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【意外と高い?】別荘(セカンドハウス)の維持/管理費ってどのくらい?固定資産税についても解説!

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【意外と高い?】別荘(セカンドハウス)の維持/管理費ってどのくらい?固定資産税についても解説! | 二拠点生活

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都市部で仕事をするメインの拠点を持ちながら、週末は所有している別荘で過ごされている読者も多いのでは? これまでの二拠点生活(デュアルライフ)のイメージは、富裕層や時間に余裕があるリタイヤ層が別荘を所有して週末を楽しむイメージでした。しかし、近年はコストを抑えて20~30代のビジネスパーソンやファミリーが二拠点生活を楽しみ始めています。

別荘を所有することによる心理的なハードルは「維持費」でしょう。維持費には、毎年の税金や固定費と、使用料などに応じて発生する電気代・ガス代等の変動費があります。本記事では、別荘の維持費と購入時に必要な初期費用について詳しくご紹介します。

別荘の維持費の内訳

コスト

別荘の維持費とは、別荘を所有することによって必要となる費用のこと。維持費の内訳をさっそくみていきましょう。

別荘の税金

別荘を維持するのにかかる税金は、基本的には住居にかかる税金と同じですが、有名な別荘地などでは別荘等所有税や、都市部近郊ならではの都市計画税といった税金も必要になるケースもあるため、購入前に調べておきましょう。

固定資産税・都市計画税

購入したものに対してかかるものなので、土地が借地であれば土地に対する税金はかかりません。ただし建物は所有することになるので固定資産税がかかります。

・金額は課税標準額の1.4%。平均で5~7万円程度です。

固定資産税の額は、所有する別荘の評価額に基づいて算出され、毎年5月頃に市町村から納付書が届きます。税金の計算は市町村が行ってくれるため、納付書に記載された通りに納めれば問題無いでしょう。

都市計画税は、別荘が都市計画区域に該当すれば、最高で0.3%の都市計画税が課税されます。

住民税

住民税には、全員一律の均等割と、所得に応じて計算される所得割の2つがあります。別荘を所有し住民票を異動していない場合も、その地域の公共サービス(道路、街灯、景観の整備など)を受けているとみなされます。

・別荘を所有した場合、年間5,000円から6,000円程度の均等割のみが課税されます。

均等割は市町村によって差がありますので市町村のHPをチェックする必要があります。例えば、軽井沢の均等割は5,500円、那覇市の均等割は5,000円です。

別荘の維持費(税金以外)

別荘を維持するのにかかる税金は、基本的には住居にかかる税金と同じですが、有名な別荘地などでは別荘等所有税や、都市部近郊ならではの都市計画税といった税金も必要になるケースもあるため、購入前に調べておきましょう。

管理費(共益管理費)

管理費は、いわゆるリゾート開発のされた別荘地エリア内にある物件の清掃、メンテナンス、草取り、除雪、凍結防止の水抜き、ゴミ収集などを依頼する際にかかる費用です。土地のみの依頼や建物も含めた依頼などで年間にかかる料金に差があります。

清掃を委託しない場合、管理費はかかりませんが、別荘をいつでも使用できる状態に維持するには定期的な清掃が必要なため、別荘に行く頻度が少なければ委託することをお勧めします。

また、定期的な清掃やメンテナンスをすることで、建物や設備の劣化を防ぎ、長期的な視点で見れば修繕費用の削減につながります。

火災保険料

別荘は山の麓や森の中にあることも多く、山火事や台風、ゲリラ雷雨などに見舞われる可能性もあります。また、普段住んでいないことで空き巣なども心配です。盗難補償などもある火災保険は入っておいた方がよいでしょう。

・補償内容などによって差があるものの1~5万円程度です。

料金は所在地や建物の構造などによって異なります。

水道・光熱費

別荘には、電気・ガス・水道代などの費用が発生しそれぞれ基本料金と使用量に応じた従量課金分があります。別荘をまったく使用しなくとも、大体それぞれの基本料分だけで3,500円程度必要になると思っておくと良いでしょう。

通信費

インターネット利用のため、Wi-Fiなどを設置する際に必要です。

・今では格安のサービスも多いので約4,000円を見ておけば良いでしょう

交通費

・別荘のある土地までは車や公共交通機関で移動することになるでしょう。その際に必要な費用として、ガソリン代や高速道路利用料なども必要になってきます。

別荘の維持費(その他)

その他、物件の契約内容などによって発生してくる維持費を紹介していきます。

修繕積立金

リゾートマンションのようなケースでは、管理費とは別に修繕積立金がかかることがあります。修繕積立金は長期的な修繕計画に基づいて大規模な修繕、または不測な事態などによって生じた大きな被害を修繕するために使われるものです。

管理費や修繕積立金は総戸数、占有面積、共有部分の施設などによって金額が異なります。先にも述べましたが、リゾートマンションの特徴でありメリットとなる温泉付き大浴場やプールなどの維持費、コンシェルジュなどサポートが充実しているほど高額になります。

