岐阜県へ移住したい方へおすすめの地域6選と支援制度を解説

岐阜県へ移住したい!でも、実際に住むところを探すとなると生活環境や家賃の相場、仕事事情など、調べておくべき情報はたくさんありますよね。
岐阜県は都市圏から移住すると最大100万円を支援する移住支援金制度を設けていたりと、特に移住者を積極的に受け入れている県です!
この記事では、岐阜県の特徴や暮らしやすさおすすめの移住先6選、移住支援制度について説明していくので、移住を検討している方はぜひチェックしてみてくださいね。
岐阜県のおすすめ移住先6選
ここからは、岐阜県のおすすめ移住先6選を紹介します。支援制度についても触れていますが、特に補助額が大きいものや、自治体独自のものを抜粋して記載しています。また、対象者などの条件について詳細は自治体のHPでご確認ください!
1人暮らしにもおすすめ!利便性の高いまち
岐阜県のおすすめ移住先① 岐南町

岐南町は、県庁所在地の岐阜市のお隣にあり約2.5万人が暮らしています。岐阜市と名古屋市のベッドタウンとして比較的小さな町ですが利便性が高く県内で1番人口増加率も高い人気の移住先です。
生活環境は、駅周辺を中心にスーパー、病院、学校など全ての主要施設がまとまっており快適です。しかし、岐阜県は車社会であり車が無ければ郊外に住む際は不便。駅周辺以外であれば、徒歩で行ける範囲内に飲食店はあまりないため車を所有しないのであれば、駅徒歩15分圏内で物件を探すことをおすすめします。
教育環境は、保育園6園、小学校3校、中学校1校、高校1校まであり待機児童はゼロです。
交通利便性は、岐阜市と名古屋の間にあるため車で岐阜市市街地へは車で15分、一宮市市街地へは25分、名古屋は60分ほどで移動できます。町内には岐南駅があり電車も利用できますが、岐阜駅-名古屋駅の快速が停まらないため、普通電車で移動となります。
支援制度
子育てに関して、中学生までのお子さんの医療費、不妊治療費、学校給食費、乳児育児用品費などに補助金がでます。また、第三子以降の保育料は無料となっています。
仕事に関して、空き店舗を賃貸して営業を開始場合、家賃の一部が補助されます。
岐阜県のおすすめ移住先② 大垣市

大垣市は、約16万人が暮らす県内2位の人口で岐阜市と隣接しています。市内には多数の一級河川が流れ、豊富で良質な地下水に恵まれていることから、「水の都」とも呼ばれています。都市機能もありますが郊外へ行くとのどかな田園風景が広がります。
生活環境は、イオンモール大垣をはじめ、大垣駅からのバスも出ているイオンタウン大垣や、電車や車でも仕事帰りに立ち寄りやすいアクアウォーク大垣、映画、ボウリング、ゲームセンター、天然温泉が楽しめる複合アミューズメント施設の大垣コロナワールドなど、ショッピングには困りません。医療面は、岐阜県内最大規模の総合病院である大垣市民病院などがあり安心です。
教育環境は、保育所37か所、幼稚園20園、小学校22校、中学校11校、高校や大学もあり、名古屋などの都市部も通学圏ですので進路の選択肢充実しています。また、待機児童はゼロです。子育て支援センターなどの施設もあり子育ての相談がしやすい環境も整っています。
交通利便性は、名古屋市のベッドタウンという側面もあるため交通の便は良いです。名古屋まで直通30分で、大垣駅が始発なので通勤時間帯でも座席に座れる可能性が高いです。岐阜駅までは電車で10分ほど。車の場合は、岐阜市市街地まで車で30~40分ほどです。
支援制度
子育てに関して、18歳までのお子さんの医療費、不妊治療費、家賃や引っ越し費用の助成をはじめ、出産祝金(第3子以降)の支給、病児保育室といったサポートがあります。
住まいに関して、子育て世帯で住まいを購入する際のローンの利子を最大10万円補助する制度があります。中古住宅のリフォームに関しては最大30万円です。
就農に関して、農業体験や就農時に5年以内で所得が250万円を超えない場合、交付金がでます。
子育て世帯におすすめ!教育環境充実なまち
岐阜県のおすすめ移住先③ 北方町

北方町は、約1.8万人が暮らすコンパクトな住みやすいベッドタウン。町の面積は小さいですが人口密度が高く社会インフラが整備されており子育て世帯が住みやすいです。
生活環境は、スーパーやドラッグストア、医療機関、子どもが遊べる公園などが小さなまちに詰まっています。また、2022年に、イオンタウン岐阜北方がオープンし、多数のテナントやスポーツジムなどがあるほか、お隣の本巣市には大型商業施設「モレラ岐阜」があり休日のお出かけも楽しめます。
教育環境は、保育園が5園あり高校は農林高校があります。待機児童はゼロです。
交通利便性は、岐阜市中心部まで20分、大垣市へ30分、名古屋市まで60分ほどでアクセス可能です。町内に路線バスや国道が走っており、基本的な交通手段は車となります。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費助成、第3子以降の子の学習費などの負担額の一部の助成、妊産婦健康診査費の助成、病児・病後児保育といったサポートがあります。
住まいに関して、新築の住宅を購入した場合、固定資産税が返ってくる制度があります。
移住支援金の対象であるため、条件に合う方(東京圏から移住し就業・起業した方等)は最大100万円の支援を受けることができます。
岐阜県のおすすめ移住先④ 各務原市

