2拠点生活(デュアルライフ)とは?必要な費用や全国の人気スポットを紹介
目次
「自分にあった二拠点生活・移住先が分からない…」
「知らないだけで、もっと自分にぴったりなまちがあるのでは…」
そんな方には「住みたいまち検索」がおすすめ!
政府機関が発表する中立・公平なデータをもとに、
全国1,741すべての自治体から
本当にぴったりなまちが探せるのは、
二拠点・移住ライフ大学の「住みたいまち検索」だけです。
理想の生活は人によってさまざまです。
この記事を読んでいるあなたは、こんな希望を持っているかもしれません。
- 仕事も趣味も楽しみたい
- 緑に囲まれた場所で子育てしたい
- 旅暮らしをしながら自由に働きたい
1つでも該当するなら、デュアルライフ(二拠点生活)に挑戦してみてはいかがでしょうか?
幅広い年代の人々に注目されている、新しい生活スタイルです。
この記事では、デュアルライフの始め方や仕事のこと、必要な費用やメリット、デメリットなどをわかりやすく解説していきます。
最後まで読んでいただければ、二拠点生活(デュアルライフ)の基本的なことを理解できます。
二拠点生活(デュアルライフ)とは?
デュアルライフとは、2つの拠点を行き来する生活様式です。
もともと住んでいた場所はそのまま残しつつ、地方にセカンドハウスを構えて暮らす。
移住との違いはここにあります。
最近はニュースでも特集が組まれるほど人気が高まっており、幅広い年代の人から注目されるようになりました。
そのきっかけとなったのが、新型コロナ感染症の拡大です。
2020年頃から在宅ワークやリモートワークが一般的になり、従来の働き方が当たり前ではなくなりました。それに伴い地方での生活に関心を持つ人口が増加したのです。
デュアルライフには、都会と田舎のメリット両方を享受することができます。
移住する場合は仕事や住まいなどを変える必要がありますが、二拠点生活ならそれほどハードルは高くありません。
二拠点生活( デュアルライフ)を開始する4つの手順
デュアルライフを始めるには、以下の4つをクリアしなければなりません。
その人が置かれた状況や家族構成にもよりますが、おおよその人に該当するでしょう。
二拠点生活の目的と滞在する頻度を考える
大前提となるのが、デュアルライフをする目的です。
それと付随して滞在期間も考えましょう。
いわば二拠点生活の軸となる二大要素であり、何となく始めても上手くいきません。
- 平日は仕事に精を出し、土日は趣味に没頭したい
- 月に1週間ほど里帰りして、空き家になった実家に滞在したい
デュアルライフを希望する理由や背景はさまざま。
どんな生活スタイルなら理想を実現できるのか、あなた自身の言葉で説明できるようにしてください。
【合わせて読みたい記事】
第二の拠点を決める
デュアルライフに挑戦したい目的を判断基準にすると、選択肢を絞りやすくなります。
「そこでなければいけない理由」がある場所を選びましょう。
たとえば「サーフィンが趣味で湘南に第二の拠点を構えたい」といったケースです。
あなたにとって思い入れのある場所が最善の選択と言えるでしょう。
ただし本来の居住地から遠く離れた場所だと、移動に時間と労力がかかります。
少なくとも2時間以内で行けるところにするのがおすすめですね。
【合わせて読みたい記事】
費用を概算する
デュアルライフを始めるにあたって、当然ですが先立つものが必要です。
具体的には初期費用と維持費の2種類があります。
初期費用
- 敷金、礼金
- 物件の購入費用
- 家具、家電の購入費用
維持費
- 家賃
- 更新費用
- 水道光熱費
- 交通費
- 高速料金
- ガソリン代
- 火災保険料
- 固定資産税
中古物件を買うか、賃貸物件に入居するかといった違いはあるものの、おおよその費用を把握しておくと二拠点生活をイメージしやすいでしょう。
畑仕事をするなら、土地を借りたり重機をレンタルしたりする費用もかかってきます。
二拠点生活にかかるお金について詳しく学びたい方はこちらの記事がオススメ!
