熊本県へ移住したい方へおすすめの地域6選と支援制度を解説
目次
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熊本県へ移住したい!でも、実際に住むところを探すとなると生活環境や家賃の相場、仕事事情など、調べておくべき情報はたくさんありますよね。
熊本県は都市圏から移住すると最大100万円を支援する移住支援金制度を設けていたりと、移住者を積極的に受け入れている県です!
熊本県のシンボルといえば、言わずと知れた「くまモン」です。老若男女に愛されるご当地キャラクターとして有名でしょう。熊本県の魅力は、他にもたくさんあります。たとえば日本三名城に数えられる熊本城(現在も復興作業中)、観光客にも人気のある温泉地など、ここにしかないものが目白押し。
この記事では、熊本県の特徴や暮らしやすさおすすめの移住先6選、移住支援制度について説明していくので、移住を検討している方はぜひチェックしてみてくださいね。
熊本県のおすすめ移住先6選
ここからは、熊本県のおすすめ移住先6選を紹介します。支援制度についても触れていますが、特に補助額が大きいものや、自治体独自のものを抜粋して記載しています。
1人暮らしにもおすすめ!利便性の高いまち
熊本県のおすすめ移住先 菊陽町
菊陽町は、近年熊本市のベッドタウン化が進んでいる背景から人口増加率が全国トップクラスとなっている人気の移住地です。約4万人が暮らすこのまちは熊本市と合志市の2大都市と隣接しており、JRの駅や熊本空港、高速道路のICも近いため交通利便性に優れています。
生活環境は、国道沿いにゆめタウン光の森や大きなホームセンター、スーパーといった日常生活に必要なお店が集まっているため買い物に便利です。また町内には自然豊かな公園、温泉施設や地元野菜の直売所に加え、医療機関も充実しており暮らしやすい環境です。熊本市ほどの利便性は無いですが、住宅地は静かで都会の喧騒もない程よく田舎なところです。
教育環境は、保育所などが23か所あり、待機児童はここ数年ゼロとなっています。町内に小学校から中学校までありますが高校はありません。義務教育までは町内で終えることができますが、以降は熊本市内や合志市の学校に進学する必要がありそうです。ただし、熊本市内や合志市には多くの高校や専門学校があるため、進路の選択肢は多いといえるでしょう。
交通利便性は、町内に光の森駅をはじめ複数のJR豊肥本線の駅があります。町内を路線が東西に走っているので、郊外に住んでも駅が近い環境となりそうです。熊本駅から町内の原水駅まで約30分なので、休日のショッピングなども気軽に楽しめます。また、車で熊本ICから菊陽町市街地まで車で約15分、熊本空港からは車で約10分と熊本市および県外へもスムーズにアクセスできます。
支援制度
子育てに関して、18歳までのお子さんの医療費が無料です。
住まいに関して、対象地区に定住する子育て世帯へ住宅の購入やリフォームに必要な経費の一部を補助しています。
移住支援金の対象であるため、条件に合う方(東京圏から移住し就業・起業した方等)は最大100万円の支援を受けることができます。
菊陽町の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
熊本県のおすすめ移住先 熊本市
熊本市は、九州では3番目に大きい都市で日本最南端の政令指定都市でもあります。市には約74万人が暮らしており、この数字は県内の約40%を占めています。行政機関をはじめ企業、商業施設、宿泊施設、医療機関などが多く、交通網の拠点である熊本桜町バスターミナルもあり、都市機能が集積しています。
生活環境は、熊本駅周辺には駅ビルが立ち並び、百貨店や大型商業施設が集まっています。そのほか、スーパーやコンビニが駅周辺から郊外まで多数あるため日常生活に不便は無いでしょう。熊本市内から熊本駅まで出れば日用品をはじめアパレルなどのショッピングも楽しめる環境です。駅周辺は車が無くても生活できますが、車があれば近隣都市のレジャースポットや娯楽施設に行くことができ買い物も楽でしょう。医療面は、人口10万人あたりの病院数が政令市中1位。24時間365日対応可能な救急医療体制も充実しており、子どもから大人まで安心して暮らすことができます。
教育環境は、市は複数の区に分かれており保育所から幼稚園をはじめ大学も多数あります。待機児童数は区によって異なりますがほぼ市全体を見てもゼロに近い数字です。また熊本市では、安心して子育てと仕事の両立ができる企業「子育て支援優良企業」の認定や、病児・病後児保育に力を入れるなど、共働き世帯も安心して働ける環境づくりをしています。
