね。
旦那様 軽井沢のまちの歴史は面白いです。洒落た建物があるなと思ったら、すごく由緒ある建物だったりとか。温泉もあるし、静かだし。あとは東京にいて感じなかったんですけど、新鮮な空気のにおいが違いますよね。深呼吸したくなる空気です。
奥様 犬を飼っているんですけど、軽井沢に来てから外の空気を嗅ぐようになりましたね。
軽井沢での暮らしでの不便さやデメリットは
─こちらの生活で不便さやデメリットだと感じた点は何かありますか?
旦那様 ほんとに無いんですが、強いて言えば車を1人1台ずつ所有する必要が出てくることですね。そういったコスト増はあると思いますが、僕はもともと車が欲しかった人なので。
奥様 不便に感じることは、長野県に都銀の支店が無いことです。会社のメインバンクがUFJ銀行なので、東京へ出張に行かないと記帳ができないんです。例えば、家などの支払いで1千万円以上を振り込むとなるとネットバンキングは対応していないんですよ。長野県は八十二銀行だらけで…そういう驚きはありました。
旦那様 あと、これからの話ですが、軽井沢に家を建てているので来年以降、暖房費は結構かかるかもしれません。
奥様 ただ、今建てようとしている新居は暖房費がかからないように、気密性を高めています。
旦那様 いわゆる魔法瓶のように、熱が逃げないような設計をしています。家全体がエアコン2台で暖まるように。
奥様 その他に、不便さやデメリットは感じていませんね。ほんとに、毎日楽しいです。
軽井沢での日常
─軽井沢の1日はどう過ごしているのですか?例えば、朝起きたら近所のカフェに行くなど…。
奥様 特に毎日決まったルーティーンがあるわけではないです。その日の天気によって何をするか変わってきます。気分や天候に合わせて、日々を楽しんでいますね。
旦那様 僕は半分趣味で野鳥撮影をしているので、早朝5時に起床して森や山へ撮影に出たりしていますね。
奥様 1日家にいると決めた日は、デスクワークしていたり。
旦那様 あとは、Youtubeの撮影に行く日はおいしいものを食べに、森の中のカフェでモーニングを楽しんだりします。
奥様 朝7時から活動すれば、食事を楽しんだ後、お昼過ぎには自宅に着いてデスクワークなんて日もありますね。
軽井沢での二拠点生活から一転移住を決断
─現状のままでも十分軽井沢を満喫されているように思えますが、移住を決断された背景を教えてください。
奥様 冬の軽井沢を好きになれたことが、軽井沢に住む後押しになりましたね。やっぱり、軽井沢に住まれている方は、「冬は寒いですよ。」って仰るんですが、浅間山は冬のほうが綺麗に見えます。
旦那様 空気が冷たく湿度が低いほうがクリアに見えるんです。場所によっては、中央アルプスや北アルプス、八ヶ岳なんかもぐるっと見えます。軽井沢の冬はオフシーズン。もちろん、冬は寒くて閉まっているお店も多いですが、他のお客様が誰もいない店内でお店の方とゆっくり会話できて良いんですよね。
奥様 私の友人から教えてもらった「その土地に恋する。だから、その土地に行く原動力になる。」という表現がぴったりで、私たちも軽井沢に恋をするように浅間山をバーンって見て、その瞬間に移住を考えるようになったというか…。理屈ではなく直観ですね。
軽井沢移住までの怒涛のスケジュール
─移住までかなり即断即決で進まれた印象ですが、その点詳しく教えてください。
奥様 軽井沢へ移住された方のアドバイスを2022年3月に受けました。話をうかがうと軽井沢へ引っ越すイメージができました。その日の帰りの車で移住することを決め、その日の夜に豊洲のマンションを査定に出しました(笑)
旦那様 マンションを売却するにも、軽井沢で土地を購入するにも、数社とコンペをするんですね。とても大変ですけど、短い期間でぎゅっとできましたね。
奥様 家を売却するにしても、こちらの意志だけではうまくいかないですよね。相手がいなければ売れないし、土地も気に入ったところがなければ買えない。すべて奇跡のようにスムーズに進みましたね。
