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【東北エリア版】2023年版「住みたい田舎」ランキング

公開日:2023.01.13 最終更新日:2023.02.24
【東北エリア版】2023年版「住みたい田舎」ランキング

この記事を読んでいるあなたは、漠然と「地方で自然豊かな土地へ移住したい」といった気持ちを抱いているのではないでしょうか。

「働き方改革」という単語が、ある時期から注目を浴びるキーワードになって久しいですが、2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大により働き方はもちろんライフスタイルの変化を余儀なくされた方も多いことでしょう。

都市部から東北に移住・二拠点生活する場合、どこの地域がおすすめなのでしょうか?

今回は月刊誌『田舎暮らしの本』(宝島社)が発表した、「2023年版第11回 住みたい田舎ベストランキング」の結果を参考に、それぞれの市町村を自治体の人口規模別に紹介していきます。

ちなみに、全国の総合ランキングはこちら

それではさっそく見ていきましょう!

目次

東北エリア おすすめの田舎ベスト10

1位 秋田市(秋田県)

秋田市ポートタワーからの景色
秋田市ポートタワーからの景色

秋田市は、約400年前からの城下町であり、海・山・川の自然豊かな地域です。その歴史・文化・自然の美しさが現在もきれいに残っている、風情溢れる街並みとなっています。有名なのは、なまはげやきりたんぽ、いぶりがっこなど独自の文化では無いでしょうか。

秋田市は県庁所在地であるため、イベントやコンサートが行われたり、大型施設にショッピングモールがあったりなど、都市機能としての利便性も備わっており、豊かな自然と充実した都市機能をあわせ持っている秋田市には、毎日を暮らすうえでの「ちょうどよさ」がたくさん溢れています。

第10回『住みたい田舎』ベストランキングでは、秋田市が4部門で1位を獲得しており、今回の2023年版でも堂々の1位でした。若者から子育て世代にはもちろんのこと、シニア世代にも住みやすい地域として人気が高いようです。

秋田市では移住支援制度や子育て支援に力を入れており、移住に関する支援金のほか、「子育て世帯移住促進事業補助金」や、小学校入学前の子どもを対象とした遊び場や親同士が交流できる場の提供もしています。子育てに関するイベントが多いため、子育て世代にとってはとても魅力的な環境でしょう。

秋田市の詳細記事はこちら

2位 気仙沼市(宮城県)

気仙沼市
気仙沼市

宮城県気仙沼市は約6万人が暮らす港まち。三陸沖のリアス式海岸は世界有数の漁港で、海の幸が豊富です。2023年版「住みたい田舎ベストランキング」東北エリア第2位、2022年版で宮城県内第一位を獲得した気仙沼市は、充実した移住支援プログラムを設けています。

都市部から気仙沼市に移住を考えている方のために、相談窓口「MINATO」を設置しており、具体的な移住相談が可能です。また、気仙沼市内の空き家を活用した60日間以内の「お試し移住」プログラムも好評です。15,000円~30,000円までのわずかな負担でデュアルライフを試せます。

生活環境は、地元のスーパーやコンビニ、ドラッグストアなど一通り揃っており、特に気仙沼漁港で収穫されるメカジキ、カツオ、サンマ、カキ、フカヒレなどの海産物をはじめ、内陸部では農産物の収穫があり、お米や野菜なども含め地元の旬の食材が手に入りやすいのも特徴です。

NHKの朝ドラの舞台に選ばれ観光産業も盛んになっているため、今後も東北地方の中でも注目される街でしょう

気仙沼市の詳細記事はこちら

3位 鶴岡市(山形県)

内川と鶴岡市街
内川と鶴岡市街

山形県鶴岡市は、県西部にある約12万人が暮らすまち。山、川、海の自然に恵まれた暮らしやすい土地として知られ、「住みたい田舎ベストランキング 2022」では、東北エリアで2位、23年版では3位という結果でした。

鶴岡市は昔ながらの文化を大切にしており、日本初となる「ユネスコ食文化創造都市」の認定を受けるなど、食の豊かさでも有名です。

県内の庄内地方の中間にあるため後述する第9位の酒田市や、新潟県へも隣接しているため、近隣市街地へ移動するにもちょうどいい距離感です。

市内での移動は基本車になりますが、車を持っていない若者や高齢者のためにも、大型ショッピングモールへの無料シャトルバスが運行しており高齢になっても優しいまちといえます。ただし、基本的に公共バスといった交通機関は1時間に1本程度と考えておきましょう。

移住支援に関しては、県外からの移住世帯へ「米・味噌・醤油」1年分を提供されるという珍しい制度をはじめ、子育て世帯に嬉しい奨学金の返還支援などもあります。

4位 南相馬市(福島県)

常磐線小高駅前
常磐線小高駅前

福島県南相馬市は、約6万人が暮らす、海と山に囲まれた自然が豊かな街で太平洋の影響で、夏季は涼しく冬季は暖かい気候です。東北地方には豪雪地帯が多いですが、南相馬市は雪かきがほとんど必要ない降雪量です。1年を通して過ごしやすいです。

市内にはイオンスーパーセンターをはじめ、中規模のスーパーやコンビニ、学校や病院など生活に必要な施設がすべて揃っています。近隣のいわき市や、郡山市、福島市といった都市部に出やすく、いわき駅までは約1時間10分です。しかし、市内から出なくても特に不便はありません。ちなみに、品川・上野駅まで約3時間30分でアクセスできますよ。

子育て世帯に心強いサポートを行っており、18歳までの医療費が実質無料であったり、0~2歳児の保育料無料、中学生までの給食費無償化など、いろいろとお金の必要な子育てを経済的に支援しています。

ちなみに、南相馬市へ移住された方のインタビュー記事はこちら!

