magazine

ノマドワーカーとは?自由な働き方のメリット・デメリット、仕事を探す方法を解説!

目次

ノマドワーカーとは?自由な働き方のメリット・デメリット、仕事を探す方法を解説! | 二拠点生活

「自分にあった二拠点生活・移住先が分からない…」
「知らないだけで、もっと自分にぴったりなまちがあるのでは…」

そんな方には「住みたいまち検索」がおすすめ!

政府機関が発表する中立・公平なデータをもとに、
全国1,741すべての自治体から
本当にぴったりなまちが探せるのは、
二拠点・移住ライフ大学の「住みたいまち検索」だけです。

 

自由な働き方が注目される中、ノマドワーカーという働き方が増えています。今回は、ノマドワーカーとは何か、どのようなメリット・デメリットがあるのか。また、具体的な仕事を探す方法と、今後のノマドワーカーという働き方の未来についても解説します。

実際に筆者である私もノマドワーカー経験者の1人。私の体験談も踏まえて、皆さんが理想とする働き方に1歩踏み出せるような記事に仕上げましたので最後までお付き合いくださいね!

はじめに

ノマドワーカー/ノマドワークとは何か

ノマドワーカーとは、勤務先や居住地にとらわれず、自分の好きな場所を選んで働く働き方のこと。子育てや介護、趣味などとも仕事を両立しやすい働き方といえます。

現在、PCやスマートフォンを使用しオンライン環境下で、場所や時間に縛られずに仕事をする人が増えています。

新型コロナウイルスの影響で、特に都市部を中心にリモートワークの推奨や、居住地の縛りの廃止、副業の推奨など、ノマドワーカーのような自由な働き方を送るための土台ができつつあります。

フリーランスや起業家、海外旅行と仕事を両立するデジタルノマドなど、様々な職種で活躍しています。

ノマドワーカーの増加背景

ノマドワーカーの増加には、下記の要因があるといえます。

  • テクノロジーの発展により、場所や時間にとらわれない働き方が可能になったこと
  • コワーキングスペースやWi-Fi常設のカフェなど、外部での仕事がしやすい環境の整備が進んだこと
  • リモートワークの普及により、企業が地域や国境を超え採用活動をするようになったこと
  • コスト削減や人材確保のため、企業がフリーランスや契約社員を活用するケースが増えたこと
  • コロナウイルスの感染症の拡大や、働き方改革によりこれまでの働き方に疑問を持つ人が増えたこと

上記のような、社会やご自身の感情の変化を感じられている方も多いのではないでしょうか。

記事の後半には、今後のノマドワーカーの未来についても記載しているので、最後までお付き合いください!

ノマドワーカーのメリット

そんな、今注目を集めつつあり新しい働き方を始める人も増えているノマドワーカーですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。「自由な働き方」と聞くだけでメリットがたくさんありそうですが、具体的な例も含めてみていきましょう。

自由な働き方ができる

自分で働く環境を選べるため、自分に合った働き方を実現しやすいでしょう。例えば、夜型の人は夜間に作業をしたり、朝型の人は早朝に仕事を済ませお昼過ぎから自由な時間を過ごすことができます。

また、人にもよりますが仕事とプライベートのバランスを取りやすくなるという方が多いです。なので、ストレスや疲れを感じにくくなることもメリットでしょう。逆に、仕事とプライベートのメリハリがつかずに日常生活を送る中でも、「なんだか落ち着かない…」という方もいるので、一概には言えません。

場所にとらわれない働き方ができる

PCやスマートフォンでネット環境があればどこでも仕事をすることができる点は、大きなメリットでしょう。通勤時間が削減され、通勤時の満員電車のストレスからも解放されます。ノマドワーカーでどんなに仕事内容がハードだとしても、仕事を終えて好きな街を散歩したり、温泉に入ったりとすぐにリフレッシュできそうですよね。

また、海外旅行中でも、ネット環境があれば仕事ができるため、旅行と仕事を両立も可能です。

新しい人脈を作ることができる

ノマドワーカーの多くはフリーランスや個人事業主の方が多いので、必然的に仕事関係の人脈が増えます。また、クライアントのつてなどを頼りに新たな仕事を受注する動きも必要なので、自然と人脈を増やそうという意識が身に付くでしょう。