交通利便性は、九州の中央にあるため九州全域へのアクセスに優れています。九州新幹線に乗れば博多駅まで30分ほどです。高速道路や高速バスも発達しており、九州内のあちこちへ気軽に旅行できる点も魅力です。また、熊本市のお隣、益城町には熊本空港があり車で約30分でアクセスできます。飛行機を利用すれば東京まで約1時間30分、大阪まで約1時間10分と全国各地へ移動できます。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費が助成されます。市内のいたるところに「子ども食堂」や「子育てほっとステーション」などの施設が整備されています。
住まいに関して、中古住宅の購入にあたって最大50万円が補助されます。
移住支援金の対象であるため、条件に合う方(東京圏から移住し就業・起業した方等)は最大100万円の支援を受けることができます。
熊本市の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
子育て世帯におすすめ!教育環境充実なまち
熊本県のおすすめ移住先 合志市
合志市は、約6.2万人が暮らすまち。私鉄の熊本電気鉄道や道路網が充実しており、熊本市の隣にあるため熊本市のベッドタウンでもあります。また、野菜や果物の栽培が盛んで自然が豊か。そして、大きな河川や山がない緩やかな台地で災害の心配が少ないことも魅力です。利便性と自然のバランスがよいことなどから人口も増加傾向にあり、「住みよさランキング」で九州1位になるなど活気ある町といえるでしょう。
生活環境は、多数の企業が進出する産業都市としての顔も併せ持ち市内で働く人も多くいます。そのため市内には約30店舗がテナントとして入る商業施設アンビーをはじめ、ディスカウントスーパーやコンビニが幹線道路沿いに点在しており、車があれば日常生活に不便は無いでしょう。医療面も総合病院から一般診療所など多数あり、熊本市にも近いため多くの病院の中から選べる環境です。
教育環境は、保育所などが31か所あり待機児童は2022年4人いました。ここ数年、保育所や幼稚園の新設が進んでおり待機児童数が減少しているため、数年後にはゼロとなっているでしょう。その他、小学校から高校、大学のキャンパスもあります。熊本市内も通学圏内なので進学先の選択肢も豊富です。
交通利便性は、市内にICがあるため車で熊本市へ約10分、熊本空港へ約30分以内、阿蘇エリアへも約1時間でアクセスでき、都市部と自然豊かな場所へ気軽に移動できます。市内には駅もあるため、電車を利用した場合、熊本市街地まで約30分で移動でき、休日はショッピングを楽しむことができるでしょう。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費の助成や一般不妊治療(人工授精)費の助成を行っています。
仕事に関して、就農や起業・創業に関して奨励金を交付しています。
合志市の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
熊本県のおすすめ移住先 八代市
八代市は、約12.4万人が暮らす県内第2位の人口を誇ります。市の西側は海に面し、東側は宮崎県との県境となっています。市は、畳に使われるい草の国内生産量の大半を占めていたり、柑橘類「晩白柚(ばんぺいゆ)」やトマトも、日本一の生産量を誇る特産品です。山や高原などの自然を活かした公園が各所にあるなど、自然と触れ合いながらのびのび子育てができるでしょう。
生活環境は、大型ショッピングモールイオン八代が開業するなど活気があるまちです。そのほか、ゆめタウンや八代本町アーケードなど地元の方から愛されるお店が多数あり車は必須ですが日常生活に不便は無いでしょう。
教育環境は、保育園63園、幼稚園6園、小学校24校、中学校15校、高校7校あり、短期大学や専門学校もあります。また、待機児童はゼロとなっており、下記で後述しますがお子さんの医療費が18歳まで無料など子育てに関する支援制度が手厚い自治体です。
交通利便性は、市内に九州新幹線新八代駅があり、九州の各都市へのアクセスに優れています。また、高速道路の入り口八代ICもあるため車での移動も便利です。熊本市街地まで車で約1時間、電車で約40分前後で到着します。熊本市街地まで気軽にアクセスできる距離感なので、休日のショッピングも楽しめそうです。
支援制度
子育てに関して、18歳までのお子さんの医療費が無料になる助成制度が設けられています。また、妊婦健康診断、乳児家庭全戸訪問、子育て短期支援、延長保育、放課後児童クラブといったひとり親世帯や、共働き世帯も安心して暮らせる支援を行っています。そのほか、出産祝い金もお子さんの人数に応じて給付されます。