各務原市は、約14万人ほどが暮らし、岐阜市・名古屋市のベッドタウンでもあります。市内に市内にはが流れていて公園も多いので、ほどよく自然が感じられます。ただ、航空宇宙自衛隊(航空自衛隊)の基地があり多少飛行機のエンジン音が聞こえます。
生活環境は、イオンモール各務原をはじめ、アピタ各務原店など大型のショッピングセンターがあります。イオンには映画館や三越も入っており、名古屋や岐阜市街地まで移動しなくとも1日楽しめる施設で、休日は多くの家族連れでにぎわいます。日常生活には車があれば不便は無いでしょう。医療面は、東海中央病院やフェニックス総合クリニックといった大型の医療施設もあるので困らないです。訪問看護やリハビリ施設が整った施設もあるので高齢になっても安心です。
教育環境は、保育所11か所、幼稚園11園、認定こども園9園、小学校17校、中学校8校、高等学校4校、大学4校(うち2校は短期大学あり)と充実しています。待機児童数はゼロです。また、各務原市民公園 学びの森はお子さんをのびのび遊ばせることができ、休日は活気があります。
交通利便性は、名鉄各務原線やJR高山線が通っているので、岐阜市や名古屋市にアクセスがしやすいです。また、車での移動も岐阜各務原ICがあるので、岐阜市内へも車で30分以内で行くことできます。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費助成、不妊治療費の助成、助産師がによる訪問型の産後ケアといったサポート体制があります。
就農に関して、新しく農業を始める方に年間150万円を最長2年間交付(就農準備資金)と、年間150万円を限度に最長3年間交付(経営開始資金)される2つの就農支援が利用できます。
どっぷり田舎暮らししたい人におすすめ!自然が豊かなまち
岐阜県のおすすめ移住先⑤ 八百津町

八百津町は、約1万人が暮らし町の面積の80%が山林というとても自然豊かなまちです。自然に囲まれ、水や空気がきれいな場所であるがゆえ、特産品も多い場所として有名です。栗きんとんやせんべい、酢、酒、醤油などの多様な食品会社が集まっています。
生活環境は、町内にはスーパーバローや西友をはじめとする地元のお店が複数あります。大型の商業施設は無いので、ショッピングを楽しみたいときは近隣の市町村まで足を運ぶ必要があります。医療面は、病院・診療所10か所、歯科3院、薬局6か所と、あるものの数は少ないのでかかりつけ医と顔なじみになれるでしょう。
教育環境は、保育所4か所、小学校5校、中学校2校、高校も1校あり町内で進学も可能です。ただし、高校の選択肢は少ないので注意が必要です。また、保育園などへの送り迎えは必要なので、車が無ければ子育ては厳しいでしょう。
交通利便性は、岐阜市や名古屋市などの都市部まで車で1時間前後でもぎりぎり通勤圏内です。町内には八百津駅がありましたが現在利用者の減少に伴い廃駅となっています。不便ではありますが、豊かな自然とともに暮らすことができるロケーションは、代えがたいでしょう。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費や、不妊治療費の助成、育児用品の購入費として最大1万円助成する制度があります。また、就学が経済的に困難な家庭に対しては、学用品費、給食費等の就学上必要な経費の一部の支援があります。満1歳未満の乳児を養育している方に対して、
住まいに関して、新婚世帯には1世帯当たり最大30万円の住居費や引越し費用の一部を補助してくれる制度があります。また、空き家のリフォームに対して最大100万円の補助金が出ます。
仕事も利便性もバランスよく!とかいなかなまち
岐阜県のおすすめ移住先⑥ 岐阜市

岐阜市は、約40万人が暮らす東海地方の中核都市で行政や医療機関や企業の本社、支店が集まります。名古屋市に比べて物価も安いことから、岐阜市に住んで名古屋に通勤・通学する方も多くみられます。
生活環境は、日常生活に必要なお店は一通り揃っており困りません。医療面も病院や診療所など計431施設あり、あらゆる診療科があるので困りません。
教育環境は、保育所62か所、幼稚園42園、小学校47校、中学校27校、大学もあり進学も安心です。また、これだけの人口があるにもかかわらず待機児童数はゼロです。市内には公園も347あるとされており、自然が身近に感じられて子育ても楽しめそうです。
交通利便性は、名古屋駅まで快速で約18分と好立地で市内には12もの駅があります。高速のICも近いため郊外に暮らす方は車での移動が便利です。
支援制度
子育てに関して、中学校卒業までのお子さんの医療費、生後4か月までのお子さんがいるすべてのご家庭に保健師または助産師が家庭訪問してくれるサポートや放課後児童クラブが開設されています。
住まいに関して、子育て世帯の空き家のリフォームに対しては最大40万円の補助金が出ます。
岐阜県の移住支援制度
続いては岐阜県の移住支援について解説しましょう。ここで紹介した制度はほんの一部です。興味のある市町村があれば調べてみてくださいね
県の移住支援
岐阜県への移住を希望する県外在住者に対し、費用を一部補助する制度。
39歳以下の若年世帯や、過疎地域に関心がある人を歓迎しています。
【対象者】
- 令和3年7月8日以降に県外から移住した世帯
- 5年以上定住する意思がある世帯
【金額】
- 単身世帯は30万円
- 2人以上の世帯は50万円
詳細はポータルサイトをご覧ください。
移住計画を立てる際の注意点

