2拠点生活(デュアルライフ)のメリット・デメリット、必要な費用を解説
目次
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生活の拠点を2つ持つ、二拠点生活が現在話題ですよね。
昨今はサブスク型で毎月一定の金額を支払えば、2拠点目を構えることができたりします。
本記事では、二拠点生活のメリットやデメリット、具体的な手順と必要な費用について紹介するので、二拠点生活を実施しようか迷っている方や興味がある方はぜひ参考にしてください。
そもそも 2拠点生活とは
都会と田舎など2つの拠点を行き来する生活様式です。
二拠点ライフは今住んでいる拠点をそのまま残しつつ、地方にセカンドハウスを構えて暮らす。
移住との違いはここにあります。
最近はニュースでも特集が組まれるほど人気が高まっており、幅広い年代の人から注目されるようになりました。
そのきっかけとなったのが、新型コロナ感染症の拡大です。
2020年頃から在宅ワークやリモートワークが一般的になり、従来の働き方が当たり前ではなくなりました。
この記事を読んでいる方の中には、「都心で高い家賃を払って暮らしている理由が在宅ワークにより無くなった」という方も多いでしょう。
それに伴い地方での生活に関心を持つ人口が増加したのです。
デュアルライフには、都会と田舎のメリット両方を享受することができます。
移住する場合は仕事や住まいなどを変える必要がありますが、二拠点生活ならそれほどハードルは高くありません。
2拠点生活(デュアルライフ)のメリット・魅力
2拠点生活デュアルライフのメリット
二拠点生活のメリットは3つあります。
メリハリのある生活ができる
デュアルライフに関心がある人の多くは、東京や大阪といった大都市に居住している傾向にあります。
- 仕事も大事だけど、たまには思い切り羽根を伸ばせる時間が欲しい
- 自然豊かな場所でリフレッシュして、オンとオフを切り替えたい
そんな希望を叶えてくれるのが二拠点生活なのです。
「今の暮らしを維持しつつ、環境に変化を取り入れたい」という人にぴったりの生活様式といえるでしょう。
都会暮らしと田舎暮らしの良い部分を享受できる
インフラが整った都会での暮らしは便利ですが、どこか窮屈に感じる部分も否定できません。
しかし、地方に住むと利便性を手放さざるを得なくなります。
デュアルライフなら、都会と田舎のいいとこどりができるのです。
期間限定の移住といって差し支えないでしょう。
軸足を固定しつつ、新たな場所で新たな生き方を模索したい。
そんな人はぜひ挑戦してみてください。
新たなビジネスチャンスが広がる
デュアルライフは副業との相性が抜群です。
最近は「週末起業」と呼ばれる働き方もあり、第二の拠点で本業以外のビジネスを始める人が増えています。
今までと違う環境には、新しい出会いが待っています。
地方ならではのビジネスを立ち上げるチャンスが眠っているかもしれません。
デュアルライフを通じて刺激を受け、思いがけないアイデアが生まれることも考えられます。
それは副業だけでなく、本業にも活かせる可能性があるのです。
2拠点生活(デュアルライフ)のデメリット・注意点
デュアルライフのデメリット
もちろんメリットばかりではありません。マイナスの側面も存在します。
維持費がかかる
二拠点に住まいを持つ以上、避けては通れない部分です。
初期費用のところでも述べたように二拠点分の家電が必要ですし、不在期間中にも家賃や電気料金は発生します。
単純に計算すれば生活費が2倍になるため、もったいないと感じるかもしれません。
交通費がかさむ
住む場所が2つあれば、その間を往復する費用がかかります。
ガソリン代や高速料金
- 飛行機や新幹線などのチケット代
これらは必要経費とはいえ、決して安い金額ではありません。
割り切って考えられる人であれば大丈夫でしょう。
住居の管理に手間がかかる
人が住んでいない家は空気の流れが滞るため、朽ちるスピードが早くなります。
二拠点を行き来する場合、必然的に従来の住まいで生活する時間が長くなるのではないでしょうか。
なるべくセカンドハウスに滞在する期間を増やし、住宅を長持ちさせましょう。
その他、メリット、デメリットについて実際に二拠点生活をされている方のインタビューも読んでみて下さいね
デュアルライフに挑戦しようと考えたら、以下で説明する3つのポイントを心掛けてください。
一時的な感情に駆られて見切り発車するのは厳禁です。
デュアルライフの注意点
お試し移住は必須
二拠点生活を実行に移す前に、必ず現地に滞在して住み心地を体感しましょう。
「住んでみたら、想像していた生活とはかけ離れていた」という状況も考えられます。
理想と現実のギャップは、できるだけ早いうちに埋めておくべきですね。
地域住民と積極的に交流する
都市圏と地方都市では、人付き合いの流儀が異なると心得てください。
東京では近隣とのつながりが薄く、密な付き合いは少ない傾向にあります。
かたや田舎では地域一帯が知り合いだらけ。強固な人的ネットワークが形成されています。
そこに都会から来た人がなじむのは大変かもしれません。
しかし、田舎暮らしをするなら社交性が求められます。自ら地域住民の輪に入るくらい気持ちがあると安心でしょう。
往復時間と交通費を考慮する
交通費については、デメリットで述べた通りです。
それと同じくらい重要なのが、往復にかかる時間。
目安としては、現在の住まいから2時間以内で行ける場所を選びましょう。ほどよい距離でないと、次第に足が遠のいてしまう可能性も多いにあります。
2拠点生活に必要な費用とは?