5位 浪江町(福島県)

浪江町
浪江町

福島県の沿岸部である浜通りのほぼ中央に位置する浪江町。東は太平洋、西は阿武隈山系に囲まれ、山・川・海と豊かな自然に恵まれています。東北地方でありながら冬の積雪はほぼ無く、夏も涼しく過ごしやすい気候です。JR常磐線・常磐自動車道が縦断し、東京や仙台からのアクセスも良好です。

東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故による全町避難で一度は賑わいを失いましたが、現在では商店や漁港、学校などが再開し、イオンやセブンイレブン、ローソンなどコンビニも4店舗あり日常生活に不便は無いでしょう。

都市部への移動は車と電車が便利で、町内に高速道路が走り浪江ICから東京まで約2時間30分、仙台市まで約1時間10分です。電車では特急を使用し上野駅まで約3時間、仙台駅まで約1時間10分です

移住者住宅補助など住まいに関する支援制度や、子育てに関する支援が特に充実しており挙げだしたらキリが無いほどです。例えば、浪江町移住者向け住宅支援事業では、月額最大40,000円(最長24か月)賃貸物件の家賃を補助しています。

6位 福島市(福島県)

福島市市街地
福島市市街地

福島県の県庁所在地である福島市。約30万人もの人々が暮らしています。数々の温泉や競馬場など、観光地としての側面も持っている街。県内で最も人口の多い街なのでさまざまな都市機能が充実しいる一方、第一次産業の面も秀でており、桃や梨といった果物の栽培が盛んで「果物王国」と呼ばれることも。

市は盆地型の地形をしているため、夏と冬、昼と夜の寒暖差が非常に大きく冬には多くの雪が降ります。しかし、盆地は津波や台風などの災害から街を守る役割も果たしており、災害の少ない土地であるといえます。

福島市は子育てに対する支援が整っており、高校3年生までの医療費・入院費は市に全額負担してもらえるうえに、習い事や保育所への送迎、保育施設に預けられないお子様の一時預かり、受診代行なども可能です。

住まいに関しても「空き家バンク」「移住者向けの部屋の整備」「引っ越し代の補助」など、移住を検討している方には福島市を訪れるときに宿泊費を補助してもらえる制度もあります。

7位 にかほ市(秋田県)

にかほ市
にかほ市

にかほ市は約2.3万人が暮らし、海水浴や登山などのアウトドアが身近にできる環境です。空気が澄んでいて、夜は星がきれいに見えます。季節ごとに表情を変える鳥海山は「日本百景」「日本百名山」にも指定されています。

市内には大型の商業施設や娯楽施設はないですが、本記事の住みたい田舎ランキング1位の秋田市まで電車で約1時間、車でも約1時間でアクセスできるため、休日のショッピングも楽しめるでしょう。

様々な移住・定住支援がありますが、子育てについては高校生までの医療費が無料、第2子以降の出産へ祝い金10~20万円を支給、保育料や副食費が無料などがあります。

その他、定住奨励金が最大70万円や、にかほ市新婚・若者夫婦・子育て移住世帯家賃補助金、Aターン就職促進交通費等補助金、にかほ市UIJターン若者地元就職促進家賃等補助金 など手厚い住まいに関する支援もあります。

あとは、「お試し移住体験ツアー」と「お試し移住体験住宅」の2種がありお試し移住体験ツアーは、オンラインでの対応も行っているようですよ。

8位 一関市(岩手県)

一関市
一関市

岩手県一関市は、県内でも人口が多くまた、面積も広い都市。おらが自慢のでっかい花火大会はこの市で行われており、シーズンには多くの観光客が訪れます。

一関市で特筆すべきは、一ノ関駅に東北新幹線が停車すること。また、岩手県の県庁所在地の盛岡市と宮城県の県庁所在地の中間に位置している為、非常に利便性の高いまちです。在来線に関しても約1時間に一本出ているので車を利用しないでも外出することができて便利です。

市内には大型のショッピングセンターや地域の生産者と連携した直売所が点在し、日常生活に不便を感じる事は少ないと言えるでしょう。

子育て世帯へのサポートでは、乳幼児から高校卒業までのお子さんの医療費助成があり自己負担分を助成しています。また、市内に子育て広場があり就学前の子どもとその保護者が気軽に遊びに出かけられる施設です。予約は不要で利用料もかからないため、親子で自由に過ごす事ができますよ。また、直接移住の相談をする方へは交通費の補助があります。