旦那様 マンションの売却価格によって、軽井沢の土地や建物にどのくらいにコストをかけられるか決まってくるので。自分たちでは決められないことが、理想の通りに進みました。
─たった3カ月ほどで、マンションの売却や軽井沢の住居の土地決め、佐久市の仮住まい先も決め、2022年7月にお引越しされて…。怒涛のスケジュール感ですね。
奥様 最初はやっぱり不安はあったんですけど、ほんとに今は後悔0です。
最後に理想のライフスタイルを叶えたいへ
─二拠点生活や移住を考えている方へメッセージをお願いします。
奥様 軽井沢へ移住された方のお話に「一生住むって考えてはいない。」と仰られていました。そこは、フレキシブルに考えていいんだなって気持ちが楽になりました。賃貸だったらもっと気軽に、東京に戻る選択も取れるでしょうね。急に海が好きになって、沖縄に住むとかも自由じゃないですかね。
旦那様 もちろん、軽井沢への移住を決めてから現在までにちょっとした問題や障壁はありましたが、結果的には一番良いかたちに収まりました。
奥様 私たちは、問題を”フェスティバル”と呼んでいるんです。世代的にも”守りに入る”タイミングだと思うんですね。「悪いことが起きるかも…。だから、新しいことをするのをやめよう。」という選択を取ることをやめるようにしています。問題も問題と思わなければ良いんですよね。
旦那様 人生80歳までとすると、あと残り大体1,000週間しか無いんですよ。やりたいことは、やるべきですよね。
奥様 そうですね。体がしっかり動くまでの期間を考えると、やりたいことを全部やりたいという気持ちが強くなってきます。また、若い方も若いからこそ、やり直しもききますよ。
宮川さんご夫婦へのQ&A
Q:軽井沢へ移住後、例えば慣れ親しんだ東京に戻ってくる選択も有り得るのでしょうか。
旦那様 やっぱり、高齢者に優しいのはどっちか考えると、東京のほうが移動手段なども便利だと思います。もしかしたら、20年後に「東京へまた戻ろう。」という話もあるかもしれないですね。
Q:軽井沢での土地選びから新居を建築するとなると、情報収集なども大変でしたか?
奥様 自分たちの新居を建てるため、関心があり勉強をしています。寒いところに住むには覚悟が必要だと思っています。
旦那様 ちなみに、軽井沢は北海道や札幌と同じような、”寒冷地”に該当します。「夏」涼しいということは、「冬」寒いんです。定住するとなると、住まいの断熱性や気密性を高めなければいけません。
関連情報
今回、取材にご協力いただいた宮川さんご夫婦。インタビューの中でも登場しましたがYouTubeチャンネルを運営されており、軽井沢での日常を発信されています!
軽井沢だけでなく二拠点生活を楽しみたい方は、ぜひチェックしてみて下さい。理想のライフスタイルのヒントが見つかると思いますよ!
宮川さんご夫婦のプロフィール
ご夫婦ともに仕事の関係で東京での生活が続くも、2020年末に放送されていたNHKドラマ「ノースライト」をきっかけに軽井沢という町に強く興味を持ち、2021年4月より東京と軽井沢で毎月4~5日過ごす二拠点生活を開始。そこから2022年春には軽井沢への移住を決断。現在は2023年春の軽井沢住宅建設進行中のため長野県佐久市に移住。日々のデュアルライフでの滞在先やレストラン等の情報、リアルなコストなどをYouTubeチャンネルで発信中!
チャンネルはこちらから!
長野県のおすすめ情報
本記事では語りつくせなかった、長野県が行っている支援制度をより詳細にお伝えします
実際に移住や2拠点生活をされている方のインタビュー記事を読むことで移住後のイメージが湧きますよ。
公的な機関ではなく、どこかの市町村に属しているわけでも無い
民間のサービスだからこそあなたの理想の暮らしの応援者として寄り添います。