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はじめての地方移住。10のステップで失敗しない移住計画を!注意点や支援制度も解説。

目次

はじめての地方移住。10のステップで失敗しない移住計画を!注意点や支援制度も解説。 | 移住生活

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移住計画の重要性とは?

わたしたちはこれまでにたくさんの移住や二拠点生活を実現してきた方たちを取材してきました

分かったことは、移住を成功させた人と反対に少し後悔が残ったという人がいるということ。

・その両者の違いは何なのか?
・どうすれば理想の暮らしを実現できるのか?
・理想の暮らしを送るために検討すべきことは何か?

この記事では、そんな移住者の声から分かった失敗しない移住計画の立て方を細かく10のStepで解説していきます。

読者の考えていることや、不安に思っていることがいったいなんなのか整理しながら読み進めて下さい!

まずは実際に移住した方の声

30代男性

 お金の不安から移住を躊躇している人が多いと思います。ぼくもそうでした。なので、その不安を少しでも解消するために事実を整理して把握することが大事です。漠然とした不安を解消できる近道になるのではないでしょうか。

 ファミリー層の移住は多方面からのリサーチが必要なので、移住するまでは戸惑うことも多いと思います。ただ、私は移住してみて、子育ての時間を楽しむには住む場所はとても大切だと実感しました。

 「移住」は大きな決断が必要です。その際に「自分の価値基準」を明確にしておくことがとても大切です。自分の好き嫌い、本当はやりたいことやりたくないこと、どうしても譲れないこと…など「自分を知る」こと「自分がどんな生き方をしたいのか」を徹底的に考えることが必要不可欠となります。パートナーとの生活を考える前に、まずは「自分がどんな生き方をしたいのか」を徹底的に考えることがとても大切です。

10のStepで検討すると失敗しない!

Step1 目的をはっきりさせる

「なぜ移住したいのか?」ここをきちんと言葉で説明できるようにしましょう。次のStepであるパートナーと相談にも理解を得られない可能性があります。

また、「移住して失敗した!」と感じている方の多くは、このStep1をすっ飛ばしてしまったからです。自分の中で移住したいと思った気持ちをきちんと整理しておくと、Step3以降のエリアの決める際の基準など、送りたいライフスタイルも明確になるので、スムーズに話が進みやすいでしょう。

考えるためのヒント

・ いつごろから思い始めましたか?
・ どこにいるときに感じましたか?
・ 誰といるときに感じましたか?
・ 何をしているときに思いましたか?

・ その理由は移住をしなければ叶わないのでしょうか?
・ 移住以外の選択肢はないのでしょうか?

・朝起きてまず何をしますか?
・ どんなことに挑戦してみたいですか?
・ 今までの暮らしで実現できなかったことは何ですか?

Step2 家族やパートナーとの相談

自分の気持ちをパートナーや家族の方に打ち明けます。家族やパートナーの理解、納得、協力なくして移住を成功させることはできません。

特に伝えて欲しいことは、step1 であなたが出した「答え」です。パートナーの協力なくして、移住後の生活を送ることは難しいでしょう。

移住後に不満や不便なことがあると、パートナーの方が後悔することになって、結果的に満足できる移住後のライフスタイルが送れません

伝えておくべきポイントは?!

□ 移住したいと思ったきっかけについて
□ 移住したい理由について
□ 家族やパートナーとの移住後の暮らしについて
□ 移住することのメリット
□ 移住することのデメリット

チェックポイント!

・ お相手の反応は?
・ 会話した後のあなたの心境は?

Step3 エリア・地域を決める

情報収集や計画を立てる段階です。その際、どんなライフスタイルを送りたいのかを明確にしておくことで、エリアや住みたい地域が絞られます。

その際、 理想のライフスタイルを叶えるための「要素」として優先順位の高いものを整理することも重要です。

あなたのすべての望みを叶えられるような田舎まちは少ないでしょう。妥協できる点とそうではない点を、それぞれ順位付けしておくことで、スムーズにエリアや地域を決めることができるでしょう!