9位 酒田市(山形県)

酒田港
酒田港

山形県酒田市は約10万人が暮らす都市。歴史も深く、四季折々の山々や、雄大な庄内平野の中央を流れる最上川、そして海に面した港町でもあるため住むエリアによって様々な面を楽しめるでしょう。

駅周辺には、コンビニやカラオケ、スーパー、百円ショップ、書店などがあり、買い物にも便利。しかし、街中から、少し郊外へ車を走らせると豊かな田園風景が広がります。

交通の便も、酒田駅や庄内空港と飛行機や電車といった移動手段があるので、東京までも約1時間のフライトでアクセスできます。

酒田の支援制度は、暮らしを体験できるお試し住宅をはじめ、移住定住者向けの住宅支援費補助金など住まいに対して手厚いサポートがあります。

10位 能代市(秋田県)

能代市
能代市

秋田県能代市は、約5.2万人が暮らす農業が盛んな地方都市。自然豊かで閑静な住宅地や郊外には、きみまち阪公園といった景色のよい場所も多くあります。また、能代市の家賃は3万円を切るエリアもあるため、生活コストを抑えることもできるでしょう。

能代市内には、本数は少ないですが巡回バスも通っており、市外へのアクセスでは能代駅から秋田駅まで約1時間、東京までは秋田駅で東北新幹線に乗り換えて約4時間の所要時間です。しかし、大館能代空港を利用すれば、羽田空港まで約70分でアクセスできる環境です。

子育て面では、保育園などの待機児童は0人、結婚新生活支援事業(最大60万円)、引っ越しに伴う費用助成(最大35万円)と経済的な移住支援があります。

その他、住まいに関して住宅リフォーム支援があります。就農に関しては、新規就農者を対象とした家賃補助や住宅リフォーム支援制度もあります。

能代市の詳細記事はこちら

地方の移住先を選ぶポイント

まずは仕事があるか

生きていくためにはお金が必要です。もちろん、自分で農業するなど工夫をすれば、都会に比べて固定費はかなり安くなるのでたくさんのお金を稼ぐ必要はありません。

しかし、学費や車の車検、自然災害などにより突発的な出費があります。

その地域でどういった仕事があるのか、その仕事は自分に合っているかという点は、最優先で調べましょう。

都市部の企業に勤めてリモートワークをされている方やフリーランスの方も、確実な安定収入といえるまでは最悪の場合を想定してリスクヘッジをする意味でも、移住先の仕事について調べておくことがベターです。

地域おこし協力隊に着任するというのも1つの手段です。

興味がある方やそもそも地域おこし協力隊について知らない方はこちらをチェック!

仕事に関する支援制度が手厚い自治体も独断と偏見でランキングにしました!

子育てを安心してできる環境が整っているか

地域の治安や病院の数、共働きの場合は託児所などのチェックは言うまでもありませんが、地域や近隣の方々も積極的に子育てをサポートしてくれる地域の風土や環境があるかは大事です。その点、すでに移住者が多い地域は移住者同士のコミュニティがあるため、子育てに関する悩みや相談をしやすい環境ですよ。

経済的なサポートだけでなく子育てに関する心理的な悩みにも寄り添ってくれる自治体かという視点も忘れないようにしましょう。

また、人気の移住地は「待機児童が0」と謳っていることも多いでしょう。しかし、移住した土地に高校が無かったり、偏差値が低かったりとお子さんの教育環境が想像していたことと違うケースもしばしば。

幼児期以降の高校進学までを想定して移住地を選ぶことも心がけましょう。

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高齢になり運転ができなくなっても大丈夫か

年齢とともに車を運転することができなくなるタイミングが、その土地にずっと定住しているとおとずれるでしょう。

そんな状況になっても、生きていける環境があることはとても大事なことです。

例えば、最低限の移動手段を確保するために下記のようなこともチェックすると良いでしょう。

  • 少し歩けば市バスが通るバス停まで行くことができる
  • 乗合タクシーがある

そうは言っても、「遠い将来のことは分からない!」そんな声も聞こえてきそうですが、頭の片隅に置いておくことが重要だと感じます。

特に物件を購入する場合は、簡単に物件を引き払うこともできないケースがあります。引っ越しをしても、物件の維持費や固定資産税が余分にかかることもしばしば。

そのため、頭の片隅に置いておくことで、大事な選択を迫られた場合にしっかりご自身で考えることにつながるはずです。

移住の前にまずはお試し滞在から

地元に帰省するIターン移住ならまだしも、U・Jターンでの移住の場合は、ご自身が住んだこと無い、良く知らない地域であることが多いでしょう。

移住は豊かな自然環境といった目に見えるメリットもありますが、実際に住んでみないと分からないことが多いことも事実。暮らすように長期滞在することで、その土地が自分の理想のライフスタイルに合っているかを判断でき、失敗や後悔するリスクを減らすことができます。

「移住したい」「自然豊かな土地で暮らしたい」という気持ちがある方の多くは、具体的にどのように行動へ移せばよいか分からない方も。

こちらの記事では、移住するうえでのステップをまとめています。

                 

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