高知県で二拠点生活したい方へおすすめの地域6選と支援制度を解説
目次
「自分にあった二拠点生活・移住先が分からない…」
「知らないだけで、もっと自分にぴったりなまちがあるのでは…」
そんな方には「住みたいまち検索」がおすすめ!
政府機関が発表する中立・公平なデータをもとに、
全国1,741すべての自治体から
本当にぴったりなまちが探せるのは、
二拠点・移住ライフ大学の「住みたいまち検索」だけです。
高知県で二拠点生活したい!でも、実際に住むところを探すとなると生活環境や家賃の相場、仕事事情など、調べておくべき情報はたくさんありますよね。
高知県は、北は四国山地で愛媛県、徳島県に接し、南は太平洋に面した自然豊かな土地です。太平洋を臨む海岸線は長く、西部はリアス式海岸、東部は隆起海岸で平坦な砂浜が続いています。
高知県は県全体で、育児休暇や女性の活躍の場を積極的に広げている県として有名です。
- 起業者に占める女性の割合は22.4%
- 育児をしている女性の有業率は80.5%
- 活躍する女性(企業の役員に占める割合)の多さは全国トップレベル
この記事では、高知県の特徴や暮らしやすさおすすめの二拠点生活先6選、自治体の支援制度について説明していくので、二拠点生活を検討している方はぜひチェックしてみてくださいね。
高知県のおすすめ二拠点生活(デュアルライフ)先6選
高知県は大きく「東部エリア」「中部エリア」「西部エリア」3つに分かれます。ここからは、高知県のおすすめ二拠点生活先6選を紹介します。支援制度についても触れていますが、特に補助額が大きいものや、自治体独自のものを抜粋して記載しています。また、対象者などの条件について詳細は自治体のHPでご確認ください!
1人暮らしにもおすすめ!利便性の高いまち
いの町
いの町は、高知市や愛媛県西条市などと隣接し市街地がほど近いため利便性が高いです。県内の町村の中で最も人口が多く、高知市のベッドタウンとして発展してきました。いの町には約2万人が暮らし、日常生活で自然を感じることができる環境です。特に、山間地で農業が盛んで、長引すいかなどが有名です。市街地からは少し離れているため、都会の喧騒から離れて静かなところで暮らしたい方にはおすすめできます。
生活環境は、町内の道の駅で新鮮な地元の食材を安く手に入ったり、地元のスーパーやホームセンター、大手のコンビニも数店舗あるので生活に困りません。いの町に限った話ではないですが、高知県は車社会なので基本町内の移動や買い物には車が欠かせません。また、大型の商業施設は無いため高知市街地や西条市へ車で移動する必要があります。医療面は、一般病院5院(うち救急病院:1)、診療所15か所と緊急時も安心です。
教育環境は、保育園・幼稚園・認定こども園が10か所、小学校7校、中学校5校、高校2校、大学はありませんが高知市が通学圏内なので、進路の選択肢は多いといえます。
交通利便性は、高知市街地から車で約25分とアクセス良好。そのほか、バス・路面電車・JR四国の駅も点在しており、山間部でありながらもかなり交通利便性が高いといえるでしょう。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費の助成があります。出産祝金として1万円の支給や、不妊治療費の助成、保育料の助成、お子さんの一時預かりといった支援を行っています。
仕事に関して、空き店で飲食店などを開業する場合は家賃を最大5万円(2年間)の補助があります。
就農に関して、農業実習研修生受け入れを行っており助成金は毎月最大15万円、最長2年間の実務的な経験を積むことができます。
高知市
高知市は、県庁所在地としての行政や医療、福祉といった機能を兼ね備えた約33万人が暮らす都市。海・山・川が市街地の近くにあり、豊かな自然環境と便利な生活の両方を実感できるコンパクトシティです。高知市は「二段階移住」を推奨し、いきなり田舎暮らしはハードルも高くミスマッチも起こるので、はじめは都会的で利便性もあるのでおすすめです。
生活環境は、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど生活に必要なお店が車を少し走らせればすべて揃います。また商業施設なども駅周辺を中心にあるため、休日のお買い物にも便利。映画館やカラオケといった娯楽施設も一通りあります。医療面は、診療所255か所、一般病院61院(うち救急病院19院)あり万が一の際も問題無いでしょう。
教育環境は、保育園・幼稚園132か所、小学校43校、中学校27校、高校18校、大学も4校あります。その他、各種専門学校16校あり、お子さんの希望に合わせて多様な進路選択ができる環境です。待機児童は限りなくゼロに近いですが毎年数人出ています。市内には多数の公園があり緑あふれる環境で子育てできます。
交通利便性は、高知駅から岡山駅まで約2時間26分、高松駅まで約2時間11分かかり電車で近隣の市街地や本州まではそれなりにかかります。しかし、高知県には南国市に高知龍馬空港があり、東京空港までは約1時間10分、大阪伊丹空港までは45分、福岡空港まで55分でアクセスできます。そのほか、高知駅から全国各地へ高速バスが多数出ているので費用を抑えて旅行も可能ですね。
支援制度
