関西圏の2拠点生活おすすめエリア10選。デュアルライフのメリットもご紹介

この記事では関西エリアにお住まいの方に向けて、二拠点生活(デュアルライフ)におすすめな地域や、二拠点生活のメリットなどを発信しています。
おすすめのエリアは、大阪駅から車で3時間圏内にあるエリアを、さまざまな角度から選び抜きましたのでぜひ最後までお読みください!
コロナ渦で注目の二拠点生活(デュアルライフ)とは?
都会と田舎など2つの拠点を行き来する生活様式です
二拠点ライフは今住んでいる拠点をそのまま残しつつ、地方にセカンドハウスを構えて暮らす。移住との違いはここにあります。
最近はニュースでも特集が組まれるほど人気が高まっており、幅広い年代の人から注目されるようになりました。
そのきっかけとなったのが、新型コロナ感染症の拡大です。
2020年頃から在宅ワークやリモートワークが一般的になり、従来の働き方が当たり前ではなくなりました。それに伴い地方での生活に関心を持つ人口が増加したのです。
デュアルライフには、都会と田舎のメリット両方を享受することができます。
移住する場合は仕事や住まいなどを変える必要がありますが、二拠点生活ならそれほどハードルは高くありません。
二拠点生活(デュアルライフ)のメリット

2拠点生活(デュアルライフ)ついて解説したところで、メリットを簡単に紹介します。
デュアルライフのメリット
二拠点生活のメリットは3つあります。
メリハリのある生活ができる
デュアルライフに関心がある人の多くは、東京や大阪といった大都市に居住している傾向にあります。
- 仕事も大事だけど、たまには思い切り羽根を伸ばせる時間が欲しい
- 自然豊かな場所でリフレッシュして、オンとオフを切り替えたい
そんな希望を叶えてくれるのが二拠点生活なのです。
「今の暮らしを維持しつつ、環境に変化を取り入れたい」という人にぴったりの生活様式といえるでしょう。
都会暮らしと田舎暮らしの良い部分を享受できる
インフラが整った都会での暮らしは便利ですが、どこか窮屈に感じる部分も否定できません。しかし、地方に住むと利便性を手放さざるを得なくなります。
デュアルライフなら、都会と田舎のいいとこどりができるのです。
期間限定の移住といって差し支えないでしょう。
軸足を固定しつつ、新たな場所で新たな生き方を模索したい。
そんな人はぜひ挑戦してみてください。
新たなビジネスチャンスが広がる

デュアルライフは副業との相性が抜群です。
最近は「週末起業」と呼ばれる働き方もあり、第二の拠点で本業以外のビジネスを始める人が増えています。
今までと違う環境には、新しい出会いが待っています。
地方ならではのビジネスを立ち上げるチャンスが眠っているかもしれません。
デュアルライフを通じて刺激を受け、思いがけないアイデアが生まれることも考えられます。
それは副業だけでなく、本業にも活かせる可能性があるのです。
関西エリアのおすすめ地域10選
関西で二拠点生活におすすめのエリアを選びました。
条件は大阪駅から車で3時間圏内にあるエリアです。二拠点生活(デュアルライフ)するうえで、移動時間は短いに越したことはありません!しかし、ある程度遠い距離でなければ、非日常感が得られませんよね。
さまざまな観点から、あなたに合ったエリアが見つかる手助けとなれれば幸いです!
兵庫県淡路島

淡路島は兵庫県の最南端、四国と本州の間にある瀬戸内海に浮かぶ島。東京23区ほどの大きさを占めますが、人口は約4.3万人。大手企業が本社機能の一部を淡路島に移転したことでも有名になりました。
本州から四国へつなぐ大鳴門橋が架かり、神戸空港から約1時間、大阪駅からも車で約2時間とアクセスの良さが人気の秘訣でしょう。
海と温泉とおいしい新鮮な食材を楽しめますが、淡路市の人口は微減となっています。また、65歳以上の高齢者が人口の約40%を占める町でもあります。
そんな淡路島では、”人材誘致”による独自の地域活性事業に取り組んでいます。
人気スポット | ジャンル |
兵庫県立公園あわじ花さじき | 公園/緑地 |
うずしおクルーズ | 遊覧船/水中観光船 |
淡路島牧場 | 観光牧場/農園 |
ホテルニューアワジ プラザ淡路島 | 天然源泉 |
淡路島に実際に移住された方の記事も参考にしてくださいね!!
兵庫県有馬温泉エリア