こんな要素で検討しよう

○自然環境が良いこと
○気候が良いこと
○交通の便が良いこと
○首都圏に近いこと
○就労の場が豊富にあること
○子育ての環境が整っていること
○広い土地で暮らせること
○自然環境が良いこと
○医療環境が整っていること
○理想の物件があること

Step4 情報を集める

情報の集め方は、ネットやリアル、雑誌や情報誌などさまざまです。しかし、気をつけて欲しいことは、表に出ている情報がすべてではないこと!

メディアや雑誌に掲載されている情報は良いことばかりが書かれているでしょう。自治体なども移住者を増やしたい気持ちは全国同じなのです。

なので、さまざまな角度から情報を収集することを意識しましょう!

こんな情報を集めよう!

・治安は?
・仕事はありそう?
・子育て環境はどう?
・家賃相場は?
・物価は?
・自然環境は?
・スーパーなどの利便性は?
・メインの移動手段は?

Step5 資金計画を立てる

コスト

資金計画を立てる際は、まず大きな固定費の部分から逆算すると良いでしょう。特に、住まいについて。

住まいは賃貸にするか、戸建てにするのか?そこを決めてからだと、ある程度生活に使用できそうな金額が決まってきます。食費や光熱費、通信費、養育費、車の維持費、保険代、交際費、貯蓄に回す金額、等々・・・・。

地方に暮らす場合、車が必須になるのでその費用も考慮しておくことがポイントです。

Step6 自治体の担当者や移住者から話を聞く

この段階では、よりリアルな情報を自治体の移住・定住窓口の方や移住者から聞き出しましょう。

こんなこと聞いてよいかな?なんて思うことも失礼にならない範囲でヒアリングすることをおすすめします。なぜなら、実際に何年か暮らす場所だから

「ネットにはこう書いてあるけど、実際のところどうなんですか?」というように、現状このように考えているけど、住んでいる人から見てどうですかという風に聞くと、相手も話しやすいでしょう。

また、移住者にもできるだけ話を聞いておくと、外部から来た人目線でその町と他の町の差を知っているため、参考になることも多いです。

聞いておくと良いこと!

・活用できる支援制度は?
・不便に思うことや、良いと思わないことは?
・リアルな生活情報(良く利用するスーパーや産直市場、病院、保育園、待機児童、など)

Step7 仕事を探す

リモートワーク

仕事探しは、それなりに時間がかかるため、同時並行して現地でお試し移住などを初めても良いです。

特別なスキルがある方やリモートワークで今の仕事を続けるかたをのぞいて、移住する前には次の仕事を決めておきたいです。

具体的には以下のような探し方があるので、複数の媒体を一通り目を通していただくことを推奨します。それぞれの探し方のメリット・デメリットも紹介します。

自治体のHP

多くの自治体では求人情報を掲載しています。ただし、自治体のホームページでは、地方にある求人を網羅できていないことが多く、自治体と繋がりの深い企業に限られてしまっていることもあるでしょう。

Uターン・Iターン合同説明会

移住前にUターンやIターンの説明会に参加し情報収集ができます。都市部に会場を設けるケースが多いですが、Web上で開催することも増えています。ただし、説明会に参加している企業のみの情報収集に限られます

Uターン・Iターン求人サイト

主に県が運営しておりUターンやIターンに特化した求人情報を掲載しています。移住支援金の支給対象となる企業も含まれ、大手から中小までさまざま。もちろんすべての企業を網羅しているわけではありません。

地元の転職エージェント

転職エージェントがあなたに合う企業を紹介してくれたり、企業との交渉を代行してくれたりします。ただし、転職エージェントの担当者によって紹介される求人が左右されたり、得られる情報も限られます。

Step8 現地へ足を運びお試し移住

お試しで移住候補地での暮らしを体験します。期間はできれば1ヵ月くらいを推奨します。実際に長期間滞在することで、見えてくる事や情報、感じることなどがあるでしょう。

お試し移住の注意点は下記で解説しているので、もう少しお付き合い下さい!