子育てに関して、小学校卒業までのお子さんの医療費が無料です。また、一時保育、同時に保育園に入所した際の2人目以降を無償化、不妊治療費の助、産後ケアなどの支援があります。
仕事に関して、空き店で飲食店などを開業する場合は家賃を補助する制度があります。また、漁業に従事する方への経済的な支援も手厚いです。
就農に関して、農業実習研修生受け入れを行っており助成金は毎月最大15万円、最長2年間の実務的な経験を積むことができます。また実際に農家として事業を開始した後も、年間150万円を最長5年間受け取れる給付金制度があります。
お試し移住に関して、お試し移住費用を最大20万円/月額の補助や市内の活動時のレンタカーの費用を最大2万円補助しています。
子育て世帯におすすめ!教育環境充実なまち
安芸市
安芸市は、約1.6万人が暮らす小さなまちです。海と山の自然環境に恵まれ、農業が盛んな地域であり代表的なものにゆずの生産量は日本一となっています。また、田園地帯の野良時計、土居廓中の武家屋敷、岩崎弥太郎邸、内原野公園など文化的遺産にも恵まれ、これらが一体となって歴史の香る文化都市をつくっています。
生活環境は、住宅地、海、山がコンパクトにまとまり暮らしやすい町です。商店や、飲食店、レジャー施設、中規模な商業施設が複数あります。地元の方が多く買い物に訪れる、すまいるあき(SmileAki)には書店などもあります。また地元の新鮮な食材が手に入るサンシャイン ランドという地域密着のスーパーでお得にお買い物ができそうです。しかし、大型の商業施設は無いので高知市街地まで車で移動する必要があります。医療面は、診療所11か所、一般病院2院(うち救急病院:2)とまずまずです。
教育環境は、保育園・幼稚園8園、小学校8校、中学校3校、高校2校あり、大学はありません。待機児童はここ数年ゼロを維持しています。市内には、子育ての悩み相談や、訪問型の相談、子育て講座をはじめ、さまざまなサポート体制が整備されています。
交通利便性は、高知市まで車で約50分、高知龍馬空港まで車で約40分と市街地や都市圏へのアクセスが便利です。高知市まで移動すれば、娯楽施設やショッピングなども何でも楽しめるので便利です。高知龍馬空港からは、羽田、伊丹、名古屋、福岡から飛行機でアクセスが可能です。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費が助成されます。また、市内で三世代同居をする際には引っ越し費用などの補助金が、新婚世帯には、住居費や引越し費用に補助金が出ます。その他、一般不妊治療費の助成、多子世帯の保育料軽減、一時保育、病児・病後保育、早期・延長保育などがあります。
住まいに関して、空き家のリフォームをする場合は最大182万円の補助金が出たり、新婚世帯には家賃補助などがあります。
仕事に関して、空き店で飲食店などを開業する場合は最大50万円を補助する制度があります。
就農に関して、助成金が毎月最大15万円、最長2年間の実務的な経験を積むことできたり、漁業に新しく従事する方へも支援があります。
南国市
南国市は、約5万人が暮らす地方都市。高知県のほぼ真ん中にあり、高知市と隣接しています。人口は高知市に次いで2番目で市内には高知空港(高知龍馬空港)があり県外へのアクセスも優れています。古くから製造業が盛んで、中心市街地には商業施設が並び、JRや路面電車の駅がありながらも、郊外へ行けばのどかな田園風景が広がる”とかいなか”なまちでもあります。
生活環境は、普段の生活に必要な買い物が出来る場所は市内中心部に揃っています。隣の高知市に行けば、大型ショッピングモールや商店街もあり、路面電車を利用すると高知市街地まで気軽に移動できます。医療面は、診療所32か所、一般病院9院(うち救急病院:3)と安心できる環境です。
教育環境は、保育園・幼稚園22か所、小学校13校、中学校5校、高校4校あり、高知大学の医学部や農学部、工業高専などが立地する学園都市でもあります。待機児童はここ数年ゼロを維持しています。また子育て支援センターでは、子育て情報の提供、子育て親子の交流、育児相談など、無料で地域の子育て支援を行っています。
交通利便性は、高知市から車で約28分で電車で約20分、路面電車を利用すると約45分で移動できます。休日のショッピングなどにも気軽にアクセスできる距離です。飛行機で東京羽田空港まで約1時間10分、大阪伊丹空港までは約45分と市内に空港があるため、スムーズに都市圏へアクセスできる点も魅力です。車では南国ICがあるため高松市街地へ約1時間40分、岡山市街地へ約2時間でアクセスできます。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費が助成されます。その他、一般不妊治療費の助成、多子世帯の保育料軽減、一時保育、病児・病後保育などがあります。
住まいに関して、新婚世帯には家賃や引っ越し費用など最大30万円の補助があります。
仕事に関して、市街地の対象区域で開業する際は最大100万円の補助金が出ます。
就農に関して、助成金が毎月最大15万円、最長2年間の実務的な経験を積むことできる支援があります。
お試し移住に関して、市内での生活を体験できる空き家を安く短期間貸出してくれています。