移住をして後悔しないために。ここからは、移住で失敗しないための注意点を解説します。事前に移住前に考えておくことで、それぞれの注意ポイントをクリアして移住を進めて下さい。
こちらの記事では、ご自身の移住が「失敗だった!」と語る方のリアルなインタビューの内容を掲載していますので参考までにどうぞ!
家族にきちんと相談し勝手に決めない
家族に良く相談せずに移住という重要な決定をしてしまうと、移住後にお互い不満がたまってしまいます。きちんと、お互いに理解と納得をしたうえで、移住を決めましょう。
パートナーも、ご自身で決めた実感があれば不便や不満なことがあっても乗り切れるでしょう。
仕事を見つけて移住すると失敗が少ない
移住にお金の問題はつきもの。
移住前に、仕事を見つけておくと大変安心して移住を決断できます。
理想は、リモートで業務ができる職種や会社の雇用が決まること。安定した給与や保障などもあるので、リスクを最小限に抑えることができます。
地方には都会と比べて企業も少ないので、求人もぐっと少なくなります。その場合は、起業やご自身で生計を立てる手段を考え無ければならず、その土地の暮らしを楽しむことができないかも・・・。
しかし、田舎には田舎特有の、1次産業(農業・林業・漁業)などで働く選択肢があります。人手が足りていない田舎では、歓迎されるとともに、経験としては面白いかもしれません。
光熱費が地方によっては倍以上になることも
特に、ガス代が地方によっては大きな差があります。理由は、インフラ面で都市ガスが普及しておらずプロパンガスを利用するケースが多い地域があるから。また、雪国で都市ガスが普及していない場合は、倍以上の費用がガス代だけでかかってくることもあります。
地域選び・物件選びの際は特に注意が必要です。
お試し暮らし体験をしておく

そのまちで暮らすことを決めるうえで、お試しで移住体験をしておくことをおすすめします。その街のイメージや理想、世に出ている情報だけではなくて、自分の足で確かめて感じたことがすべてです。
できれば、1ヵ月滞在すること、そして、夏と冬と2つの季節を体験しておくと失敗が少ないです。
例えば、夏は海沿いで趣味ややりたいことができるけど、冬は寒すぎて風も強いし、車もサビるし、洗濯物も潮風で干せない!そして、冬は暇!
といったことや、
想像以上に雪が降って、寒すぎで暖房も全然効かない!雪かきしなければ、車でどこにもいけない!
みたいなことが起こる確率をぐっと減らせますよ。
あなただけの移住ノートを作り不安を減らそう!
このメディアでは、納得の行く移住をサポートするために、移住者の声をヒアリングした結果、移住ノートを作成しました。
読者の考えていることや、不安に思っていることがいったいなんなのかを具体的にしていく「問い」を用意しています。
あなたの気持ちを整理するため、理想のライフスタイルをスムーズに送るためにも「移住ノート」を活用してください。
無料でpdfのダウンロードができるので、印刷して書き込みながら使ってくださいね!

豊かな自然に恵まれた岐阜で理想の暮らしを実現する
空気がきれいで自然豊かな岐阜県ですが、実は東京・名古屋・大阪の3大都市圏へのアクセスが良いのです。日本のほぼ真ん中に位置しているため、関東・関西の両方に行くには便利な場所。
都会と田舎が程よく入り混じった、バラエティーあふれる県です。大都市ほどの利便性はないかもしれませんが、岐阜県でしか味わえない暮らしがあります。
山が好きな人は岐阜県への移住を検討してみてはいかがでしょうか。槍ヶ岳や穂高岳などがそびえ、本格的な登山を楽しめます。気軽にアウトドアを満喫できるのも魅力の1つ。
岐阜県に限ったことではありませんが、運転免許は必須です。日常の買い物や子どもの送迎など、車がないと生活に支障をきたす可能性が高いでしょう。
岐阜県のおすすめ情報
実際に岐阜県へ移住された方のインタビュー記事を読むことで、イメージが鮮明になります。
気になった市町村がある方は、自治体ごとの特徴や支援制度について情報収集をしましょう!
【移住・田舎暮らしに最適な物件をご紹介】
現在も募集中の岐阜県にひっそり佇む物件を紹介している、空き家Naviの運営を開始しました。岐阜県の隠れた物件、お手頃な田舎暮らし向きの物件を多数掲載しているのでご参考までにどうぞ!