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【47都道府県 徹底比較! 大阪編】大阪府への移住や引っ越しに関する支援制度やおすすめエリアを解説

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【47都道府県 徹底比較! 大阪編】大阪府への移住や引っ越しに関する支援制度やおすすめエリアを解説 | 二拠点生活

「自分にあった二拠点生活・移住先が分からない…」
「知らないだけで、もっと自分にぴったりなまちがあるのでは…」

そんな方には「住みたいまち検索」がおすすめ!

政府機関が発表する中立・公平なデータをもとに、
全国1,741すべての自治体から
本当にぴったりなまちが探せるのは、
二拠点・移住ライフ大学の「住みたいまち検索」だけです。

 

今回は都道府県シリーズとして「大阪府」にフォーカスを当ててみました。

移住や二拠点生活(デュアルライフ)を考えている方の最大の関心ごとどこに住むかだと思います。この記事を読んでいるあなたは、下のような状況なのでは?

  • 大阪府の概要を知りたい
  • 大阪に移住するならどこがいいか知りたい
  • 大阪府の移住支援について知りたい
  • 漠然と移住や多拠点生活に興味があるけど、具体的には特に決めていない

実際に住むところを探すとなると生活環境や家賃の相場など、調べておくべき情報はたくさんありますよね。しかし、生活に関する情報が全然まとめられていない!そう思った方も多いはず

このサイトは、全国約1,700自治体の移住支援制度をすべて知り尽くし、自身も移住・多拠点生活を実践しているメンバーで監修しています。

この記事を読むことで、大阪府の暮らしやすさや、おすすめの地域・エリア、移住に関する支援制度、デメリットについて学ぶことができます

また、ざっくり全国の人気の移住先を知りたいという方は下記の記事も参考にしてみてください!

 大阪府の暮らしやすさとは?

大阪府は「天下の台所」と呼ばれ、日本の歴史において重要な役割を担ってきました。豊臣秀吉が築いた大阪城は、現在も府の象徴的な存在です。

大阪府の住みやすさについて一緒に見ていきましょう!

<全国版>都道府県別ランキング情報
※全国累計646,245名対象の大規模調査、スーパーの数や物価、家賃など計56項目のデータより集計

  • 【総合的な住みここち】6位
  • 【生活利便性 部門】:4位
  • 【交通利便性 部門】:2位
  • 【行政サービス 部門】5位
  • 【静かさ・治安 部門】:平均以下
  • 【親しみやすさ 部門】:5位
  • 【物価・家賃 部門】:23位
  • 【自然・観光 部門】:平均以下
  • 【防災 部門】:平均以下

※出典:街の住みここち&住みたい街ランキング2022|調査企画・設問設計・集計分析:大東建託株式会社 賃貸未来研究所

記事の後半には、おすすめの引っ越し・移住先を紹介しています。これから引っ越しを検討している人に役立つ情報をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

【総合的な住みここち】:6位

淀川

大阪府の人口推移は?微減傾向も5年単位では横ばい。

あらゆる指標をもとにした、住み心地ランキング総合では47都道府県中6位という結果

実際に人口推移はどうなのでしょうか。大阪府の平成22年の人口は886.5万人でしたが令和2年には883.8万人に減少しています。過去5年間の人口増加率は0.0%横ばいというデータでした。

【生活利便性 部門】:4位

鶴橋駅前

通勤ラッシュの混雑率が低く、買い物も不自由無し!

大阪府の中心地はざっくりエリアごとの特色が異なります。「キタ」は梅田を中心に北新地、堂島、中之島、西天満周辺、「ミナミ」は道頓堀、心斎橋、南は難波駅周辺、東は黒門市場がある日本橋、西は古着屋やカフェが集まる堀江周辺です。

電車やバスといった公共交通機関が発達しているので、大阪府内であれば約1時間で市街地へ出ることができます。

多くの人が行き交う大阪ですが、通勤ラッシュの電車の混雑は、関東と比べても混雑率が低いことも住みやすさの1つです。関西圏には大阪以外に京都や神戸といった主要都市があり、人の流れが分散するためです。

【静かさ・治安 部門】:平均以下

大阪府のまちの治安は全国平均と比べると△

静かさ・治安においては、全国都道府県の平均以下という結果に・・。

治安については「政府統計の総合窓口e-Stat」によるデータをもとに集計・分析した結果、治安の総合ランキングは全国ワースト1位でした。

「犯罪数/地区面積」と「犯罪数/人口」が他の都道府県より高いという結果です。ちなみにワースト1位は大阪府、次いで東京都、埼玉県と人口の多い都府県が並びます。

ただし、日本はどの国よりも治安が良いことで有名なので、心配しすぎるとどの地域にも住めません。

【物価・家賃 部門】:23位

大阪府の物価・家賃は全国平均並み

結論、大阪府の物価・家賃は全国平均並みです。

家賃に関しては全国47都道府県家賃相場ランキングによると大阪府は3番目に家賃が高く相場は9.66万円です。※1LDK相当の間取りの家賃相場を算出

ちなみに、家賃が高いトップ5都道府県は下記の通り。
1位 東京都 (19.12万円)
2位 神奈川県(10.94万円)
3位 大阪府 (9.66万円)
4位 兵庫県 (9.11万円)
5位 京都府 (8.84万円)