有馬温泉は兵庫県神戸市北区にあります。有馬温泉駅は、神戸駅まで電車で片道約40分。
また、駅前周辺には大きなビルはなく、風情漂う温泉街。医療機関も内科・外科・整形外科など基本的な診療は可能でしょう。
また、神戸市北区は神戸市内の中でも犯罪件数が少ないまち、人口当たりの犯罪件数も少なく、北区内で生活する分には治安面の心配は必要ないでしょう。
有馬温泉駅周辺には、スーパー・ドラッグストア・コンビニもあり市街地へのアクセスも電車の乗り換えはありますが、1時間圏内です。
兵庫県三方郡新温泉町

新温泉町は、全国でも珍しい天然温泉を一般家庭に配湯できる地域。また、蛇口をひねれば温泉が出る生活が送れるかもしれませんね。
そして、コンパクトに暮らせる町でもあり、スーパーやホームセンター、ドラッグストアといった生活利便施設は一通り揃っていますよ。
交通アクセスは、下記の通り。週に1度といった頻度では少し大変かもしれませんが、この土地奈良ではゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
行先 | 移動時間 |
鳥取市 | 車で約30分 |
神戸市 | 車で約3時間 |
大阪市 | 車で約3時間 |
新温泉町には、「いなか暮らし体験住宅」の用意があります。利用料も格安で1~3ヵ月滞在することができます。
また、自治体が「空き家バンク」も運営しているので、掘り出し物の古民家が見つかるかもしれません。気になる方はこちらをチェックしてみて下さい。
京都府京丹波町

京丹波町は緑の多い豊かな自然に恵まれた土地です。人口は約1.4万人と小さな里山が広がっています。
市内には、由良川とや琴滝、神秘的な質志鐘乳洞など、他の地域にはない大自然に癒されるでしょう。他にも無料試飲と工場見学ができる丹羽ワイン工場や、丹波ブランドの野菜が安く手に入ったり見どころは万歳。
交通アクセスはJR嵯峨野線が通っており、京都駅と亀岡駅を快速で約20分で移動できます。大阪駅からは、車で約1時間30分程度で移動でき、大阪市街地・京都市街地ともに比較的アクセスが良い点も魅力です。
また、京丹波町には田舎ぐらしが体験できる「お試しハウス」の設置だけでなく、移住促進事業の一環で「空き家バンク」なども積極的に運営・推進しています。
和歌山県南紀白浜 すさみ町

関西の有名温泉スポットかつ白浜がある地域です。すさみ町は人口約4,000人の小さなまち。別荘地としても人気ですし、行楽シーズンには多くの観光客でにぎわいます。
温泉施設が多数あり、毎日違うお湯を楽しむことができるでしょう。自宅に温泉が引いてある中古住宅物件も多数ありますよ。
海や温泉だけでなく、歴史ある熊野古道や、世界遺産、ジオパーク、国立公園もあることで知られています。
和歌山県和歌山マリーナシティ

和歌山マリーナシティは、和歌山湾に浮かぶ人口の島で、別荘地としても知られています。南イタリアの雰囲気を取り入れて開発され、ヨットやクルーザーが並ぶマリーナ、子どもたちが楽しめる釣り堀やテーマパーク、リゾートホテルなどの施設が立ち並びます。
これまで、紹介してきた地域とは雰囲気が違いますが、リゾート地として有名かつ関西圏からアクセスしやすいため取り上げました。
アクセスは、大阪駅から最寄りの海南駅まで約70分、海南駅からバス約15分。大阪駅から、車で1時間30分程度の距離にあります。
特に、全物件でペット可!関西圏でペットリゾートステイできるエリアはあまりないでしょう。
滋賀県湖西市(琵琶湖エリア)