また、大手企業に勤めながら出社義務がなくなり、ノマドワーカー的な働き方をする方もいます。そういった方も、コワーキングスペースやお洒落なカフェといった、様々な場所で仕事をするため、そこで知り合った人と新しい人脈を作りやすい環境でしょう。都会でずっと過ごしていた方には想像がつかないかもしれませんが、地方ではちょっとしたことをきっかけに、初対面の方と会話が弾んだりもします。

ノマドワーカーのデメリット

ここまで、ノマドワーカーという働き方の良いことばかりを述べてきましたが、デメリットや懸念すべきことはあるのでしょうか。ここでは、実際に働き始めて感じるであろうデメリットを紹介します。事前に把握しておくことで、心の準備や対策を取ることができますよ。

孤独を感じることがある

ノマドワーカーは、多くの場合一人で仕事をすることになります。その影響で、孤独感を感じやすいでしょう。また、会社員のように同僚や上司とコミュニケーションを取る機会は皆無。社会から孤立したような錯覚や不安を覚えやすいので、心の準備をしておくと良いでしょう。

私自身もノマドワーカーをはじめて1年間くらいは、このような不安を抱いていました。ただし、仕事が順調になってコミュニティが広がったり、より社会や人のためになると感じるお仕事がたまたま舞い込んだこともあり、現在はそのような不安は一切ありませんよ!

環境によっては集中しづらいことがある

ノマドワーカーになるとオフィスが無いため、自宅と自宅外のカフェ等で仕事をすることになります。自宅で小さなお子さんがいて静かな環境が作れない方や、パートナーとずっと一緒にいることがストレスになる方もいます。

そのため、コワーキングスペースやカフェなどで仕事をすることになるのですが、周囲の音や人が気になったり、電源のあるカフェが無かったり、MTGなどで会話しづらいところだったりと、中々お気に入りのカフェを見つけるのに苦労します。

ノマドワーカー的な働き方をする場合は、自宅や滞在先の近くに良さげなカフェがあるかチェックすると良いでしょう。経済的に余裕がある方は、自宅とは別に作業スペースを賃貸する方もいますよ。

安定した収入が得られないことがある

恐らく、最大の不安は「安定した収入が得られるのか?」でしょう。フリーランスや個人事業主として働くノマドワーカーは、仕事の依頼がなければ当然収入が得られません。

また、一つの取引先との仕事が完了した後、次の依頼が得られず継続した収入につながらないことも。これにより、収入が不安定になることがあります。

私個人の話ですが、まずは最初のクライアントに徹底して尽くし信頼関係を構築することで、長期的な関係を築くことに専念しました。それにより、目的となる案件は終了しても、なんでも相談してもらえるような関係となり、また次の仕事を依頼してもらえることもありました。そして、なにより紹介や口コミの力は無視できません。1人目のお客様に全力を尽くすことを徹底してみて下さい!(笑)

ノマドワークに必要なスキルと向いている人の特徴

さて、ノマドワーカーについての全体像がつかめてきたところで、自由な働き方を実現しやすいスキルは何かを簡単に紹介していきます。プログラミングの構築スキルなどの専門的なスキルは後述するとして、汎用的なスキルについて述べていきますね。

コミュニケーション能力が高い人

ノマドワーカーは、リモートで仕事をするため、対面で仕事をする以上にコミュニケーションに気を遣う必要があります。例えば、クライアントとのメールやチャットでのコミュニケーションや、オンライン会議での分かりやすく意見を伝える能力などです。現在は、スライド作成能力もコミュニケーションスキルの1つと考えられるほど、大切なスキルになっています。リモート環境ならではのコミュニケーション手法は、必要以上に気を遣うことをおすすめします。

自己管理能力が高い人

出社していた頃は、上司や同僚、部下が仕事の進捗状況をチェックしたり、共有してくれますが、ノマドワーカーはすべて個人で行うことになります。そのため、自己管理の能力が求められます。自己管理能力が高い人は、仕事の段取りや計画を細かく行い、淡々と実行する人で、タスクの優先度を決め、期限内に仕事を完了することができます。

テクノロジーの知識がある人(新しい知識に抵抗が無い人)

ノマドワーカーは、リモートで仕事をするために必要なテクノロジーの知識が必要です。例えば、オンラインツールや新しいSaasツール、ソフトウェアの使用方法や、セキュリティの確保などは最低限求められます。特に1人で作業する分、雑務などもこなす必要が出てきます。近年は、そういった雑務(経理業務や書類作成、議事録やTODO管理など)は、ネット上のサービスで簡易化することが可能です。