家族の理解と協力を得る
デュアルライフを実現させるには、家族の理解と協力が欠かせません。
いきなり「二拠点生活をしてみたい」と言われても、戸惑う人が多いでしょう。
そこで事前に情報をまとめておき、筋道を立てて説明することを推奨します。
家族そろって第二の拠点に足を運び、現地の生活を体験してもらうのがベストです。
とはいえ、デュアルライフに踏み切れないケースもあるはず。
子どもの習い事で忙しい、両親の介護で家を空けられないといったやむを得ない事情があるでしょう。
その場合は、単身でのデュアルライフも視野に入れてください。
理解を得られないのであれば、無理に家族を連れていくのは得策ではありません。
二拠点生活( デュアルライフ)のメリット・デメリットを徹底解説
デュアルライフの準備について解説したところで、メリットとデメリットを紹介します。両方を知っておけば、理想と現実の乖離を防げるでしょう。
デュアルライフのメリット
二拠点生活のメリットは3つあります。
メリハリのある生活ができる
デュアルライフに関心がある人の多くは、東京や大阪といった大都市に居住している傾向にあります。
- 仕事も大事だけど、たまには思い切り羽根を伸ばせる時間が欲しい
- 自然豊かな場所でリフレッシュして、オンとオフを切り替えたい
そんな希望を叶えてくれるのが二拠点生活なのです。
「今の暮らしを維持しつつ、環境に変化を取り入れたい」という人にぴったりの生活様式といえるでしょう。
都会暮らしと田舎暮らしの良い部分を享受できる
インフラが整った都会での暮らしは便利ですが、どこか窮屈に感じる部分も否定できません。しかし、地方に住むと利便性を手放さざるを得なくなります。
デュアルライフなら、都会と田舎のいいとこどりができるのです。
期間限定の移住といって差し支えないでしょう。
軸足を固定しつつ、新たな場所で新たな生き方を模索したい。
そんな人はぜひ挑戦してみてください。
新たなビジネスチャンスが広がる
デュアルライフは副業との相性が抜群です。
最近は「週末起業」と呼ばれる働き方もあり、第二の拠点で本業以外のビジネスを始める人が増えています。
今までと違う環境には、新しい出会いが待っています。
地方ならではのビジネスを立ち上げるチャンスが眠っているかもしれません。
デュアルライフを通じて刺激を受け、思いがけないアイデアが生まれることも考えられます。
それは副業だけでなく、本業にも活かせる可能性があるのです。
デュアルライフのデメリット
もちろんメリットばかりではありません。マイナスの側面も存在します。
維持費がかかる
二拠点に住まいを持つ以上、避けては通れない部分です。
初期費用のところでも述べたように二拠点分の家電が必要ですし、不在期間中にも家賃や電気料金は発生します。
単純に計算すれば生活費が2倍になるため、もったいないと感じるかもしれません。
交通費がかさむ
住む場所が2つあれば、その間を往復する費用がかかります。
- ガソリン代や高速料金
- 飛行機や新幹線などのチケット代
これらは必要経費とはいえ、決して安い金額ではありません。
割り切って考えられる人であれば大丈夫でしょう。
住居の管理に手間がかかる
人が住んでいない家は空気の流れが滞るため、朽ちるスピードが早くなります。
二拠点を行き来する場合、必然的に従来の住まいで生活する時間が長くなるのではないでしょうか。
なるべくセカンドハウスに滞在する期間を増やし、住宅を長持ちさせましょう。
その他、メリット、デメリットについて実際に二拠点生活をされている方のインタビューも読んでみて下さいね
二拠点生活(デュアルライフ)をする上で気を付けるべき3つのポイント
デュアルライフに挑戦しようと考えたら、以下で説明する3つのポイントを心掛けてください。
一時的な情熱に駆られて見切り発車するのは厳禁です。
お試し移住は必須
二拠点生活を実行に移す前に、必ず現地に滞在して住み心地を体感しましょう。
「住んでみたら、想像していた生活とはかけ離れていた」という状況も考えられます。
理想と現実のギャップは、できるだけ早いうちに埋めておくべきですね。
地域住民と積極的に交流する
都市圏と地方都市では、人付き合いの流儀が異なると心得てください。東京では近隣とのつながりが薄く、密な付き合いは少ない傾向にあります。かたや田舎では地域一帯が知り合いだらけ。強固な人的ネットワークが形成されています。
そこに都会から来た人がなじむのは大変かもしれません。
しかし、田舎暮らしをするなら社交性が求められます。自ら地域住民の輪に入るくらい気持ちがあると安心でしょう。
往復時間と交通費を考慮する
交通費については、デメリットで述べた通りです。それと同じくらい重要なのが、往復にかかる時間。
目安としては、現在の住まいから2時間以内で行ける場所を選びましょう。ほどよい距離でないと、次第に足が遠のいてしまう可能性もあります。
二拠点生活(デュアルライフ)の目的に合わせたモデル
ここからは、デュアルライフ経験者の意見を参考にモデルケースを紹介していきます。
ほんの一例とはいえ、参考になる部分があるかもしれません。
子どもを連れて二拠点生活を始める
自然豊かな環境で子育てしたいと考えている人は多いようです。
たとえば地元と東京を行き来しながら、仕事と育児をこなす。
一見難しそうですが、実はそうでもありません。
東京と地方を結ぶ国内線が充実しているため、飛行機に乗って数時間もすれば目的地に到着します。
「落ち着いて過ごせる移動時間に仕事をすると捗る」という意見も見受けられました。
環境が変わると子どもたちにも良い影響があるようです。
都会では体験できないこともたくさんあるため、田舎暮らしを通じて創造性や積極性を育めるでしょう。
移住の準備としてデュアルライフに挑戦する
ゆくゆくは本格的な移住をしたいけれど、今は家庭の事情があって実行できない。
そんな事情をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこでプレ移住としてデュアルライフを選択するケースも存在します。
平日は都心のマンションで生活し、週末に場所を変えてのびのびと過ごす。
畑仕事や釣りなど、好きなことに打ち込めるでしょう。
リフレッシュしつつ将来の移住に向けて足元を固めれば、いざという時に慌てずに済みます。
二拠点生活(デュアルライフ)におすすめの地域やエリアをご紹介!