滋賀県大津市湖西市は人口約6万人のまち。湖西の水は美しく、砂浜も多く存在します。また、市内の比良山系は登山やウインタースポーツの人気スポットです。毎日がリゾート気分で過ごせるでしょう。
中でも、滋賀県の琵琶湖周辺は住宅地として人気の高いエリアが多いことで知られています。理由は、琵琶湖周辺は景観が良く、都市部へのアクセスもしやすい点です。大阪や京都といった都会にもすぐに行ける点は2拠点目にうってつけですよね。
また、治安が良く、気候が穏やか、都心で土地を購入するよりも安上がりという点も外せないポイントです。また生活環境も、日用品の購入に欠かせないスーパーやコンビニ、ドラッグストアは一通り揃っています。
奈良県生駒市

奈良県北部に位置する人口約12万人の町。奈良県の北西端に位置し、大阪府と京都府に接しています。街の住みここち&住みたい街ランキングに常に上位にランクインする、実はとても人気の町です。(出典:街の住みここち&住みたい街ランキング2022)
都会過ぎず、田舎過ぎず、そして病院などの医療施設も充実しています。子育て支援も手厚く、一度住んだら移住してしまうという方が多いようです。
交通アクセスも電車を使えば、大阪市街地・京都市街地ともに40分程度で行き来が可能です。
三重県志摩市

関西圏と呼べないかもしれませんが、大阪駅から車で約3時間で移動できる距離なので挙げました。
志摩市は伊勢志摩として有名な観光地。人口は約5万人と自然や観光資源あふれる町です。伊勢神宮や夫婦岩、志摩スペイン村など、観光スポットには事欠きません。
志摩市には、移住支援事業支援金や家賃補助、空き家バンクなどの支援もあるので、2拠点生活でも住民票を移し、ゆくゆくは定住したいという想いが強ければ、経済的な支援も受けられるでしょう。
しかし、実際に住むとなると観光地ならデメリット(常に道やお店が混んでいたり…。)もあるので注意が必要ですよ。
徳島県徳島市

こちらも関西圏ではないですが、大阪駅から車で約2時間で移動できる距離なので挙げました。徳島市は徳島県の県庁所在地でもあり、人口約26万人の地方都市です。徳島市を挙げた理由は、子育て世帯に嬉しい「デュアルスクール」という2拠点生活者のお子さんのことを考えて作られた支援体制があるからです。
デュアルスクールとは、小さなお子さん達が「都市部と地方の双方で教育を受けられる」新たな学校のかたち。
ひとつの地域・学校にとらわれない制度として時代に合った子ども達の自由な生活や学習の場を提供しています。しかも、徳島県の教育委員会と都市部在住市区町村教育委員会とも連携していて、区域外就学は、住民票を移すことなく転出や転入ができ、児童手当などの変更手続きも必要ありません。
県を挙げて二拠点居住や・リモートワーク・ワーケーションを盛り上げていますので、徳島県の他のエリアを探してみても良いでしょう。お子さんにとってはかけがえのない経験になるはずですよ。
ちなみに、各エリアごとのランキング記事はこちら!住みたいエリアに合わせてご参考ください
二拠点目のエリアを探す際のポイントやコツ

住みたい移住候補地を決める
情報収集は抜かりなく実施してください。もちろん、「南紀白浜でサーフィンをしたい!」といった明確なやりたいことや目的、移住したい土地があれば、それに越したことはありません。
ただし、基本的な移住先を決める際のチェックポイントもしっかり参考に吟味してください。
移住候補地を選ぶポイント
- その地域に仕事があるか
- 近くに病院があるか
- お子さんがいる場合は塾や学校はあるか
万が一の事態を想定し、近くに大きな病院がある土地に住むと安心ですね。お子さんがいるご家庭なら、教育環境のリサーチもお忘れなく。大きな失敗を避けることができるでしょう。
二拠点目の物件を探す際のポイントやコツ