勉強すれば、簡単に身に付けられるため、「コミュニケーション能力」や「自己管理能力」より習得のハードルは低いでしょう。

変化を楽しむことができる

ノマドワーカーは、仕事内容や働く場所、働き方が変わることが多いため、変化を楽しむことができる人が向いています。例えば、新しい場所で仕事をすることがあるため、それに応じて柔軟に対応し、新しい環境を楽しむことができます。

ノマドワーカーになるための準備

ここからは、具体的にノマドワーカーになるためにどのような準備を進めればよいかを解説します。少なくとも、ノマドワーカーとして働ける仕事内容であることを前提に書いていますので、ご容赦ください。

必要なツールや環境の整備

まずは、リモートワークに必要なツールやデバイス、ネット環境を整備する必要があります。例えば、高速なインターネット接続や、PCやスマートフォンなどのデバイス、必要なソフトウェアやアプリケーションなどです。当然ZOOMなどのサービスを使用するので、常時会議の画面を開いているとその他の作業がしづらくなるので、自宅にはノートPC以外にデスクトップPCやタブレットを用意すると、作業効率が上がるでしょう。

また、特にセキュリティを整えることはクライアントからの信頼獲得にもつながります。使用するデバイスに最新のウイルス対策ソフトの導入することや、良く利用するサービスのパスワードのアップデートなども定期的に行うことをおすすめします。旧式のPCを使用している方は、最新のものに買い替えることも検討してください。

家族やパートナーの理解

自然を楽しむ
自然を楽しむ

独身の方がノマドワーカーになるのは、ご自身自由でしょう。しかし、パートナーや家族がいる方は、ノマドワーカー的な働き方をすることについて理解、納得を得る必要があります。この点を疎かにして、移住をしたり、地方を転々とすると最初は新鮮で楽しいことも多いかもしれませんが、長期間続くとなると家族・パートナーの不安や不満が募り、関係が悪化してしまいます。

しっかり、それなりの覚悟をもって挑戦することをおススメします。

税金・保険など必要手続き

会社を退職してノマドワーカーになると雇用形態が変わるため、所得税の考え方や社会保険、年金といったこれまで会社が管理していた事柄を、自身で対応する必要があります。

大きくは下記のような対応事項を抑えておくと良いでしょう。

  • 個人事業主の開業届の提出
  • 確定申告の青色申告
  • 国民健康保険への切り替え
  • 国民年金への切り替え

このような手続きは、必須であり疎かにしていると税務署などからペナルティを課せられたりもします。仕事を始める前に、対応事項をリストアップして忘れずに行いましょう。

ノマドワーカーになるためのおすすめの職種

Webデザイナー

Webデザイナーは、オンライン上で作業をすることができ作業時間や場所に縛られません。未経験者でも、オンラインのデザインスクールや学習コンテンツ、Youtubeの動画、Canvaやデザイン作成ツールを利用しながら勉強することができ、おすすめできる職種の1つです。

ライター

ライターもオンライン上で作業をすることができ作業時間や場所に縛られません。また、文章を書くことができれば、だれでも簡単に始めることができるので、デザイナー以上にハードルが低いでしょう。その分、同業他社であるノマドワーカーさんもいるため、他のライターさんとの差別化については、戦略を練る必要があります。

ちなみにライターは、クラウドソーシングサイトを利用することで、案件を獲得しやすいです。未経験者でも、最初は低単価で経験を積み少しずつ実績をつけることができます。

プログラマー

プログラマーも上記の2つの職種と同様、ノマドワーカーに適しています。未経験者でも、オンラインのプログラミングスクールや書籍を参考に勉強し、ポートフォリオを作成することで仕事を獲得できます。近年では、AIの台頭によりプログラミングに必要なソースコードをAIに書かせている方も多く、かなり作業効率が上がっているようです。

実績を積めば、ノマド的な働き方を推奨する職場も多いので、安定した給料をもらいながらノマドワーカーとして活躍する未来も開きやすいでしょう。

ノマドワーカーが仕事を探す方法

フリーランスエージェント

フリーランスエージェントは、フリーランスや個人事業主、プロフェッショナル人材向けにさまざまな案件を紹介しています。フリーランスエージェントは仕事の仲介人をイメージしてもらえればよく、エージェントに登録しておくと担当者があなたにあった仕事を紹介してくれます。

