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脱サラして東京→長野県の限界集落に移住した相川さんのライフスタイル 

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脱サラして東京→長野県の限界集落に移住した相川さんのライフスタイル  | おすすめ移住先

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結婚や転職、子育てなどのライフステージの変化によって、暮らしを見直す人も多いのではないでしょうか。

今回は、地方移住を決意した相川さんに移住後のライフスタイルを聞いてみました。

東京から埼玉県の郊外に引っ越し

Q:東京から埼玉へ移住したきっかけはなんだったのでしょうか

家と東京都心にある仕事先を往復するだけの日々に少し疲れていたのかもしれません。

北区赤羽。昔は本気で「埼玉県?」と間違えられる街を嫌いになったわけではないです(笑)

そんなちょっと後ろ向きなプチ移住でしたが、それが人生を変える大きなキッカケになりました。

一口に埼玉県と言っても広いですが、相川さんが引っ越したのは埼玉県上尾市。都心へのアクセスが比較的良いいわゆるベッドタウンです。しかし私が選んだ家は、上尾駅からバスに乗って約20分、畑の隣にある庭付きの一軒家でした。

決して便利なところではなかったのですが、とても静かで隣が畑なので遮蔽物がなく、山が窓から見える家だったのが決め手。妻も気に入って内覧した日に即契約することを伝えました。赤羽から引っ越すと仕事先からは家が遠いので必然的に夜の付き合いも減り、家に帰る時間が早くなりました

終電はそこそこ遅くまであるのですが、終バスがないんですよね(笑)

お酒が減ったからか朝早く起きられるようになって休日の過ごし方も変わりました

その赤羽から埼玉県の郊外に引っ越したのは、物価が安く、都心へのアクセスも抜群、どこかアットホームな感じもある人気急上昇の街。雑誌の住みたい街ランキングでも上位の常連です。

郊外では満足できず、もっと田舎で暮らしたくなった

Q:移住後の生活は満足いくものだったのでしょうか

埼玉県の郊外に引っ越しをして生活に慣れ始めると、もっともっと田舎に住みたくなったんですよね(笑)

でも、それだと東京の会社で働き続けるのは難しい。そこで移住先の田舎で地に足をつけてできる仕事として農業が浮上してきたんです。

ぼくは飽きっぽいので、覚悟を試すためにも、その後2年間週末を利用して近くの農家さんにお願いして修行させてもらいました。幸い家の前にあった畑も借りることができたので、家庭菜園よりもう少し本格的な農業体験もできたのは良い経験でした。

相川さんは、サラリーマン生活を続けながら、2年以上も農業の修行をしても田舎へ移住したいという気持ちは弱まるどころか、さらに強くなったそうです。

お金の問題をクリアするために副業開始

Q:移住後、お金もの問題や不安はありましたか

田舎に移住して農業をやると決意をしたのはいいですが、収入面の不安は解消しなくちゃいけないと思いました。

そこで、副業でWebライターとブロガーの仕事をはじめました。

平日は仕事、週末は農業修行があったので、早朝と夜の時間を使ってなんとか稼げるようになりました。努力の末、1年後には月10万円の収入を安定して得られるようになりました。

田舎で農業をしたいという目標があったので頑張れましたね。10万円稼げるようになると20万円は見えるんですよ。移住してからはもっと時間があるのでいけるなと。これで農業で失敗したとしても飢え死にすることはないなと自信がつきました(笑)

サラっと話すが、その努力は並大抵ではないはず。パソコンだけでできる副業を選んだのは移住を視野に入れていたからだと話していました。

縁のあった長野県上田市にIターン移住を決定 

Q:その後、もっと田舎へ移住したいと言う思いは叶えたんでしょうか

農業の修行、お金の問題と解決をしていく一方、どこに移住して農業をやるかは最後まで迷いました。

理由を上げるといくつもあるのですが、最後は縁のあった長野県上田市にしました。私の嫁の母親の実家があった関係で上田市には1年に1回くらいは法事のときなどに行っていて、『自然豊かでいいところだな』と訪問の度に思ってたんです。

それにとてもボロいけどタダで使える空き家があったのも大きかったですね。

上田市で農業の研修を行い、研修先では国の補助金を使って給料が支給され、その金額は年150万円

農業を学びながらお金をもらえるだけ有難いですが、それだけで生活するのは難しいので家賃がないのは助かります。田舎で家賃が安いとはいえ、最低でも数万円はかかりますからね。

研修のない週末はコツコツと楽しみながらDIYで家を直してます(笑)