どっぷり田舎暮らししたい人におすすめ!自然が豊かなまち
四万十市
四万十市は、約3万人が暮らし愛媛県、太平洋に面した雄大な自然を身近に感じられるまち。中央部を四万十川が南下し太平洋にそそいでいます。仕事の後や休日にはサーフィンやサイクリングなどのアクティビティを満喫できる環境がすぐ近くにあります。また、農林業が盛んで路地米ナス、小ナス、栗やシイタケなどを生産しています。
生活環境は、地元のスーパーや中規模の商業施設はありますが、イオンなどの大手の商業施設は無く、カラオケや映画館などの娯楽施設はありません。車があれば日常生活に困りませんが、1人に1台車が必要でしょう。医療面は、診療所19か所、一般病院8院と人口に対しては充実していますが救急病院はありませんので注意が必要です。
教育環境は、保育園・幼稚園19か所、小学校13校、中学校10校、高校3校と大学はありませんが専門学校があります。お子さんの進路の選択肢は少ないため、通学できる距離に希望の学校が無ければ親元を離れて暮らす必要もあるので、お子さんの希望もよく聞いておきましょう。
交通利便性は、高知市街地から車で約1時間57分と通勤や通学は厳しい距離感です。高知市街地まで移動すれば、ウインドウショッピングなども楽しめるので休日などに楽しめます。また、南国市にある高知空港までも車で約3時間弱かかるので、県外への旅行も大変といえます。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費が助成されます。その他、一般不妊治療費の助成、多子世帯の保育料無料化などがあります。
仕事に関して、市街地の対象区域で空き店舗を活用して開業する際は最大37.5万円の補助金が出ます。
就農に関して、助成金が毎月最大15万円、最長2年間の実務的な経験を積むことできる支援があります。
仕事も利便性もバランスよく!とかいなかなまち
香南市
香南市は、約3.2万人が暮らす”とかいなか”なまち。「美しい水と緑と風に包まれ元気で豊かに光るまち」をコンセプトに、まちづくりを進めており日常に四季折々の自然を感じられる環境でありながら、高知市市街地まで車で20分前後と立地がとても良いため、都会と田舎のバランスが良いといえます。また、県が誇るブランドみかん『山北みかん』と生産量日本一のニラが有名です。
生活環境は、市内に大型の商業施設は無いですが地元のスーパーからコンビニ、薬局など一通り揃っています。車や電車で高知市街地まで移動すれば、市内に無いアパレルショップや、娯楽施設などはすべてあるため不便を感じることは少ないでしょう。医療面は、診療所25か所、一般病院1院(うち救急病院1院)あり、近隣の都市へのアクセスも優れており高知市内の病院も利用できるので安心できます。
教育環境は、保育園・幼稚園11か所、小学校7校、中学校4校、高校1校、大学・各種専門学校2校あり、待機児童はここ数年ゼロです。高知市をはじめ、高知駅から1時間程度で移動できる都市が通学圏内なので、進路選びの選択肢は多いでしょう。
交通利便性は、高知市まで車で20分前後、高知空港まで約8分と県内外への高いアクセス性が魅力です。また、市内にはのいち駅があり、高知駅まで乗り換え1回、約25分で市街地へ移動も可能です。車だけでなく、電車も利用できるため市街地で居酒屋などにも行きやすい環境ですね
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費が助成されます。その他、お子さんの一時預かり、放課後児童クラブ、多子世帯の保育料無料軽減などがあります。
住まいに関して、空き家のリフォームに対して最大182万円の補助金がでます。新婚世帯には最大30万円の補助金があります。
就農に関して、農業実習研修生受け入れを行っており助成金は毎月最大15万円、最長2年間の実務的な経験を積むことができます。また実際に農家として事業を開始した後も、年間150万円を最長5年間受け取れる給付金制度があります。そのほか、漁業に関する支援も手厚いです。
高知県で心豊かなゆとりある生活をする
四万十川に代表される豊かな自然、海もあり、山もある高知県は移住・二拠点生活(デュアルライフ)先の選択肢として挙げても申し分ないのではないでしょうか。
そして余暇や趣味、子育てなど充実し、通勤時間や仕事時間も短いストレスフリーな高知県でデュアルライフも検討してみてはいかがでしょうか。
自然に囲まれた地で子育てをしたいと移住してくる若い家族や、定年退職を機に移住しようと、現役のうちからセカンドハウスを構えて二地域居住をする人などが増えています。
また都会で働く若い世代で農業への関心が高まっている人も多く、日頃は最先端の企業で働きながら、週末は田舎で農業をして過ごすなど、移住や二地域居住というライフスタイルは人生設計の上での一つの選択肢となっています。ぜひ、参考にしてみてください!
高知県のおすすめ情報
実際に高知県へ二拠点生活された方のインタビュー記事を読むことで、イメージが鮮明になります。
気になった市町村がある方は、自治体ごとの特徴や支援制度について情報収集をしましょう!
公的な機関ではなく、どこかの市町村に属しているわけでも無い
民間のサービスだからこそあなたの理想の暮らしの応援者として寄り添います。