出費が増えるということは言うまでもないでしょう。
行き来する頻度やワークスタイル、持家か賃貸か、など個々の計画にもよるところもありますが、基本的には「出費が2倍になる」と捉えておくことがベター。
二拠点生活にかかるお金について詳しく学びたい方はこちらの記事がオススメ!
具体的にどういった出費が増えるのか見ていきましょう。
2拠点生活時の初期費用
賃貸物件を契約するのであれば、敷金・礼金などがかかります。また、住宅を購入するのであれば物件購入費も必要です。
ただし、都市部より地価そのものが安価であるため、賃貸の家賃も購入の費用も抑えることはできます。
また、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの家電や、ソファ、ベッド、テーブルセットなどの家具など、家財道具も必要です。
- 賃貸の場合、敷金礼金。購入の場合、購入費用
- 家具や家電
<費用概算>
費用項目 | 概算費用 |
---|---|
敷金 | 家賃の1〜2ヶ月分 |
礼金 | 家賃の0〜2ヶ月分 |
日割り家賃 | 入居日に応じて日割計算 |
前家賃 | 家賃1ヶ月分 |
仲介手数料 | 家賃0〜2ヶ月分+消費税 |
火災保険料 | 2.0万円 |
鍵交換費用 | 2.0万円 |
家具・家電 | 15~20万円 |
ちなみに、家具や家電は2拠点生活開始時に揃えるのは少しリスクがあります。
その暮らしが2年、3年と続くかどうか分からず処分の手間も大きいからです。
そんなリスクを抑える、手段として家具・家電をサブスクサービスでレンタル利用することで初期費用を抑えることができます。
家具や家電のサブスク・レンタルについては「家具・家電のサブスク・レンタルMODHI」をご覧ください。
2拠点生活時のランニングコスト
二拠点生活を続けるためにも、月々かかるランニングコストをよくシミュレーションしておきましょう。
賃貸契約であれば家賃や管理費など、住宅を購入したのであれば固定資産税がかかります。
さらに、光熱費、通信費、生活費、交通費、火災保険などの支払いもあります。
交通費は都会と地方の生活拠点の移動距離、移動手段、また移動回数によって違ってきます。そのため、自家用車の燃料費や交通機関の運賃だけでなく、どれだけ都会と地方を行き来するのかも、あらかじめよく検討しておきましょう。
- 家賃や住宅の購入費
- 水道、光熱費
- 日用品費
- 通信費
- 交通費、自動車を購入した場合の購入費や維持費
- 住宅を購入した場合、固定資産税などの税金
- 火災保険料
<費用概算>
費用項目 | 概算費用 |
---|---|
家賃 | 1カ月分 |
水道、光熱費 | 1.5万円 |
日用品費 | 1~3万円 |
通信費 | 0.5~1万円 |
交通費 車の維持費 |
駐車場代+ガソリン代 ※車検時には車検代 |
住宅の維持費 | 固定資産税などの税金 |
火災保険料 | 2.0万円 |
二拠点生活(デュアルライフ)の具体的な手順
デュアルライフを始めるには、以下の4つをクリアしなければなりません。
その人が置かれた状況や家族構成にもよりますが、おおよその人に該当するでしょう。
二拠点生活の目的と滞在する頻度を考える
大前提となるのが、デュアルライフをする目的です。
それと付随して滞在期間も考えましょう。
いわば二拠点生活の軸となる二大要素であり、何となく始めても上手くいきません。
- 平日は仕事に精を出し、土日は趣味に没頭したい
- 月に1週間ほど里帰りして、空き家になった実家に滞在したい
デュアルライフを希望する理由や背景はさまざま。
どんな生活スタイルなら理想を実現できるのか、あなた自身の言葉で説明できるようにしてください。
第二の拠点を決める
デュアルライフに挑戦したい目的を判断基準にすると、選択肢を絞りやすくなります。
「そこでなければいけない理由」がある場所を選びましょう。
たとえば「サーフィンが趣味で湘南に第二の拠点を構えたい」といったケースです。
あなたにとって思い入れのある場所が最善の選択と言えるでしょう。
ただし本来の居住地から遠く離れた場所だと、移動に時間と労力がかかります。
少なくとも2時間以内で行けるところにするのがおすすめですね。
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