住まいに関して、空き家のリフォームに対して最大40万円、不用品の廃棄に最大5万円の補助金が出ます。
八代市の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
どっぷり田舎暮らししたい人におすすめ!自然が豊かなまち
熊本県のおすすめ移住先 阿蘇市
阿蘇市は、約2.7万人が暮らす小さなまちです。
世界最大級のカルデラを有し、観光地としても知られる阿蘇市は、九州島のほぼ中央にあります。その壮大な景観は、ユネスコのジオパークにも認定され、雄大な阿蘇の自然、どこまでも広がるような田園風景、阿蘇神社などの歴史的遺産等、県内最大の観光地です。
生活環境は、比較的平地が多いところでも標高500m前後の高地にあるため、年間通して気温が低く雨が多い気候です。市には大型の商業施設は無く、観光地の方がよく利用する幹線道路沿いにスーパーやコンビニなどがありますが限られます。そのため、車が必須の地域でしょう。
教育環境は、保育所が14か所あり待機児童はゼロです。高校は県立の阿蘇中央高校がありましたが2012年3月末に最後の卒業生を送り出し閉校しています。義務教育までは終えることができますが、それ以降のお子さんの進学先には困ることが予想されます。
交通利便性は、阿蘇駅があるので電車も利用できます。電車で熊本駅まで約1時間30分、肥後大津駅まで約50分と近隣都市までそれなりに時間がかかります。車では熊本市街地まで約50分でアクセスが可能です。不便ではありますが、阿蘇でしか感じられない豊かな自然には代えがたいものがあるでしょう。
支援制度
子育てに関して、18歳までのお子さんの医療費の助成が受けられます。また、児童手当といった経済的な支援があります。
仕事に関して、就農に対して年間最大150万円(最長5年間)を支援金として給付される制度があります。また、空き店舗を利用して新しくお店を開業する方へ家賃を最大5万円(最長3年間)補助してくれる制度があります。
阿蘇市の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
仕事も利便性もバランスよく!とかいなかなまち
熊本県のおすすめ移住先 天草市
天草市は、約8.3万人が暮らす県内で人口が3番目に多い都市。
キリシタンの歴史で教科書でも学んだことがあるでしょう。「天草市立天草キリシタン館」や天草の象徴として知られる「崎津教会」など観光地も有名で歴史的な街並みも残されています。一方、市域を有明海・東シナ海・八代海の3つの海に囲まれ、市域のほとんどが山林で占められ、自然豊かでレジャーなどを楽しめるスポットが豊富です。
生活環境は、生活用品を購入できる商業施設が多くあり、古くからある商店街をはじめイオン 天草店には日用品から衣類まですべて揃います。 また地元で有名な格安スーパーなどもあるため、車があれば日常生活で困りません。医療面は、大きな病院が天草地域医療センターをはじめ健康保険天草中央総合病院などがあり、シニア世代も多く住む町なので、安心な福祉施設や制度が充実しています。
教育環境は、保育園が公立・私立合わせて42か所、幼稚園は6園、小学校17校、中学校13校、高校も複数あります。
交通利便性は、市内に天草空港と高速バスの2つが主要な交通機関です。バスでは、熊本駅にある熊本桜町バスターミナルまで約2時間30分です。車では、熊本空港まで約1時間35分、熊本市街地まで1時間20分、福岡市や鹿児島市までは約2時間前後でアクセスできます。車が必須のエリアですが、市内には買い物スポットも豊富で日常生活を送る上で困ることもほとんど無いです。月に1度市街地でショッピングなどにでかけることは可能でしょう。
支援制度
子育てに関して、18歳までのお子さんの医療費が無料です。その他、一時預かり保育、児童育成クラブなど共働き世帯も安心して子育てができます。
お試し移住に関して、天草市での暮らしを体験できる移住促進施設を貸し出しています。
天草市の病院やスーパー、保育所など暮らしに関する街の情報はこちら
全国の人気移住スポットはこちら
熊本県ではなければダメ!というこだわりがある方も多いと思います。
でも、全国色々な地域の情報収集をされたい方は、各エリアごとのランキング記事も参考にしてみて下さい!
【東北エリア版】2023年版「住みたい田舎」ランキング
【北関東エリア版】2023年版「住みたい田舎」ランキング
【首都圏エリア版】2023年版「住みたい田舎」ランキング
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【2023年全国版】移住におすすめ人気の町21選!住みたい田舎を見つけよう!