しかし、多くのケースでは実績のある方に仕事が集中する傾向があるので、未経験者には少しハードルが高いかもしれません。

たとえば、弊社ITプロパートナーズは、週2~3日から働ける案件が豊富です。ノマドワーカーとして柔軟な働き方を実現しやすいでしょう。

国内外のクラウドソーシング

ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングを活用すると、経験が少ないうちから仕事を獲得できます。

ただし、同様のノマドワーカーさんも登録していることで価格競争が起きています。また、クラウドソーシングサービスに、一定の手数料を取られるので、手元に入金される金額が目減りしてしまいます。

SNS

ノマドワーカーとして働いている人の中には、SNSのDMなどを活用して案件を獲得している人もいます。SNSは企業の経営者をはじめ、さまざまな人が利用しているため、自分のスキルや実績を分かるようにしておくと依頼が舞い込む可能性があります。SNSも積極的に活用し、案件を獲得するチャンスを増やしましょう。

人脈

仕事につながる人脈を作っておくと、自ら仕事を探さなくても依頼がかかりやすくなります。また、○○さんの紹介というだけでも信頼関係の築きやすさが桁違い。スムーズに仕事を進めやすいのも特徴でしょう。次の仕事につながる人脈づくりは、現在オンラインサロンを中心に広がっているようです。こちらも力を入れましょう。

なお、以下のサイトでもノマドワーカー向けの求人サイトを紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。

ノマドワーカーとしての働き方のポイント

ポイント
ポイント

ここまで読み進めることができた方は、かなりノマドワーカーとして働くことへ本気な方だと思います。いくつかノマドワーカーの働き方のポイントを簡潔に記載するので参考までに!

自分に合った働き方を見つけることが重要

集中できる環境や空間、好きな時間帯などを見つけることが大切です。

時間管理や仕事の優先順位を決めることが大切

例えば、ToDoリストを作成して優先順位を決めることで、効率的に仕事を進めることができます。

コミュニケーションツールの選定や使い方について学ぶこと

SlackやZoom、notion、チャットワーク、teamsなどのツールを使いこなすことで、クライアントや協力者とのコミュニケーションをスムーズに行うことができます。

これらのツールは使わない手は無いというほど、格段に生産性が上がります。また、クライアントが特定のチャットツールを利用しているケースがあり、必然的にそういったサービスを利用せざるを得ないケースも出てくるでしょう。ちょっとずつ触って慣れておくことをおススメします。

ノマドワーカーの未来

長くなりましたが、最後にノマドワーカーの未来というテーマで述べていきます。あくまで個人の意見として受け止めていただければと思います。

今後のノマドワーカーの働き方

近年のテクノロジーの発展により、ノマドワーカー的な働き方をする人は今後も増えていくでしょう。

また、リモートワークに慣れた多くの人々が、地方や海外での生活を望むようになり、グローバルなノマドワーカーの増加も見込まれます。

さらに、AIの進化や仮想現実技術の発展により、リアルタイムでのコミュニケーションや仮想オフィス空間の活用など、多様な働き方も出てきそうです。

ノマドワーカーという働き方は、今後ますます一般的になると考えられ、国や自治体も少しずつ、そういった働き手を歓迎し支援する体制も作られていく可能性があるでしょう。例えば、自治体ではすでにノマドワーカー向けのコワーキングスペースの整備が進んできています。

まとめ

ノマドワークは、地方や海外で仕事をしたり、子育てや介護と仕事を両立しやすい働き方。ノマドワーカーとして働き、新しいチャレンジをすることで、自身の可能性を発見したり、スキルアップやキャリアを磨くことも実現できます。

二拠点・移住ライフ大学では、物件の最新情報だけでなく、二拠点生活者のインタビューやおすすめの二拠点生活スポット情報がとどくLINEアカウントを運営しています。

ぜひ、こちらも登録くださいね。

自分はどのようなスキルや長所があって、何の職種が向いていそうか、自己分析を行い、ノマドワーカーとして新しいチャレンジをしてみて下さい!

「自分にあった二拠点生活・移住先が分からない…」
「知らないだけで、もっと自分にぴったりなまちがあるのでは…」
 
そんな方には「個別の30分無料移住相談」がおすすめ!
 

公的な機関ではなく、どこかの市町村に属しているわけでも無い
民間のサービスだからこそあなたの理想の暮らしの応援者として寄り添います

JOIN US!

会員登録するとできること