移住してからストレスがゼロに

Q:上田市へ移住したのち、生活の満足度は納得のいくものでしたか。

移住してからストレスが全くないんです。考えてみると移住してからストレスがゼロなんですよね。

ストレスがゼロって何年経験してないか思い出してみたのですが、小学校くらいの頃じゃないかと。

満員電車、仕事のプレッシャー、嫌な取引先。都会に住みながらサラリーマンをやっていると無数のストレスがあることに移住してから気づきました。

田舎に移住するとそんなストレスから開放されるんです。

もちろん、これからいろいろなことがあると思いますが、東京に住んで仕事をしていたときと同じようなストレスをここで受けることは考えられませんね。

人間関係の悩みがあると思いきや……

Q:田舎は都会に比べて近所付き合いが多くその点を不安視される方も多いようですが、実際はどうですか?

田舎は人間関係が濃く、またよそ者として扱われることがあると聞いたことがあるので、私も田舎の人間関係を恐れていました。近所づきあい、よそ者扱い、酷いときは村八分など。

もちろん場所によって変わってくるので、一概には言えませんが、少なくともぼくはいまのところ嫌な目には一切合ってません。

もちろん、不安があったのでこちらから挨拶をするようにしたり、草刈や掃除など地域のイベントに顔を出したりと積極的にこちらからアプローチはしています。

そんなことが認められたのか、近所の方からはよく畑の野菜なんかをタダでもらえるようになりました(笑)田舎暮らしでの近所づきあいの秘訣ですね。

地域のイベントなどは田舎特有で面倒と私も移住前は思っていました。

でも田舎に移住すると、不思議と人間関係があるからか、地域のコミュニティの一員という意識が強くなるんですよね。都会に住んでるときにはなかった気持ちです。

なので自然とイベントにも参加したくなり、積極的に参加するから地域の人にも認められて、と良い循環が起こります。良い噂も悪い噂もネットよりも早く広がりますよ田舎は(笑)

不便さはほとんど感じない

Q:都会での生活を経験されていましたが、田舎の不便さは感じませんでしたか

不便さはありますよ。でも、矛盾しているようですが、ほとんど感じません。

確かにコンビニまでは歩いて20分かかりますし、最寄りのスーパーまでは歩くと30分以上かかります。でも車で行けば5分もかかりません。日常品を買うのに大抵のところへは、車さえあれば30分以内で行けます。

限界集落でもAmazonや楽天で買ったものは届けてくれます(笑)

唯一不便を感じるとすれば、外で飲みづらいこと。妻もお酒を飲むんです。

その代わり家で美味しく飲めるようにおうちビアガーデンをやったり、庭でバーベキュー、家の近くの森の中に設置されたテーブルとベンチでピクニックランチなど工夫して楽しんでます。

長野県はぼくが好きな登山も山が近くて行きやすいので生活が落ち着いたら山登りにも行きたいですね。

これから移住を考えている人からのQ&A

最後にこれから移住を考えている人が悩むであろういくつかのことについて質問をしてみました。

Q:移住するのに1番大事なことはなんですか

1番と言われると難しいですね。

ただ、お金の不安から移住を躊躇している人が多いと思います。ぼくもそうでした。なので、その不安を少しでも解消するために副業が効果的です。数万円でも稼げると気持ちが大分違うと思います。

好きなことをやるために副業でお金の不安を減らすそれが移住への近道になる人が多いのではないでしょうか。

Q:移住して1番困ったことは

妻が車の運転が苦手なことですね。田舎は車がないと一気に不便になります。いま一生懸命、練習をしてもらっていますが、田舎に移住したい人は車の運転は必須です

それと都市銀行のATMや窓口がないのは困りましたね。移住前にメインバンクはネット系の銀行に変えておくか、都市銀行でもネットで振込などをできるように設定をしておくことをおすすめします。

Q:消防団など面倒な地域コミュニティに参加しないとダメですか

駄目ということはないですが、参加をおすすめします

田舎はみなさんがイメージしているとおり、良くも悪くも人間関係が都会より濃密です。移住者は特に注目されていますので、積極的に地域に貢献する意識があった方が、移住は上手くいくと思います。

ただ、先ほども言ったとおり、移住すると不思議と地域への貢献をしたくなる気持ちが都会にいるときよりも強くなります。なので、地域コミュニティやイベント行事への参加が嫌じゃなくなるはずです。

最初は億劫に思えるかもしれませんが、ぜひ笑顔で積極的に交流していくといいことだらけの生活が送れると思います

長野県のおすすめ情報

本記事では語りつくせなかった、長野県が行っている支援制度をより詳細にお伝えします

実際に移住や2拠点生活をされている方のインタビュー記事を読むことで移住後のイメージが湧きますよ。

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