二拠点生活をする際に最もお金がかかるところは住居です。
住居を契約する際は大きく3つの選択肢があります。
- ①物件を賃貸する
- ②物件を購入する
- ③物件シェアのサブスクリプションサービスに加入する
工夫次第では二拠点生活の住居費を大幅に抑えることができるのです。 通常の賃貸物件でも地方は安価で、単身者であれば月々2万円程度の物件もあります。長期滞在ができるホステルやゲストハウス、民泊物件では、月々1.5万円程度から宿泊できるところも珍しくありません。
賃貸
二拠点生活のためにマイホームを建てると費用がかかります。マイホームにこだわらず賃貸物件を探せば、二拠点分の家賃を払うとしても家計がやりくりできる可能性が高くなります。
- 田舎の場合、家賃が安い場合が多い
- 土地が合わない場合、拠点を変えやすい
- いろいろな拠点を試すことができる
物件を賃貸する際は、今みなさんが住まわれている家と同様に民間企業の出している物件検索サービスを利用すれば良いでしょう。
二拠点目に住まう頻度が多くない(月のうち1〜2週間ほど)なら、定住する場合と比べて住居の劣化スピードも遅くなります。そのため、オーナーや不動産会社と家賃交渉ができる余地もあるでしょう。
賃貸での二拠点生活に魅力を感じている河西さんの記事はこちら!
【合わせて読みたい記事】
購入
家の購入はリスクが高いため、慎重に行うようにしましょう。
多額の資金が必要ですし、1年〜2年住んだ後に「やっぱり違った」と思うかもしれないためです。場所によっては、売却も上手くいかない可能性があります。
お試しで近隣の物件を賃貸で住んでみたり、購入を考えている物件を1〜2ヶ月住んでみたりと慎重に選ぶようにしましょう。
空き家
二拠点生活は、受け入れる地方にとってもメリットがあります。
都市部からの流入によって「人材不足の解消」「経済効果」「コミュニティの活性化」などの効果が期待されており、国土交通省によっても積極的な推進が行われているのです。
こうした理由から、自治体によっては、二拠点生活の支援制度がある場合も。たとえば、長野県では県内の55の市区町村において、最大で100万円の補助金制度が設けられています。
そのほかにも、空き家を活用した住宅の整備、リモートワークの環境整備など、さまざまな自治体が特色ある取組みを行っているのです。そのため、拠点を持ちたいエリアを絞り込めたら、自治体のホームページなどで利用できる制度を調べておくといいでしょう。
物件シェアのサブスクリプションサービス
シェアリングエコノミーの浸透や民泊合法化、また地方物件の価格低下などを背景に民間企業から多数の物件をシェアできるサービスが提供されています。
サービス | 月額個人会員 |
A社 | 5.0万円 |
B社 | 8.2万円※30日間MAX滞在プラン |
C社 | 3.0万円+共益費1万円 |
2拠点目として思いっきり自由に自分の私物を置くことはできませんが、お試し期間の長期滞在先として活用してみるのも検討してみて下さい。
二拠点生活(デュアルライフ)のデメリットや注意すべきこと3点
デュアルライフに挑戦しようと考えたら、以下で説明する3つのポイントを心掛けてください。
一時的な情熱に駆られて見切り発車するのは厳禁です。
お試し移住は必須
二拠点生活を実行に移す前に、必ず現地に滞在して住み心地を体感しましょう。
「住んでみたら、想像していた生活とはかけ離れていた」という状況も考えられます。
理想と現実のギャップは、できるだけ早いうちに埋めておくべきですね。
地域住民と積極的に交流する

都市圏と地方都市では、人付き合いの流儀が異なると心得てください。東京では近隣とのつながりが薄く、密な付き合いは少ない傾向にあります。かたや田舎では地域一帯が知り合いだらけ。強固な人的ネットワークが形成されています。
そこに都会から来た人がなじむのは大変かもしれません。
しかし、田舎暮らしをするなら社交性が求められます。自ら地域住民の輪に入るくらい気持ちがあると安心でしょう。
往復時間と交通費を考慮する

交通費については、デメリットで述べた通りです。それと同じくらい重要なのが、往復にかかる時間。
目安としては、現在の住まいから2時間以内で行ける場所を選びましょう。ほどよい距離でないと、次第に足が遠のいてしまう可能性もあります。
都会と田舎の良いとこどり!関西で二拠点生活を楽しもう

この記事では関西エリアにお住まいの方に向けて、二拠点生活(デュアルライフ)におすすめな地域を紹介しました。
もちろん、良い物件と巡り合うか?だったり、ご家族の仕事の状況やお子さんの進学などタイミングがあると思います。
また、2拠点生活をはじめてその土地が気に入れば、「移住する」方も多くいます。自分に合わなければ、また引っ越せば良い!くらいの感覚で、楽しみながら二拠点目を探してはいかがでしょうか。
物件の購入は焦らず、しっかり長期滞在をしたうえで住まいをどうするか決めましょう。
終わりに
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