Step9 住まいを探す

住まい探しは、Step1で検討した「どのようなライフスタイルを送りたいか」をもとに条件を絞りましょう。

こだわり条件の例

□ 畑・土地付き
□ 駐車スペース2台以上
□ ペット可
□ 山が近い
□ 海が近い
□ DIY可

また、地方によって物件探しのおすすめの方法は若干異なりますが、基本的には下記の方法を抑えておけば良いです。

物件探しの方法は4つ

①民間企業の出している物件検索サイトで探す

メリット:そのエリアの大体の物件情報や特徴を効率的につかめる
デメリット:掘り出し物件などは少ない

②自治体の空き家バンクで探す

メリット:0円でもらえる家もある
デメリット:自治体によって物件登録数に差がある

③移住先にある地元の不動産に聞いて探す

メリット:リアルな地域の情報や退去理由、掘り出し物件が見つかる
デメリット:営業されて判断を焦ってしまう

④移住相談窓口の担当者に相談して探す

メリット:地域のリアルな情報(治安や利便性など)を知れる
デメリット:物件探しまでサポートしている自治体は少ない

Step10 移住生活スタート!

富谷市の風景

ご近所へのあいさつ回りを忘れないように行い、移住生活スタートです。

移住計画を立てる際の注意点

チェクポイント

移住をして後悔しないために。ここからは、移住で失敗しないための注意点を解説します。事前に移住前に考えておくことで、それぞれの注意ポイントをクリアして移住を進めて下さい。

こちらの記事では、ご自身の移住が「失敗だった!」と語る方のリアルなインタビューの内容を掲載していますので参考までにどうぞ!

家族にきちんと相談し勝手に決めない

家族に良く相談せずに移住という重要な決定をしてしまうと、移住後にお互い不満がたまってしまいます。きちんと、お互いに理解と納得をしたうえで、移住を決めましょう。

パートナーも、ご自身で決めた実感があれば不便や不満なことがあっても乗り切れるでしょう。

仕事を見つけて移住すると失敗が少ない

移住にお金の問題はつきもの。

移住前に、仕事を見つけておくと大変安心して移住を決断できます。

理想は、リモートで業務ができる職種や会社の雇用が決まること。安定した給与や保障などもあるので、リスクを最小限に抑えることができます。

地方には都会と比べて企業も少ないので、求人もぐっと少なくなります。その場合は、起業やご自身で生計を立てる手段を考え無ければならず、その土地の暮らしを楽しむことができないかも・・・。

しかし、田舎には田舎特有の、1次産業(農業・林業・漁業)などで働く選択肢があります。人手が足りていない田舎では、歓迎されるとともに、経験としては面白いかもしれません。

光熱費が地方によっては倍以上になることも

特に、ガス代が地方によっては大きな差があります。理由は、インフラ面で都市ガスが普及しておらずプロパンガスを利用するケースが多い地域があるから。また、雪国で都市ガスが普及していない場合は、倍以上の費用がガス代だけでかかってくることもあります。

地域選び・物件選びの際は特に注意が必要です。

お試し暮らし体験をしておく

田辺市田舎エリア

そのまちで暮らすことを決めるうえで、お試しで移住体験をしておくことをおすすめします。その街のイメージや理想、世に出ている情報だけではなくて、自分の足で確かめて感じたことがすべてです。

できれば、1ヵ月滞在すること、そして、夏と冬と2つの季節を体験しておくと失敗が少ないです。

例えば、夏は海沿いで趣味ややりたいことができるけど、冬は寒すぎて風も強いし、車もサビるし、洗濯物も潮風で干せない!そして、冬は暇!

といったことや、

想像以上に雪が降って、寒すぎで暖房も全然効かない!雪かきしなければ、車でどこにもいけない!

みたいなことが起こる確率をぐっと減らせますよ。

お試し移住支援を活用しよう

北秋田市

自治体によって様々なお試し移住支援制度があります。

この制度は、移住・定住者を増やすことを目的に、気軽にその土地に足を運んでもらいやすくしています。

お試し移住支援制度の例

①オーソドックスなお試し移住体験施設

②セミオーダー型移住ツアー

③オーダーメイド型移住ツアー

④交通費や滞在費の補助

あなただけの移住ノートを作ろう

このメディアでは、納得の行く移住をサポートしようと、移住者の声をヒアリングした結果、移住ノートを作成しました。

読者の考えていることや、不安に思っていることがいったいなんなのかを具体的にしていく「問い」を用意しています。

あなたの気持ちを整理するため、理想のライフスタイルをスムーズに送るためにも「移住ノート」を活用してください。

無料でpdfのダウンロードができるので、印刷して書き込みながら使ってくださいね!

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