また、海の近くの別荘だと塩害などで外壁に影響が出たりすることもあります。それらのメンテナンスにもお金がかかります。

温泉基本料・使用料

物件に温泉を引いている物件には、温泉基本料・使用料といった費用が毎月発生するケースが多いです。温泉はその土地の貴重な資源でもあるので、使用するには毎月の利用料金を支払う必要があります。

・温泉基本料で別荘地にもよりますが毎月5,000円程度

・温泉使用料で毎月1,000円程度

​​借地料

土地の利用料として借地料(地代)を地主さんに支払います。金額は土地の広さによって異なることが多いです。リゾートマンションの中にも敷地が借地権で建てられているケースがあり、その場合も土地借地料を支払わなければなりません。

別荘の維持費の参考例(長野県のとある別荘地の場合)

結論、毎年・毎月いくらくらい必要なの?という声にお答えして、一般的ないわゆる別荘地での維持費を一覧にしました。年間と月間のコストの参考になればと思います。

固定資産税 32,200円/年
住民税 5,500円/年
火災保険料 50,000円/年
管理費(土地) 50,160円/年
管理費(建物) 50,160円/年
水道・光熱費 12,000円/月
温泉基本料 3,500円/月
温泉使用料 1,000円/月
※温泉修繕積立金 ※100,000円 /5年毎
毎月の維持費計(※温泉修繕積立金を除く) 32,168円/月
年間の維持費計(※温泉修繕積立金を除く) 386,020円/年

別荘の維持費の平均は約5.4万円/月というデータも

別荘の維持にどのくらいのコストを支払っているかを示すデータが示されており(維持費とは、賃貸の場合、家賃・管理費、所有の場合、ローン返済、建物修繕費、管理費や固定資産税などを含みます)、実施者の平均は約5.4万円/月となっています。また、3万円未満と回答した割合は約5割を占めます。

(出典: 一般社団法人不動産流通経営協会【複数拠点に関する意向調査】」)

別荘の維持費を少しでも抑える方法

チェクポイント

別荘の維持費をたくさん紹介してきたので、「少しでも節約する方法ないのかな?」と思っている方も多いのではないでしょうか。下記のような方法は多くの方がトライしている別荘の所有方法で、経済的にもそこまで多くのコストを掛けられない方も実践しています。

軽減特例を活用する

別荘の節税方法として、軽減特例というものがあります。しかし、軽減特例を適用する条件として、セカンドハウスとして認められる必要があります。

自治体によって要件はやや差がありますが、セカンドハウスの定義は別荘とは別物で、日常生活のための自宅とは離れた場所という意味合いを持つようです。最低でも毎月1日以上居住する条件を満たせればセカンドハウスは居住用財産の対象となり、税制上の軽減措置を受けられます。

小規模住宅用地(200平方メートル以下)の場合、固定資産税の課税標準額が最大1/6減額されます。新築から5年間の住宅は、固定資産税の1/2も減額されるので、購入時に軽減特例を活用できるか確認してみてください!

別荘を法人名義にする

別荘を法人名義にすることで、節税効果が期待できます。こちらは、既に法人を持っている方におすすめです。税理士の方に聞いてみても良いでしょう。法人を持っていない方は、法人化に一定のコストや手続きが必要となるため、その手間や毎年発生するコストも含めて考えるとあまりおすすめではありません。

不在時の別荘を運用に回している割合は46.1%

月額の維持費を抑えるだけでなく、使用していない期間を何かしらの運用に回して別荘の維持費を補填している方も多くいます。運用手法はさまざまですが大きく下記に分けられます。

  • 「共同で使用している」
  • 「友人等に貸し出している」
  • 「地域住民等に貸し出している」
  • 「賃貸物件・レンタルスペースとして貸し出している」
  • 「宿泊施設として運営している」
  • 「上記以外で運用している」

中でも「共同で使用している」と回答した方が最も多く大きなウエイトを占めています。次に割合として大きい運用手法は「賃貸物件・レンタルスペースとして貸し出している」であり、資産運用として捉えている方も多いようです。

(出典: 株式会社リクルート住まいカンパニーデュアルライフ(2拠点生活)に関する意識・実態調査

別荘を貸し出して維持費をまかなう

別荘に滞在しない期間に限って、別荘を貸し出すことで、別荘維持費の負担を軽減することができます。いわゆる民泊サービスのようなものを利用しても良いですし、まるっと管理会社に任せることもできます。

管理会社では、宿泊客の予約対応やトラブル対応、清掃などを代行してくれて、気軽に貸別荘の運用が可能です。

別荘の所有者としては、貸し出した分の収益を得られて建物の劣化も防げるので、可能であれば利用することをおすすめします。

まずは貸し別荘でトライアルステイもおすすめ

別荘維持費には、多くの費用がかかることを、前半で解説しました。後半には、別荘維持費を削減するための税制や運用方法についてお伝えしました。

別荘を所有することは大きな出費にもなりますが、まずはレンタルもおすすめです。必要なときに利用することができ、契約時の面倒な手続きも削減できます。また、自宅とは違う環境でリフレッシュすることができるため、ストレス解消にもなります。

腰を据えてお気に入りの土地に別荘を所有したいという方にはこちらの記事もおすすめです!

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