逆に家賃が安いトップ5都道府県はこんな感じ。
1位 愛媛県 (4.48万円)
2位 宮崎県 (4.90万円)
3位 岐阜県 (4.92万円)
4位 鳥取県 (5.01万円)
5位 徳島県 (5.08万円)
   岡山県 (5.08万円)

大阪府の特徴

まずは大阪府の概要について簡潔に説明しておきます。大阪府は西日本を代表する大都市の1つです。

江戸時代に西廻りの航路が整備されて全国から米や特産品などが集まり、取引の中心地として栄えました。そのため「天下の台所」と呼ばれたのです。

その影響から豊かな食文化が発達し、たこ焼きやお好み焼きなどの「粉モノ文化」のようなご当地グルメが根付いています。

モノづくりの面でも突出しており、優れた技術を持つ中小企業に恵まれています。

さらに観光スポットが点在しており、見どころには事欠きません。

 大阪府の地域区分

大阪府内には9つのエリアがあります。なかでも政令指定都市である大阪市と堺市の存在感が大きく、特に目立つ場所でしょう。

 大阪市エリア

大阪市をさらに細分化すると、24区に分けられます。

※地図上のオレンジ色の部分

【市内の区域一覧】

北区、都島区、福島区、此花区、中央区、西区、北区、港区、大正区、天王寺区、浪速区、西淀川区、淀川区、東淀川区、東成区、生野区、旭区、城東区、鶴見区、阿倍野区、住之江区、住吉区、東住吉区、平野区、西成区

 堺市エリア

堺市は7つのエリアから構成されています。千利休の出身地として有名ですね。

※地図上で青く塗られている部分

【市内の区域一覧】

堺区、中区、東区、西区、南区、北区、美原区

 豊能エリア

豊能エリアには能勢町、豊能町、池田市、箕面市、豊中市の3市2町があります。

大阪府の北側に位置している一帯ですね。

 三島エリア

三島エリアは茨木市、高槻市、島本町、吹田市、摂津市の4市1町で構成されています。

いわゆる北摂地域に含まれ、高級感が漂う場所ですね。

 北河内エリア

北河内エリアに属するのは枚方市、交野市、寝屋川市、守口市、門真市、四條畷市、大東市

の7市です。

枚方市には「ひらパー」の愛称で親しまれるひらかたパークがあります。

 中川内エリア

中河内エリアに含まれる3市は東大阪市、八尾市、柏原市です。

東大阪市はラグビーの聖地であり、花園ラグビー場はファンが集う場所となっています。

 和泉北エリア

和泉北エリアは、和泉市、高石市、泉大津市、忠岡町の3市1町で構成されている地域です。

和泉市にはひと昔前の街並みが残っており、一部が高級住宅街になっています。

 泉南エリア

泉南エリアには岸和田市、貝塚市、熊取町、泉佐野市、田尻町、泉南市、阪南市、岬町の5市3町があります。

岸和田市は「だんじり祭り」の開催地として知られています。

 南河内エリア

南河内エリアに含まれるのは、松原市、羽曳野市、藤井寺市、太子町、河南町、千坂赤坂村、富田林市、大阪狭山市、河内長野市の6市2町1村。

奈良県と接しており、府内の南側にあたります。

 大阪府のおすすめ移住スポット

ここでは大阪府で人気のある移住候補地の一部を紹介しましょう。引っ越しを考えている人は、参考にしてみてくださいね。

  大阪府のおすすめ移住先① 大阪市

大阪市市街地

大阪市はスーパーや娯楽施設などが豊富です。交通アクセスも良く、利便性を重視するならおすすめの場所ですね。

大阪市と一口にいっても広いため、地域を選ぶのに苦労するかもしれません。居住場所に求める条件は人それぞれですので、ご希望に合わせて検討してください。

子育て世帯であれば、治安の良さも考慮すべきでしょう。

 大阪府のおすすめ移住先② 高槻市

子育てしやすい場所を探しているなら、高槻市はいかがでしょうか。産前産後のサポートが手厚く、ファミリー層に支持されています。

大阪駅・京都駅から近く、市外に出やすいのもメリット。通勤や通学の都合を第一に考えるなら検討する価値があります。

 大阪府のおすすめ移住先③ 吹田市

再開発が進んでいるまちで、ファミリーや1人暮らしの女性が住みやすい環境が整っています。仕事もプライベートも楽しみたい人に向いているでしょう。

1970年に大阪万博の開催地となり、跡地は記念公園として残されました。岡本太郎の手による「太陽の塔」が展示されていて、市民の憩いの場になっています。

近畿エリアのおすすめの市町村についてランキング形式で解説している記事も参考にしてみてください!