はじめての移住計画を立てる際の注意点
移住をして後悔しないために。ここからは、移住で失敗しないための注意点を解説します。事前に移住前に考えて注意ポイントをクリアして移住を進めて下さい。
こちらの記事では、ご自身の移住が「失敗だった!」と語る方のリアルなインタビューの内容を掲載していますので参考までにどうぞ!
家族にきちんと相談し勝手に決めない
家族に良く相談せずに移住という重要な決定をしてしまうと、移住後にお互い不満がたまってしまいます。きちんと、お互いに理解と納得をしたうえで、移住を決めましょう。
パートナーも、ご自身で決めた実感があれば不便や不満なことがあっても乗り切れるでしょう。
個人的には、経済的な支援のみならず行政が出産〜育児〜高校くらいまで、その時々で相談できる窓口や一貫したサポートがあると、子育て世帯に寄り添ってくれているなぁという印象を受けます。
特に子育て世帯の読者の方へチェックして欲しい自治体の支援や子育て環境のチェックポイントをまとめた記事はこちら!
仕事を見つけて移住すると失敗が少ない
移住にお金の問題はつきもの。
移住前に、仕事を見つけておくと大変安心して移住を決断できます。
理想は、リモートで業務ができる職種や会社の雇用が決まること。安定した給与や保障などもあるので、リスクを最小限に抑えることができます。
地方には都会と比べて企業も少ないので、求人もぐっと少なくなります。その場合は、起業やご自身で生計を立てる手段を考え無ければならず、その土地の暮らしを楽しむことができないかも・・・。
しかし、田舎には田舎特有の、1次産業(農業・林業・漁業)などで働く選択肢があります。人手が足りていない田舎では、歓迎されるとともに、経験としては面白いかもしれません。
参考記事:移住成功の秘訣は仕事探しにあり!地方で仕事の探し方や転職の方法など徹底解説
光熱費が地方によっては倍以上になることも
特に、ガス代が地方によっては大きな差があります。理由は、インフラ面で都市ガスが普及しておらずプロパンガスを利用するケースが多い地域があるから。また、雪国で都市ガスが普及していない場合は、倍以上の費用がガス代だけでかかってくることもあります。
地域選び・物件選びの際は特に注意が必要です。
参考記事:地方移住のデメリット11選!先輩移住者の失敗事例から学び移住の現実を知ろう
お試し暮らし体験をしておく
そのまちで暮らすことを決めるうえで、お試しで移住体験をしておくことをおすすめします。その街のイメージや理想、世に出ている情報だけではなくて、自分の足で確かめて感じたことがすべてです。
できれば、1ヵ月滞在すること、そして、夏と冬と2つの季節を体験しておくと失敗が少ないです。
例えば、夏は海沿いで趣味ややりたいことができるけど、冬は寒すぎて風も強いし、車もサビるし、洗濯物も潮風で干せない!そして、冬は暇!
といったことや、
想像以上に雪が降って、寒すぎで暖房も全然効かない!雪かきしなければ、車でどこにもいけない!
みたいなことが起こる確率をぐっと減らせますよ。
参考記事:お試し移住(暮らし体験)は必須!注意点や種類や申請手続きについても解説
個性豊かな熊本県で雄大な自然とご当地グルメを満喫する
「火の国」熊本には、カルデラで有名な阿蘇山がそびえています。温泉や湧水が豊富に湧き出るのは、活火山の恵みがあるからこそですね。温泉好きにはピッタリの移住候補地といえます。
雄大な自然はもちろん、ご当地グルメの数々も見逃せません。たとえば名物の辛子レンコンや熊本ラーメン、馬肉などは絶品です。
移住や二拠点生活の地として選択する前にいちど観光で訪れてみるのもいいかもしれません。
また、熊本県民は日本でも3本の指に入るほど頑固な県民性を有していると言われており、正義感が強く筋の通った人が多いのだとか。移住するにあたり、この点を理解しておくといいでしょう。
熊本県に限らず、地方に移住するなら車の運転免許は必須です。運転が苦手な人は、熊本市やその周辺を選ぶといいかもしれません。
都会の喧騒を離れ、「いつかは理想のライフスタイルを叶えたい」そう思っているなら、その気持ちを忘れないように持ち続けることも大事です。
・「はっきりしていない!」
・「現状の働き方では無理!」
そんな方に向けてライフスタイル診断ができるようになりました。LINEから簡単に診断できるのでぜひ使ってみてくださいね!
公的な機関ではなく、どこかの市町村に属しているわけでも無い
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