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ライフワークからライフミッションへ。デザインの力で故郷の資源を編み直す「あたらしさと」の挑戦

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ライフワークからライフミッションへ。デザインの力で故郷の資源を編み直す「あたらしさと」の挑戦 | 二拠点生活

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熊本県玉名市出身の徳永竜也さんは、総合電機メーカーでUI/UXデザインや新事業開発の最前線に20年身を置いてきました。そんな彼がなぜ今、東京と熊本の二拠点生活を送りながら、里づくりプロジェクト「あたらしさと」を推進しているのか。

2022年から2026年現在までの歩みを振り返りながら、二拠点生活を「結果として選んだ」という徳永さんの真意に迫ります。

「やりたい」以上に「やるべきこと」を探して


――まず、二拠点生活をスタートさせたきっかけを教えてください。キラキラした「地方移住への憧れ」とは少し違った背景があるとお聞きしました。

徳永さん: はい。実は「豊かな暮らし」を求めて始めたわけではないんです。きっかけはコロナ禍の3年間でした。自宅に籠り、深夜までオンライン会議と家事・育児に追われる日々。やりがいもあり評価もされている仕事でしたが、企業の管理職としての重圧の中で、自分の生活に「静かな限界」を感じ始めていました。

そんな時、両親の衰えを目の当たりにする出来事があり、「この生活をいつまで続けられるのか」と自問自答したんです。40代を過ぎ、一から何かを始めるなら今しかない。WILL(やりたい)CAN(できる)だけでなく、自分にしかできないMUST(やるべきこと)が重なる場所。それが、故郷の「里」にありました。

負債になりかねない「田舎の資源」をデザインで再生する


――そこで目を向けたのが、実家の不動産だったのですね。

徳永さん: そうです。築25年を超えて空室が増えたアパート、使われない店舗、荒れゆく山林……。これらは放っておけば負の遺産になりますが、見方を変えれば「地域の資源」です。

これまで企業で社会課題解決を掲げてデザインをしてきましたが、どこか手触り感がなかった。でも、目の前の田舎の資源なら自分事として関われる。「不動産をただ貸すのではなく、地域そのものを魅力的にして価値を高める」。これこそが、デザインの力を活かした自分のミッションだと確信しました。

30年ぶりの地元。最初の1年は「関係性」のリサーチから


――地元とはいえ、30年近く離れていると関係づくりも大変だったのではないでしょうか?

徳永さん: 人付き合いはほぼゼロからのスタートでした(笑)。最初の1年は準備期間と割り切り、働きながら2ヶ月に一度、玉名へ通いました。一人では限界があるので、福岡でデザイン事務所を営む親友に「仕事」として伴走を依頼し、共に現地の人たちの話を聞いて回りました。

父が築いてきたものの意味を、地域の方々の言葉を通して理解していく。そうして5年、10年、20年先を見据えたロードマップを描き、最初の3年間を「投資の時間」と定めました。

 「現代版の百姓」として、小さな業を複数生み出す


――具体的に、どのような「投資」をされているのですか?

徳永さん: 自分が何者かを伝えるために、まずは具体的な体験を作ることです。食、遊び、学び、なりわい……。デザイン、IT、不動産から、農業、林業、木工まで、まさに「現代版の百姓」のようにスキルを身につけ、形にしています。

例えば、姉が続けてきた菓子作りを事業化した「さとのケーキ」や、田んぼを貸し出す「透明な米プロジェクト」、古墳ツーリズムの企画など。一つに絞らず、複数の小さな「なりわい」を種まきし、関わる人に渡していく。それが持続可能な地域づくりに繋がると考えています。

二拠点生活は、選択ではなく「結果」だった


――現在は東京と熊本の二拠点ですが、完全移住ではなくこの形を選んだ理由は?

徳永さん: 私にとって二拠点生活は、ライフスタイルとして選んだというより、やるべきことに向き合った結果、必要になった形なんです。

東京でキャリアを築いている妻の意思を尊重すること、子どもたちに都市の多様な価値観に触れる機会を残すこと。そして何より、私自身が都市に拠点を持ち続けることで、「地方に関心はあるけれど一歩踏み出せない層」と地域を繋ぐハブになれると考えたからです。

――最後に、同じように地域に関わりたいと考えている読者へメッセージをお願いします。

徳永さん: 二拠点生活は、個人の生き方の工夫であると同時に、地域の未来を形づくる大きな可能性を秘めています。
私も一度、地元を離れ、都会での暮らしや仕事で多様な視点を身につけてきたことが、現在の活動に活きています。「田舎には何もない」と地元の人は言うけれど、見方や工夫次第で、そして多様な人との関わり方次第で、既にそこにあるものが大きな価値に変わるのではないかと思っています。

あたらしさと様の詳細はこちらから↓
あたらしさと公式HP:http://atarashisato.jp/
あたらしさとnote:https://note.com/atarashisato_jp

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