二拠点生活をするうえで、最も関心があることは「どこを2拠点目にするか」ではないでしょうか!?
ここでは、人気のエリアをピックアップしてお伝えしていきます。詳細は関連記事をぜひご覧になってくださいね。
都心からほど近い有名エリア
軽井沢エリア
長野県軽井沢町は、避暑地・別荘地として有名な街です。人口約2万人の小さな都市ながら、古くから国際交流が盛んで「国際観光文化都市」に指定されています。
広大なゴルフ場、植物園、スポーツ施設、美術館や文学館が点在しており、綺麗に見える浅間山と自然広がる景色が楽しめるエリア。
四季折々の景観も美しく、自然と触れ合えるのも軽井沢ならでは。
【詳しくはこちら】
那須塩原エリア
栃木県那須塩原市は、栃木県の北部にある街です。観光地で有名な「那須高原」の玄関口となっています。
豊かな自然から避暑地や紅葉の名所として知られている那須・塩原エリアですが、古くから温泉地としても親しまれています。歴史と豊富な泉質が魅力で観光客が多く訪れます。
【詳しくはこちら】
箱根エリア
箱根町は箱根駅伝とも呼ばれる、東京箱根間往復大学駅伝競走のコースとして使用されている町です。人口は1万1千人ほどで、温泉や観光地が多くの人で賑わっています。
また、富士箱根伊豆国立公園の中央にあり、都心からのアクセスがよい観光・温泉地として知られています。
四季折々の自然の景色は美しく、美術館・博物館、その他レジャー施設、また正月の箱根駅伝をはじめイベント・祭事も多く、1年を通じて楽しめます。
【詳しくはこちら】
デュアルライフに関する質問と回答
最後によくある質問と回答をまとめました。
デュアルライフの参考にしてください。
住まいはどう探せばいい?
下記のような方法があります。
- 賃貸物件を探して契約する
- 中古物件を購入する
- シェアハウスに住む
自治体の空き家バンクに登録すると、中古物件を借りたり買ったりできます。
空き家になっている実家を第二の拠点にすれば、初期費用を抑えられるでしょう。
最近は定額制で好きな場所に住めるサービスが充実しており、それを利用する手もあります。
メジャーなところだと「ADDress」や「Hostel Life」、「HafH」などがおすすめ。
どんな働き方に適している?
リモートワークをしている会社員や、特定の組織に属していないフリーランスに向いています。
新型コロナ感染症の影響で在宅ワークが浸透した昨今、会社員であっても働く場所を選べるようになりました。
パソコンとインターネットさえあれば働ける人にとって、デュアルライフを実現するのは難しくありません。
運転免許はあったほうがいい?
結論からお伝えすると、免許がない生活は非常に不便です。
地方は車社会のため、自家用車での移動を前提に考えてください。
県庁所在地の自治体で主要な駅の周辺ならインフラが整っていますが、そのような条件に当てはまるところは少ないのが現実です。
現時点で免許を持っていない人は、取得してからデュアルライフを開始することを推奨します。
デュアルライフで理想の暮らしを実現させよう
仕事も趣味も思いきり楽しみたいなら、ぜひデュアルライフに挑戦してみてください。
本来の生活拠点を残したまま新しい生活を体験できる。
これはデュアルライフにおける最大の醍醐味といっても過言ではありません。
最後に改めて内容をおさらいしておきます。
- デュアルライフとは何か?
- デュアルライフを開始するまでの4ステップ
- デュアルライフのメリット・デメリット
- デュアルライフを成功させる3つのポイント
- デュアルライフのモデル
- デュアルライフに関する質問と回答
繰り返しますが、事前の準備に時間をかけましょう。
しっかりと計画の骨組みを作っておくと、失敗する確率は低くなります。
仮に上手く行かなかったとしても、デュアルライフなら軌道修正できますよ。
この記事を参考に、二拠点生活を始めてみてはいかがでしょうか。
終わりに
二拠点・移住ライフ大学が運営する公式LINEアカウントが開設!
公式LINEから「移住・二拠点生活ライフスタイル診断」であなたにぴったり合った生活スタイルを無料で診断できます!
また、簡単なアンケートに回答していくことで、あなたの優先する条件などからオススメの移住先の自治体を発表しちゃいます!
公的な機関ではなく、どこかの市町村に属しているわけでも無い
民間のサービスだからこそあなたの理想の暮らしの応援者として寄り添います。