【近畿エリア版】

【全国版】

 大阪府の移住支援制度

大阪府はもともと人口が多い大都市ゆえ、積極的に移住者を誘致していません。

とはいえ、なかには県外からの転居者を歓迎する自治体もあります。ここでは豊中市、貝塚市、河内長野市に焦点を当ててみました。

 豊中市

豊中市三世代同居

市外から市内に住所を移し、親世帯と同居または近居するために住宅を取得した子育て世帯が対象です。入居してから1年以内に申請する必要がありますので、ご注意ください。

詳細は市のホームページからご覧いただけます。

【補助金額】

  • 1戸につき25万円を上限とする

※市外から取得した住宅へ直接入居した場合に限る

 貝塚市

貝塚市若年世帯住宅取得補助事業

貝塚市内で住宅を取得する際にかかった費用(購入費用や登記費用などの合計)の一部を補助する制度です。

種類ごとに要件がありますので、市のホームページから確認してください。

  1. 市外転入型(補助の上限は10万円)
  2. 市内転居型(同上)
  3. 空き家バンク型(補助の上限は50万円、耐震改修費用30万円を含む)

※1と2は併用できません。1と3、2と3については同時に申請可能です。

 河内長野市

テレワーク移住支援補助制度

テレワークを目的として河内長野市へ移住してきた世帯に対し、引っ越しに必要な費用の一部を補助する制度。

予算が上限に達したら締め切りますので、早めに申請してください。

【世帯要件】

  • 令和4年3月1日以降に市内へ転入した世帯
  • 市内でテレワークを実施する世帯
  • 河内長野市の移住・定住促進施策の推進に協力する意思がある世帯

【補助金額】

1世帯につき10万円

 大阪府の就職支援

最後に、大阪府で利用できる就職支援施設を紹介します。転職サイトや転職エージェントなども併用して、仕事探しに役立ててください。

 OSAKAしごとフィールド

大阪で就職したい全ての人をサポートする総合就業支援の拠点です。気軽な相談から本格的な支援まで、ニーズに合わせたサービスを提供しています。就職活動を開始する際に登録しておくといいでしょう。

 にであう

「OSAKAしごとフィールド」と連携している施設です。緊急雇用対策の一環として、大阪府が設置しました。移住者向けのサイトではありませんが、参考までにアクセスしてみてはいかがでしょうか。

 ハローワーク

大阪府内の各拠点に置かれています。土日祝日でも開庁しているところがありますので、相談したい人は調べてみてください。

移住計画を立てる際の注意点

チェクポイント

移住をして後悔しないために。ここからは、移住で失敗しないための注意点を解説します。事前に移住前に考えておくことで、それぞれの注意ポイントをクリアして移住を進めて下さい。

こちらの記事では、ご自身の移住が「失敗だった!」と語る方のリアルなインタビューの内容を掲載していますので参考までにどうぞ!

家族にきちんと相談し勝手に決めない

家族に良く相談せずに移住という重要な決定をしてしまうと、移住後にお互い不満がたまってしまいます。きちんと、お互いに理解と納得をしたうえで、移住を決めましょう。

パートナーも、ご自身で決めた実感があれば不便や不満なことがあっても乗り切れるでしょう。

仕事を見つけて移住すると失敗が少ない

移住にお金の問題はつきもの。

移住前に、仕事を見つけておくと大変安心して移住を決断できます。

理想は、リモートで業務ができる職種や会社の雇用が決まること。安定した給与や保障などもあるので、リスクを最小限に抑えることができます。

地方には都会と比べて企業も少ないので、求人もぐっと少なくなります。その場合は、起業やご自身で生計を立てる手段を考え無ければならず、その土地の暮らしを楽しむことができないかも・・・。

しかし、田舎には田舎特有の、1次産業(農業・林業・漁業)などで働く選択肢があります。人手が足りていない田舎では、歓迎されるとともに、経験としては面白いかもしれません。

光熱費が地方によっては倍以上になることも

特に、ガス代が地方によっては大きな差があります。理由は、インフラ面で都市ガスが普及しておらずプロパンガスを利用するケースが多い地域があるから。また、雪国で都市ガスが普及していない場合は、倍以上の費用がガス代だけでかかってくることもあります。

地域選び・物件選びの際は特に注意が必要です。

お試し暮らし体験をしておく

田辺市田舎エリア

そのまちで暮らすことを決めるうえで、お試しで移住体験をしておくことをおすすめします。その街のイメージや理想、世に出ている情報だけではなくて、自分の足で確かめて感じたことがすべてです。

できれば、1ヵ月滞在すること、そして、夏と冬と2つの季節を体験しておくと失敗が少ないです。

例えば、夏は海沿いで趣味ややりたいことができるけど、冬は寒すぎて風も強いし、車もサビるし、洗濯物も潮風で干せない!そして、冬は暇!

といったことや、

想像以上に雪が降って、寒すぎで暖房も全然効かない!雪かきしなければ、車でどこにもいけない!

みたいなことが起こる確率をぐっと減らせますよ。

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 豊かな文化と歴史を持つ大阪に暮らす

大阪府は古くから歴史の表舞台に登場し、今もなお全国有数の規模を誇る大都市であり続けています。府は積極的に移住を推進していないものの、市町村に目を向ければ様々な支援制度が存在しているのです。

この記事で紹介した自治体以外にも、魅力的な場所はたくさんあります。ご興味があれば。調べてみてはいかがでしょうか。

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